スギランの情報をいただいたのは昨年であるが、さらにGPSの軌道と画像を送っていただいた。おそらく私も見ている渓谷沿いに生えている大木に着生しているものであろうが、私は全く気付かずに通り過ぎたのだろう。そもそも山梨県レッドデータブックに掲載されているスギラン生育メッシュの外なのでこの山域にスギランが生育しているとは全く思ってもいなかったことがある。それと、近眼と乱視の私には着生植物を探すにはきわめて不利で、自力ではほとんど見つけられないという大きな問題もある。詳細なデータをいただいてはいるものの、単独で探しに行くと見つけられないのではないかという一抹の不安を抱えながら、渓谷を登ってみる。

本日訪れるのは、以前にも訪問したことがある大きな椹の木が生える渓谷である。

寒い日が続いたのでところどころ渓谷は凍っている。

そのためこの渓谷の苔の上に生えるシダはあまり元気が無い。

苔の生した岩の上に生育するフジシダ

ホソバトウゲシバは寒さに全く動じていない。

葉の細いホソバトウゲシバはスギランと見間違えてしまいそうである。

カツラの木

渓谷の主のような大木。これはダケカンバか、トチノキか?

大きな木を覗き込んでみると葉を丸めたオシャクジデンダが着生している。

冬の乾燥から身を守るために葉を丸めたオシャクジデンダ。

情報を元に双眼鏡で覗きながら探すと、スギランを発見。

これだけの大株ならば双眼鏡が無くても近視の私の目で発見出来そうである。200㎜望遠で撮影。

さらにエクステンダーを装着して300~400㎜で撮影。

葉の間にある胞子嚢が成熟して破裂しているようであるが、微妙にフォーカスが合わず風に揺れて詳細は見えない。

角度を変えて撮影するが、逆光になり白っぽい画像になってしまう。
このスギランという着生シダは今まで見て来た個体のほとんどが木の東側ないし北東側に着生している。南側や西側だと日が当たり過ぎて水分が不足してしまうために午前中だけ日が当たる東側を好むのであろう。今回も予想はしていたのだが、やはり東側に着生しており、午後にこのシダを撮影するには陽が入らないので暗くなってしまいなかなか良い画像が撮れない。また季節を改めて、今度は午前中の陽が射し込む時間帯に再写に行きたいと思っている。

本日訪れるのは、以前にも訪問したことがある大きな椹の木が生える渓谷である。

寒い日が続いたのでところどころ渓谷は凍っている。

そのためこの渓谷の苔の上に生えるシダはあまり元気が無い。

苔の生した岩の上に生育するフジシダ

ホソバトウゲシバは寒さに全く動じていない。

葉の細いホソバトウゲシバはスギランと見間違えてしまいそうである。

カツラの木

渓谷の主のような大木。これはダケカンバか、トチノキか?

大きな木を覗き込んでみると葉を丸めたオシャクジデンダが着生している。

冬の乾燥から身を守るために葉を丸めたオシャクジデンダ。

情報を元に双眼鏡で覗きながら探すと、スギランを発見。

これだけの大株ならば双眼鏡が無くても近視の私の目で発見出来そうである。200㎜望遠で撮影。

さらにエクステンダーを装着して300~400㎜で撮影。

葉の間にある胞子嚢が成熟して破裂しているようであるが、微妙にフォーカスが合わず風に揺れて詳細は見えない。

角度を変えて撮影するが、逆光になり白っぽい画像になってしまう。
このスギランという着生シダは今まで見て来た個体のほとんどが木の東側ないし北東側に着生している。南側や西側だと日が当たり過ぎて水分が不足してしまうために午前中だけ日が当たる東側を好むのであろう。今回も予想はしていたのだが、やはり東側に着生しており、午後にこのシダを撮影するには陽が入らないので暗くなってしまいなかなか良い画像が撮れない。また季節を改めて、今度は午前中の陽が射し込む時間帯に再写に行きたいと思っている。