関東地方南西部~近畿地方の太平洋側に分布し、山地の木陰の林床を好んで生育する多年草である。花期は6~7月。葉は互生し柄があり、葉身は卵形~三角状卵形で、長さ2~6㎝、幅1~2.5㎝、先は短く尖り、裏面脈上に軟毛がある。花は上部の葉腋に1~3個の集散花序をつくる。花冠は約1㎝の白花、鐘形で先は5裂し、雄しべと雌しべは花冠から長く突き出る。山梨県では櫛形山近傍、富士山周辺、県南部に生育しているが鹿の食害を受けて個体数は減少している。
2018年山梨県絶滅危惧ⅠB類(EN) 2017年環境省-

シロバナイナモリソウ 平成27年7月 櫛形山で撮影。数年後に再訪してみたが見当たらなくなった。

令和2年7月 櫛形山の別の場所で撮影。

個体数は少なく、残念ながらまだほとんどが蕾だった。
⇒その他の山梨県の絶滅危惧の植物
➡山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~
2018年山梨県絶滅危惧ⅠB類(EN) 2017年環境省-

シロバナイナモリソウ 平成27年7月 櫛形山で撮影。数年後に再訪してみたが見当たらなくなった。

令和2年7月 櫛形山の別の場所で撮影。

個体数は少なく、残念ながらまだほとんどが蕾だった。
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