亜高山帯から高山帯の岩上を好んで生育する多年草である。花期は6~7月。花のつかない茎は短く、葉はロゼット状に付き、線状披針形で両面に星状毛が密生する。花のつく茎は高さ10㎝前後になり、茎葉は卵形でまばらに星状毛が付く。花は白色で10数個が総状に密集して付く。山梨県では南アルプスと八ヶ岳に生育しており、個体数は比較的多い。
2018年山梨県絶滅危惧Ⅱ類(VU) 2017年環境省絶滅危惧Ⅱ類(VU)

クモマナズナ 平成29年7月 八ヶ岳で撮影

同上

同上 岩の上を好んで生育する。

平成2年8月 鳳凰山で撮影。ほとんどが結実している。

同上 根元の花を付けない葉はロゼット状で辺縁に鋸歯がある。