山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

春のパール富士 朝霧高原ふもとっぱら付近 令和3年4月26日

2021年04月27日 | 月富士
 朝から空気が澄んで綺麗な富士山が姿を現していた。午後になってもスッキリとした富士山が見える。本日は月齢14の月が昇って来る日で、ふもとっぱら付近からパール富士の撮影が可能となる。乙女高原まで花の観察に出かけたが観察し終えたのは午後4時。パール富士の時間は6時25分なので間に合いそうである。途中中央道を使いながら急いで朝霧高原に移動し、撮影地周辺まで行ってみると既に大勢のカメラマンがやって来ていて路上には車がずらりと並んでいる。しかし悪いことに、朝霧高原から見る富士山は雲に巻かれてほとんど姿が見えなかった。とりあえずは車の中で待機していると、6時を過ぎた頃から富士山の周辺だけ雲が晴れてきて山頂が見えるようになってきた。後ろ側の毛無山山塊には暗い雲がどんよりとかかっている。三脚とカメラを構えて時を待つがさて、どうなるのだろうか?


    一時は全く姿が見えなかった富士山だが、6時を過ぎた頃から姿を現した。


    少し焼けたが、西側の雲に阻まれて激焼けにはならず。


    こちらが300㎜望遠。焼けているが月の出の頃には色が消えてしまった。


    月が現れた。













 天候が良かったので夕焼けのパール紅富士を期待していたのだが、夕方になって雲が増えてしまい焼けなかったのは残念である。しかし、春霞が増えてなかなかスッキリとした富士山が見えにくいこの季節でこれだけのパール富士が見られれば上出来である。それなりに満足して撤退する。


    大勢のカメラマンがやって来ていた。

 来月5月26日(水)の満月はいよいよ皆既月食の月が昇って来る。しかもスーパームーンである。おおよその撮影場所は決めているが天候によっては距離を離したほうが良いのかも知れず、何ヶ所か候補を考えておかなければならない。晴れてくれることを期待したい。

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スミレと湿原のスゲを巡る 令和3年4月26日

2021年04月27日 | 花・花・花
 山梨県県営林道の大部分が本日から冬季閉鎖解除となる。例年ならば今ごろ甲府市北部の標高の高い林道周辺に咲くヒナスミレや交雑スミレは見ごろを迎えているはずなのだが、花期が早い今年はもう満開を過ぎているかも知れない。午後からさっそく訪問してみると、途中で花仲間の車とすれ違い、一緒に行くこととなった。


    1ヶ所目の交雑のスミレはもう終わっていた。


    こんな大きな株もあったのだが、花が咲いた様子が無い。


    これは葉の切れ込みが深く、まだ花が咲いたのを見たことが無い交雑スミレ。おそらく、キクバヒナスミレと思われる。


    もう1ヶ所の交雑スミレはまだ咲き残ってはいるものの、少し遅かった。


    今年は個体数が少ないうえに花の付きも悪い。こんな年もあるさ。

 時間はまだ早いので、乙女高原まで足をのばしてみる。湿地の中に生えているスゲの仲間がひょっとしたら穂を出しているかも知れない。


    山梨市指定天然記念物になっている乙女高原尾ヤチボウズ。


    まだ穂は出ていないと思ったのだが・・・。


    日当たりの良い場所では穂を出して花を咲かせていた。


    これはタニガワスゲというスゲらしい。


    別の湿地の中にあるヤチボウズ。枯れた葉の幅が広く別物であろう。まだ穂が出ておらず何だか分からない。


    こちらにもタニガワスゲがあった。


    ミヤマスミレは咲き始めたばかり。


    交雑のスミレもあるはずだが見つからず。踏み荒らすのは避けたいので無理に探さずに撤退する。

 花仲間に案内していただいたおかげで乙女高原のスゲのある場所はおおよそ把握できたが、穂が出たとしても見分けがつけられるほどの実力はまだ持ち合わせていない。高原の春はまだ早く、スミレが咲きスゲが穂を伸ばすのはまだ2~4週間早そうである。知識を付けて再訪してみたいと思う。

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