goo blog サービス終了のお知らせ 

山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

美ヶ森界隈を散策 令和3年4月6日

2021年04月10日 | 山に咲く花
 美ヶ森近傍で以前に別の花を撮影した画像の中にあまり見かけないハリスゲの仲間が写り込んでいた。撮影したのは6月で既に果胞になっていたが、そろそろ小穂が出ているかも知れない。ついでに羽衣池から美ヶ森あたりをぐるりと散策してみた。


    たぶんこの小さいのがそうだと思うが、残念ながらまだ穂は出ていなかった。


    沢沿いを歩いてみる。


    ヤチボウズになっている。どんなスゲなのかはまだ若葉が出始めたばかりで分からない。


    こっちも不明。


    サクラソウか?それにしては葉の切れ込みが深い。


    林道に登り上げる。八ヶ岳の眺望。


    林道脇に咲いていたスゲ


    ヒメカンスゲではないかと思うが、少し違う気もする。


    岩壁に付いていたクモイコザクラは蕾を膨らませ始めていた。


    この場所のクモイコザクラの葉は毛が少なくてクモイコザクラらしいが、葉の切れ込みは決して深くは無い。


    羽衣池。まだ草は茂っていない。


    ミズバショウが咲いていた。


    ミズバショウが咲く湿地に立ち寄る。


    5分咲きといったところだろうか。


    美ヶ森から見る茅ヶ岳と富士山

 まだヤマツツジもレンゲツツジも咲き出しておらず、平日ということもあって散策している人は少なかった。山の春はまだ早く、あまり目ぼしいものには出会えなかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

発見!リュウキンカ 北杜市八ケ岳山麓 令和3年4月6日

2021年04月10日 | 山に咲く花
 北杜市のどこかにリュウキンカがあるらしいのだが、場所は全く分からなかった。ネットで調べてみると小淵沢のペンションの庭園にあることが分かったが、移植したものかも知れない。別の記事を見ている時に偶然に情報を得ることが出来たので下調べのつもりで出かけてみると、幸運にも咲き始めたリュウキンカに出会うことが出来た。


    沢の上流から下流に向かって探索して行くと、湿地帯に出た。


    黄色い花が咲いている。まさか・・・近付いてみると探していたリュウキンカだった。


    まだ咲き始めたばかりである。


    清流沿いに咲くリュウキンカ


    美しい姿を見ることが出来た。


    小型のスゲ


    茶色い鱗片だがヒカゲスゲとは違う。結実してからでないと正体は分からない。

 下見のつもりで出かけて見つかったのはきわめて偶然である。満開の頃に再訪してみたいと思っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湯村山保護ネット修復 令和3年4月5日

2021年04月10日 | 番外編
 そろそろ湯村山のキンランが芽吹いている頃だと思う。現在2ヶ所設置しているキンラン保護ネットは大丈夫だろうか?見回りと修復に行ってみる。


    思っていたよりもしっかりと立っていた1ヶ所目の保護柵


    笹が茂ってきてキンランは生えていないように見えるが・・・


    まだ出始めたばかりのキンランの芽が出ていた。


    もう1本は2つに分かれていて、今年は2本出てくれた。


    1株だけシュンランも咲いてくれた。


    笹を刈り取り、傾いたポールを立て直して修復終了。


    もう1ヶ所は林の中で倒木や枝が落ちてきてどうしても損傷が酷くなってしまう。


    笹は出ていないが草やツル性植物が出ている。キンランは見当たらず、踏んでしまうとまずいので柵の中はいじらず、保護柵だけ修復した。

 2ヶ所目の保護柵は修復後の写真を撮り忘れた。キンランを囲ったのは良いとして、個体数が増えてくる様子は全く伺えない。しかし、昨年までは1本だった茎が2本出てくれたことは進歩なのかも知れない。花が咲くのは2~3週間先になるだろうが、その頃にまた見に来てみたいと思う。


    アオダモが彩る斜面


    アオダモの花


    この界隈では結構目にするが未だ正体が分からないスゲ。


    クサスゲに似ているが雄小穂が棍棒状に太くならない。雌雄小穂は先端に寄って付く。長い苞葉と長めの鱗片がある。これはノゲヌカスゲではないかと思う。


    ヒカゲスゲ


    果胞に白いものが付いていて穴が開いている。これは寄生する虫の巣らしい。


    新緑のベニシダ。桜の花びらを纏ってすがすがしい。


    湯村山山頂。天気がいまひとつで富士山は見えず、小雨が降った。

 さて、今年のキンランはきっちりと咲いてくれるかどうか?期待と不安が入り混じる。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年はあまり咲いていないゲンジスミレ 令和3年4月4日

2021年04月10日 | 里に咲く花
 午後から雨の予報だったが午後2時を過ぎても時々小雨が舞う程度で意外と持っている。ならばそろそろ見ごろを迎えている頃であろうゲンジスミレを見に行ってみよう。


    いつもなら簡単に見つかるゲンジスミレが今年はなかなか見つからない。


    葉は見かけるが花が付いていないものばかり。


    どうやら今年は外れ年のようである。


    見かけるのはほとんどが1輪咲き。


    例年ならば5輪以上咲いている株もあるが、今年は見かけない。冬期の降水量が少なかったためだろうか?


    イブキスミレはまだ咲き始めたばかり。


    色の濃いアカネスミレ


    マルバスミレ

 さらに場所を移動して別のスミレを見に行ってみる。


    今年も咲いてくれたこの希少な白いスミレ


    コボトケスミレ


    白と紫のコラボ


    アルビノの花は弱くて消滅してしまうことが多いのだが、この場所は比較的安定して咲いてくれている。

 コボトケスミレは今年も咲いてくれていて、昨年よりも少し花数が多いように見える。しかし、最初に発見された2年前に比べると個体数も生育範囲も少なくなっているように見えなくもない。今後も経過を追って観察して行きたいと思う。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする