山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

観音峠周辺を散策  令和4年4月30日

2022年05月03日 | 山に咲く花
 雨が上がって折角の好天だというのに午後から仕事があるため、散策できるのは12時までである。もうスミレは終わってしまっているかも知れないが、観音峠の周辺を散策してみることにする。


    オクタマスミレはやはりもう終わっていた。ヒナスミレの花も終わっているようで見かけない。


    こちらの大株は花が咲かなかったようである。


    しかし、根元には閉鎖花がたくさん付いていた。


    アケボノスミレはほぼ見頃。


    ヒゴスミレ咲いていた。


    その近くにはオクタマスミレよりもさらに葉の切れ込みが深いスミレが生えていた。たぶんスルガキクバスミレだろう。


    花が咲いた様子は無いが、根元には閉鎖花が付いていた。


    花弁の先端がへこんでいるワダソウ


    こちらはヒゲネワチガイソウ


    もうすぐ咲きそうなツバメオモト


    ミツバツツジと富士山


    新緑の太刀岡山と富士山


    ハウチワカエデの若葉と赤い花


    鮮やかな赤い色をしているハウチワカエデの花


    この木は何の木だろう? 昨年の実が残っている。


    樹皮はデコボコしていて一部が剥げ落ちている感じ。


    葉には明瞭な溝が入っている。これはジゾウカンバではないかと思う。


    以外に近場にあったこのヤナギの仲間


    シライヤナギ。生育場所が限られている少し珍しいヤナギである。


    花が咲いていてちょうど見頃である。


    シライヤナギの雄花


    こちらが雌花。雌雄異株である。


    危ない崖っぷちを好んで生えている。

 今回の散策のいちばんの目的はシライヤナギだった。金ヶ岳まで行けば見られるのは分かっていたが、花仲間がこのルートでこの貴重なヤナギの生育場所を調べてきてくれた。おかげで上まで登らずにこの木に出会うことが出来たのである。情報を提供してくれた花仲間に感謝である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美ヶ森周辺を散策(樹木類)  令和4年4月28日

2022年05月03日 | 樹木類
 美ヶ森周辺の散策に出かけたのは花だけではなく、見たかった樹木もあった。しかしまだ葉が展開していなかったり花が咲いていなかったりと、訪問時期が早過ぎたようで分からないものが多かった。


    見たかったもののひとつがエゾノコリンゴの花だったがまだ花は咲いていなかった。たぶんこれは良く似たズミのほうだと思う。


    同じ木。昨年の残りの丸い種が残っている。


    蕾がたくさん付いている。ズミの葉は若葉が折れ曲がって出てくるのに対してエゾノコリンゴは丸まって出てくるらしい。


    たぶんこっちが探しているエゾノコリンゴではないか思う。


    小さな蕾が多数付いている。若葉の辺縁が丸まって出てきている。あと2週間もすれば咲いているだろうから、花を確認してみないと分からない。


    これはバッコヤナギと思われる。


    バッコヤナギの雄花


    探していたのはカラコギカエデというカエデの仲間。この辺りにあると思うのだがまだ葉が展開しておらず不明。


    「鹿の子木」がなまって「カラコギ」になったと言われており、樹皮が剥げ落ちた後の模様が鹿の肌に似ているらしい。こんな感じではないだろうか?


    鹿の食害から守るために保護シートが巻かれている。


    この樹木はシラビソであろう。


    シラビソの葉。平べったく葉が出ているように見える。花芽はまだ見えないが、上部の枝にしか付かないらしい。


    落下している枝を見てみる。葉枕が付いており、葉は斜上して付く。


    花仲間に在り処を教えていただいて初めて見ることが出来たこの樹。


    ヤツガタケトウヒ。もっと枝先が垂れ下がるのかと思っていたがそうでもなかった。


    樹皮は灰白色で鱗片状に剥がれ落ちる。


    落下していた枝。ほぼ垂直に葉を出し、葉は硬い。枝の幹は魚のうろこ状。


    松ぼっくり(球果)は細長い。下向きに付くはずだが、その様子は観察できなかった。

 今までにも見ているはずであるが、エゾノコリンゴは全く目にかけていなかった。ズミとの区別が難しいらしく、今年は是非とも咲いている花を観察してみたいと思っている。もうひとつ、アオナシの木もまだ見たことが無く、見てみたいと思っている。やっと会えたヤツガタケトウヒだが、まだしっかりと判別できずしっくりとはしていない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする