カヤツリグサ科とイネ科の植物は同定するのが非常に難しく、図鑑と見比べるだけでは分からないものが多数ある。特にイネ科の植物は分解してみないと分からないものがあり私のレベルで見分けるには困難なものが多数ある。現在勉強中の植物であり同定にも自信が無く、誤った記述が多数あるであろうがお許しいただきたいと思う。

北岳で最も普通に見かけるカヤツリグサ科の植物、イワスゲ。

雌小穂が全体的に細長く、鱗片は細めで芒がほとんど伸びない。

こちらも普通に見かけるスゲ、ミヤマアシボソスゲ。

先端部の雄小穂とその下の雌小穂がはっきり分かれる。雌小穂は全体的に丸っこく、雌鱗片にはやや長い芒が付いている。

似ているが先端部の小穂が違うこのスゲはタカネナルコと思われる。

先端部の小穂は先が雄で下が雌の雄雌小穂の形をしている。その下に付く雌小穂の鱗片は細めで芒が付いている。

おそらくこれもタカネナルコ。岩場の隙間を好んで生育しているようである。

初めて見る別のスゲに遭遇した。小穂がやや大き目で太めである。

頂小穂はおそらく雌雄性であろう。側小穂は雌性で鱗片が黒っぽくて幅が広く、芒が無い。おそらくこれは探していたクロボスゲであろう。

それなりに大きな個体があったが、逆光で撮影はいまいちだった。

これはヒゲハリスゲであろう。八ヶ岳ではあまり見かけなかったが北岳ではこれでもかというくらいにたくさん生育していた。

ショウジョウスゲか、それともオノエスゲか? 区別が難しいスゲ。

雌小穂の鱗片を見てみると果胞と同じかやや長い。鱗片の辺縁は薄くなって白っぽくなっているように見える。これはオノエスゲであろう。

富士山を望む好位置に生えていたこれもオノエスゲと思われるが、小穂の観察が不十分だった。

良く見かけるミヤマアワガエリ。

会いたかったこのイグサ科の草、クモマスズメノヒエ。

岩の隙間にも生えるが、草地にも普通に生えていた。

穂の先端部が垂れ下がるのが特徴である。しかし、果胞になる前の花の段階では垂れ下がらないようである。

ガレ地に生えていたミヤマコウボウ。草地にも多く生えており、北岳では普通に見かけられる。

これはリシリカニツリであろう。

茎には軟毛がたくさん生えている。

イチゴツナギの仲間のようである。

おそらくミヤマイチゴツナギと思われるが、キタダケイチゴツナギとの区別が良く分からない。
他にもいろいろ見てきたのだが、この日の行程が長いうえに荷物が重く、しゃがみ込むと立ち上がるのが容易ではなく十分な撮影が出来なかったのがちょっと残念である。高山帯のイネ科植物は区別するのに良い図鑑を持ち合わせておらず、間違っているものが多々あるであろうがお許しいただきたい。

北岳で最も普通に見かけるカヤツリグサ科の植物、イワスゲ。

雌小穂が全体的に細長く、鱗片は細めで芒がほとんど伸びない。

こちらも普通に見かけるスゲ、ミヤマアシボソスゲ。

先端部の雄小穂とその下の雌小穂がはっきり分かれる。雌小穂は全体的に丸っこく、雌鱗片にはやや長い芒が付いている。

似ているが先端部の小穂が違うこのスゲはタカネナルコと思われる。

先端部の小穂は先が雄で下が雌の雄雌小穂の形をしている。その下に付く雌小穂の鱗片は細めで芒が付いている。

おそらくこれもタカネナルコ。岩場の隙間を好んで生育しているようである。

初めて見る別のスゲに遭遇した。小穂がやや大き目で太めである。

頂小穂はおそらく雌雄性であろう。側小穂は雌性で鱗片が黒っぽくて幅が広く、芒が無い。おそらくこれは探していたクロボスゲであろう。

それなりに大きな個体があったが、逆光で撮影はいまいちだった。

これはヒゲハリスゲであろう。八ヶ岳ではあまり見かけなかったが北岳ではこれでもかというくらいにたくさん生育していた。

ショウジョウスゲか、それともオノエスゲか? 区別が難しいスゲ。

雌小穂の鱗片を見てみると果胞と同じかやや長い。鱗片の辺縁は薄くなって白っぽくなっているように見える。これはオノエスゲであろう。

富士山を望む好位置に生えていたこれもオノエスゲと思われるが、小穂の観察が不十分だった。

良く見かけるミヤマアワガエリ。

会いたかったこのイグサ科の草、クモマスズメノヒエ。

岩の隙間にも生えるが、草地にも普通に生えていた。

穂の先端部が垂れ下がるのが特徴である。しかし、果胞になる前の花の段階では垂れ下がらないようである。

ガレ地に生えていたミヤマコウボウ。草地にも多く生えており、北岳では普通に見かけられる。

これはリシリカニツリであろう。

茎には軟毛がたくさん生えている。

イチゴツナギの仲間のようである。

おそらくミヤマイチゴツナギと思われるが、キタダケイチゴツナギとの区別が良く分からない。
他にもいろいろ見てきたのだが、この日の行程が長いうえに荷物が重く、しゃがみ込むと立ち上がるのが容易ではなく十分な撮影が出来なかったのがちょっと残念である。高山帯のイネ科植物は区別するのに良い図鑑を持ち合わせておらず、間違っているものが多々あるであろうがお許しいただきたい。