山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ホザキヤドリギの花は終わっていた 三分一湧水  令和4年6月27日

2022年07月02日 | 山に咲く花
 咲いている花が撮影できる場所を探していて、ようやく見つけた北杜市の三分一湧水公園内のハンノキに寄生したホザキヤドリギである。そろそろ満開になっている頃だろうと思って訪問してみた。


    ホザキヤドリギが寄生しているハンノキ。木の葉が茂ると見えなくなってしまうことが多い寄生植物だが、この場所は良く見える。


    青々と葉が茂ったホザキヤドリギ。ハンノキの葉とは明らかに違う。


    花は咲いているだろうか?花穂らしきものはたくさん見えるが・・・


    望遠レンズに変えて見てみると、残念、花は既に散ってしまっているようだ。


    別株を見てみる。


    やはり花は散ってしまっている。思っていたよりも花は早く咲くようだ。6月初旬か中旬ごろであろう。来年に期待しよう。

 期待していたホザキヤドリギの花は残念ながら全て散っていた。花の咲く良い時期に訪問するのはなかなか難しいものである。秋になると黄色い実がたくさん成るであろうから、その時にでもまた見に来てみたいと思う。


    ハンノキ。普通にあると思うのだが、山梨県では絶滅危惧種になっている。


    ハンノキの葉と実


    結実したリュウキンカ


    葉が羽状に切れ込んでおり、これはスカシタゴボウと思われる。

 まだ日没には時間があるので他の場所を回ってみる。

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白馬五竜高山植物園観察会に参加(後編)  令和4年6月26日

2022年07月02日 | 圏外編
 白馬五竜高山植物園の花を見て回っているといくら時間があっても足りない。もう少しじっくりと撮影したいところを切り上げて、リフトに乗って地蔵の頭のケルン周辺の散策に案内していただく。


    リフトに乗って上にある地蔵の頭に行く。


    咲き始めたばかりのニッコウキスゲ


    下向きに花が咲くオニアザミ。山梨県では見たことが無い。


    石灰岩地を好むイワシモツケはたくさん咲いている。山梨県では絶滅危惧種で、あまり見かけない。


    ヤマトキソウに良く似ている花


    これは花弁が開くミヤマトキソウという花らしい。


    初めて見るハッポウウスユキソウ


    タカトウダイに似ているがこれはシナノタイゲキらしい。


    背丈や花はやや小さ目。葉裏に白い毛が密生するらしいがそこまでは見て来なかった。


    キバナイカリソウという種類らしい。


    池のほとりに咲いていたコバイケイソウ


    ワタスゲ


    池のほとりに生えていたスゲ。観察不十分だが、高山帯に生えており、おそらくカワズスゲと思われる。


    初めて見るスゲが生えている。小穂に柄があって黒くて丸っこい。


    これはタヌキランであろう。まさにタヌキの尻尾。


    たくさん見かけるが・・・これは何?


    鱗片が茶色くて幅が広い。これはショウジョウスゲではないかと思う。


    まだ結実しておらず、雄しべと雌しべが出ているスゲ


    茶色くて細長い鱗片と芒が見えるが、この段階では何だか全く分からない。


    ハリスゲの仲間であろうが、良く目にするヒカゲハリスゲとは感じが違う。


    先端部の雄小穂が長い。これはハリガネスゲではないかと思う。


    やや高いところの草地では普通に見かけるミノボロスゲ


    初めて見るナガハシスミレ。距が長いので一目瞭然。しかし、ミヤマハシナガカンスゲとの区別はいまひとつ。


    タテヤマリンドウがたくさん生えている。ハルリンドウの変種で、大きい個体だとハルリンドウとの区別が良く分からない。


    テングクワガタであろう。おそらく自生のもの。


    植栽のゲンチアナ・ディナリカ (スイス3大名花)


    この高山植物園の名物かも知れないヒマラヤの青いケシ、メコノプシス・グランディス

 植栽では無い自生のものでも蛇紋岩地には変わった植物がたくさん生育している。特にカヤツリグサ科の植物は場所が変わると見たことが無いものばかりである。撮影に時間がかかり、いつもの如く私が最後尾になってしまった。予定時間をだいぶオーバーしてしまい申し訳なかったと思う。ハッポウウスユキソウの他にハッポウタカネセンブリという可愛らしい花もこれから咲くらしい。時間がとれるようならば見に来てみたいが、なかなか難しいであろう。

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