おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

高齢化の波がここまでも

2005-11-06 23:49:21 | 世間世界
 これから書くのは独断と偏見に基づく感想です。知人宅へでかけたときの話。
 総選挙での狂騒が終わったのはつい先日。またぞろ駅前が、朝に晩ににぎやかになりました。地方選挙でもあるのでしょうか。候補者たちが駅の階段下に陣取っての名前の連呼です。自民党・公明党・民主党・共産党・社民党あとは無所属?諸党派? そこで気になったのが候補者の姿・性別・年齢など。
 どの党も女性たちの元気な姿が目立ちます。ビラ配りも元気な様子、声も手もよく出る。某牛角や某美容室の宣伝隊よりも積極的に頑張っています。
 男性もいますが、大体がビラ配り、旗持ち(準備)。どこでどういうふうに事前調整しているのか分かりませんが、どの党もうまく時間と場所を割り振ってかち合わずに声を出しています。ほとんど受け取る人もいず、立ち止まる人もいない、にもかかわらず声を枯らして演説しています。
 忙しい出勤時や帰宅時を狙って駅前に立つよりも、主婦(家事労働者)を狙って大型スーパーとかコンビニの前で、ビラを配ったり演説した方がいいように思うのですが、やってはいけないのでしょうか。それに、ティッシュとかで受け取りやすくするとかできないのですかね。
 今やマニフェストなんて(言い方が合っているかもさだかでないほどもう国民の関心はなさそう)代物を配っていても、この間の総選挙で惨敗したことの反省がないようです。
 しかし、候補者も応援する連中も確実に若返っています。これはとてもいいことですね。こざっぱりとしたスーツを着こなし、その辺の若手サラリーマン風情の青年が、恥ずかしげもなく党名の書かれた幟を掲げ、かいがいしく候補者の世話を焼いている。見方は様々でしょうが、悪いことではないでしょう。
 議員になるのも就職先の一つ。そう考えれば、演説も立派な就職活動。力が入るのも当然でしょうか。ただ不思議なのは、見知った顔がないことです。まだまだ知人と顔を合わせるのが恥ずかしい? いずれにしてもこの間の選挙を契機に若者が政治参加するのは結構なことでしょう。保守的な立場であれ、何であれ。
 その一方で、今日の夕方、古色蒼然とした候補者と応援者に出くわしました。某政党の方々です。演説していた女性候補。最近見かける他の党の方よりは、少しお年を召した方でした。
 が、もっと驚いたのは、ビラ配りの方々でした。小生よりもずっと年上のお爺さん、お婆さんばかり。若い人の姿は見当たらず。気の毒なくらい必死にビラを配っていました。某牛角のお姉ちゃん、お兄ちゃんと並んでの声かけとビラ配り。そういえば、こういうことを以前書いたことがありましたっけ。その時と全く変わらない風情でした。
 何だかもっと年取ったような感じです。主義。主張はともかく、もっと若い方に応援を頼んだ方がいいよと、特別な親近感があるわけじゃないのですが、何だか切なくなりました。おじいちゃん、おばあちゃん、元気で頑張って下さいと声をかける気もありませんでしたが。
 良くも悪くも、時代の流れに完全に取り残されているように思いました。悲しい現実がそこにありました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする