おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

決める政治が国民の思いを切る政治に

2012-07-27 00:04:10 | つぶやき
構図の似るオスプレイと原発問題をリスクとリターンの視点で考える(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース
 徹底した民主党政権批判を貫いているこの方の主張には、疑問符がないわけではないが、今回の論評には肯く点が多々。野田さんの決める(決断する)政治が、いかに国民の切実な思い・願いを切っているか(ないがしろにしているか)について、ご本人は全く分かっていないようです。原発再稼働もしかり。
 もともと、野党の自民党は原発推進、日米同盟深化の路線。財界・官僚と一体となって(言いなりになってきた)これまでと同様、「原発再稼働賛成」「オスプレイ配備賛成」に変更はないはず。敵失から解散総選挙で与党に返り咲くことができそう、その深謀遠慮で、ただ黙っているだけ。浅ましい姿よ。
 野田政権NO!民主党政権NO! しかし、その後に期待を集めるのは、自民党ではなくて、橋下維新の会などの第三極待望論。そこにアンチ戦後憲法・超保守のイシハラさんを頭にした返り咲きの「青嵐会」一派。遅れてやってきた新自由主義(自己責任、小さな政府)の「みんな」等が加わる。社民や共産は残念ながら、おそらく埒外。「生活」は、一定の支持は集めそうな勢い。小沢さんの主張(反野田という)は、一応納得できる面もある(選挙に有利だから言っているだけ?)が。
 特に、「国民の生活を守る」というよりも「中国やロシア、韓国、北朝鮮から国家を守るのが第一、それあっての国民生活なのだ」。その主張への支持者がけっこう増加中。産経の「反共・反民主・反戦後民主主義(憲法)」キャンペーンが、今や、一定の国民(とりわけネットびと)に受ける世の中になりつつある。桜井さんなど彼らが言う「正論」が当たり前の時代がやっと来た! というような気配。声高な論調には、くわばら・くわばら。
 こうして、民主党の後には、公務員攻撃と学校いじめと自衛隊増強と憲法改「正」と・・・。そういえば、主義主張も曖昧のまま、常に勝ち馬に乗りたがる「公明」も、政界再編の機運に乗じて、虎視眈々と政権与党入りを目論んでいる。
 こうした魑魅魍魎の政治情勢・未来を「物知り」顔の田中さんはどう捉えているのだろうか。そこを知りたい。
 
 
コメント (1)
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