国税長官足かせに? きょうから確定申告 「雲隠れ」半年以上、書類廃棄にクレーム
すまじきものは宮仕え
自由を束縛され、苦労が多いので、すべきではないものは宮仕えだ。
「すまじき」は、してはならない、すべきではないの意。「宮仕え」とは、古くは宮中に仕えること、現在では、官庁や会社などに勤めること。
それでもしがみつかざるを得ない、高級官僚。何しろ(そうとう理不尽であったろう)上司に仕えて、やっとここまで上り詰めた。この先も立派な天下りが保証されている(にちがいない)役職。そう簡単に手放せないよ! もちろん上司である麻生やアベを困らせるわけにはいかないっ、ていうか私が守ってあげたんだから、恩ぐらい感じろよ! 申し訳ないが、困らせるのは(ちょっぴり申し訳ないけど)部下たちに。
納税者・国民には?
もし『記録がありません』と言い続けても、資料を廃棄した・なくしたと言ったって、ご自分が損するだけですよ、こちらには(隠し)資料がありますので、それを元に取り立てます、それでいいですね?
長官が気にくわないとおっしゃって駄々をこねても、きちんと納期にはおさめてもらいます。遅れた場合は、追徴金をきちんと払ってもらいますので。結局損するのはあなたですよ。・・・
たぶんマスコミが税務署に押しかけて、納税者の不満の声を大げさに取り上げるだろうけど、気にすることはない、ない。こっちの立場(なんてたってお上だからね)は強いんだから、とうそぶく。
窓口のお役人、ひたすら低姿勢の体(そぶり)。
ここまで厚顔無恥な官僚の世界(人生)。覚えめでたく、ここまで出世した!
一方で、この方のように高位高官になれなかった官僚の方も多かったでしょう。まさに競争社会(出世社会)そのもの。
つい「すまじきもの」ならぬ「すさまじきもの(あきれるもの、興ざめなもの)は宮仕え」と言い換えて、笑うしかないですね。清少納言のように。
この場合は、司得ぬ(官職につけなかった)人へのあてこすりですが、でも、端から見てはあきれる、興ざめなものでしょう、宮仕えするのも、と宮仕えしている清少納言の言。
枕草子『すさまじきもの』より。
除目に司得ぬ人の家(はすさまじきもの)。今年は必ずと聞きて、はやうありし者どもの、ほかほかなりつる、田舎だちたる所に住む者どもなど、みなあつまり来て、出入る車の轅もひまなく見え、もの詣でする供に、我も我もと参りつかうまつり、物食ひ酒飲み、ののしりあへるに、はつる暁まで門たたく音もせず、あやしうなど、耳たてて聞けば、前駆追ふ声々などして、上達部などみな出で給ひぬ。もの聞きに宵より寒がりわななきをりける下衆男、いともの憂げに歩み来るを見る者どもは、え問ひだにも問はず、ほかより来たる者などぞ、「殿は何にかならせ給ひたる。」など問ふに、いらへには「何の前司にこそは。」などぞ、必ずいらふる。まことに頼みける者は、いと嘆かしと思へり。つとめてになりて、ひまなくをりつる者ども、一人二人すべり出でて去ぬ。古き者どもの、さもえ行き離るまじきは、来年の国々、手をおりてうち数へなどして、ゆるぎ歩きたるも、いとをかしうすさまじげなる。
こうして得た官職を死守する(したい)人もいれば、あわよくば次は私だ、とアベにこびを売って猟官運動をする御仁もたくさんいるでしょう。
ところで、「すさまじい」の意味は、「広辞苑」では
①期待や熱意が冷えてゆく感じがする。
②荒涼としている。殺風景である。
③さむざむしい。
④色などさめきって白っぽい。
⑤よそよそしく冷たい。
⑥恐怖を感じさせるほどである。
⑦程度がはなはだしい。
⑧あきれはてるさまである。あきれるほどひどい。
とあるようですが、何だかどれもあてはまりそうですね。
いつの世も役人(雇われ人)の世界は「すまじきもの」「すさまじきもの」。なんて言ったって、所詮、持たざる者の悲哀(ねたみ)ですね。
すまじきものは宮仕え
自由を束縛され、苦労が多いので、すべきではないものは宮仕えだ。
「すまじき」は、してはならない、すべきではないの意。「宮仕え」とは、古くは宮中に仕えること、現在では、官庁や会社などに勤めること。
それでもしがみつかざるを得ない、高級官僚。何しろ(そうとう理不尽であったろう)上司に仕えて、やっとここまで上り詰めた。この先も立派な天下りが保証されている(にちがいない)役職。そう簡単に手放せないよ! もちろん上司である麻生やアベを困らせるわけにはいかないっ、ていうか私が守ってあげたんだから、恩ぐらい感じろよ! 申し訳ないが、困らせるのは(ちょっぴり申し訳ないけど)部下たちに。
納税者・国民には?
もし『記録がありません』と言い続けても、資料を廃棄した・なくしたと言ったって、ご自分が損するだけですよ、こちらには(隠し)資料がありますので、それを元に取り立てます、それでいいですね?
長官が気にくわないとおっしゃって駄々をこねても、きちんと納期にはおさめてもらいます。遅れた場合は、追徴金をきちんと払ってもらいますので。結局損するのはあなたですよ。・・・
たぶんマスコミが税務署に押しかけて、納税者の不満の声を大げさに取り上げるだろうけど、気にすることはない、ない。こっちの立場(なんてたってお上だからね)は強いんだから、とうそぶく。
窓口のお役人、ひたすら低姿勢の体(そぶり)。
ここまで厚顔無恥な官僚の世界(人生)。覚えめでたく、ここまで出世した!
一方で、この方のように高位高官になれなかった官僚の方も多かったでしょう。まさに競争社会(出世社会)そのもの。
つい「すまじきもの」ならぬ「すさまじきもの(あきれるもの、興ざめなもの)は宮仕え」と言い換えて、笑うしかないですね。清少納言のように。
この場合は、司得ぬ(官職につけなかった)人へのあてこすりですが、でも、端から見てはあきれる、興ざめなものでしょう、宮仕えするのも、と宮仕えしている清少納言の言。
枕草子『すさまじきもの』より。
除目に司得ぬ人の家(はすさまじきもの)。今年は必ずと聞きて、はやうありし者どもの、ほかほかなりつる、田舎だちたる所に住む者どもなど、みなあつまり来て、出入る車の轅もひまなく見え、もの詣でする供に、我も我もと参りつかうまつり、物食ひ酒飲み、ののしりあへるに、はつる暁まで門たたく音もせず、あやしうなど、耳たてて聞けば、前駆追ふ声々などして、上達部などみな出で給ひぬ。もの聞きに宵より寒がりわななきをりける下衆男、いともの憂げに歩み来るを見る者どもは、え問ひだにも問はず、ほかより来たる者などぞ、「殿は何にかならせ給ひたる。」など問ふに、いらへには「何の前司にこそは。」などぞ、必ずいらふる。まことに頼みける者は、いと嘆かしと思へり。つとめてになりて、ひまなくをりつる者ども、一人二人すべり出でて去ぬ。古き者どもの、さもえ行き離るまじきは、来年の国々、手をおりてうち数へなどして、ゆるぎ歩きたるも、いとをかしうすさまじげなる。
こうして得た官職を死守する(したい)人もいれば、あわよくば次は私だ、とアベにこびを売って猟官運動をする御仁もたくさんいるでしょう。
ところで、「すさまじい」の意味は、「広辞苑」では
①期待や熱意が冷えてゆく感じがする。
②荒涼としている。殺風景である。
③さむざむしい。
④色などさめきって白っぽい。
⑤よそよそしく冷たい。
⑥恐怖を感じさせるほどである。
⑦程度がはなはだしい。
⑧あきれはてるさまである。あきれるほどひどい。
とあるようですが、何だかどれもあてはまりそうですね。
いつの世も役人(雇われ人)の世界は「すまじきもの」「すさまじきもの」。なんて言ったって、所詮、持たざる者の悲哀(ねたみ)ですね。
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