おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

不可解な公明党の姿勢。しかし、何の疑問も持たず、ひたすら当選のために活動。不思議な組織・創価学会。

2024-10-18 18:18:16 | 世間世界

今回の総選挙。石破さんの乾坤一擲の初陣・大勝負! さて、どうなることやら。

ところで、今回は、とりわけ公明党の党利党略・打算が目に付く。

非公認や重複立候補が認められなかった裏金候補35人を「推薦」するという。

「裏金問題」で非公認となった候補者へ推薦を決定。地元の要望だといろいろいいわけがましいことを言っているが、無所属には学会の票を差し出すから、比例区には「公明党」へ。また、公明党が出馬する「小選挙区」の票を是非とも、と。

新委員長のところと大阪。

まるで、「公明(正大)」と裏腹の姿勢。

と思っていたら、小泉郵政民営化解散のときも同じような事が。

20年前とまったく変わらない、選挙「勝利」至上主義組織のあわれさよ。

題して公明党=創価学会というろくでもない存在」。再掲します。

《2005年8月13日》。

政治の世界に限らず、人と人とのつながり。昨日の友は今日の敵。敵の敵は味方。・・・よくあることです。それにしてもと思います。公明党=創価学会のやり口には。
 今回の選挙。コイズミさんのやり方。郵政民営化反対者は公認せず、対立候補を立てる。それで、郵政賛成派で過半数がとれなければ、首相の座を降りる。ある意味で、政党政治家らしい対応の仕方です。
 政党という団体は、まさに政策の一致が根本であって、その主義、主張に一定の拘束性を持つのは当然でしょう。こうした考えを一貫して堅持するコイズミさん。その姿勢を批判するなら、党内で反コイズミの多数派工作をして、コイズミさんを党代表の座から下ろす。コイズミさんの考え方・行動は、我が党の党是とは反するとして。それが叶わなければ、主義・主張を同じくする同志を募って、新たな政党団体を結成する。これが当たり前ではないでしょうか。
 党内論争は、論争として大いに行い、いったん党内がまとまったならば、その方針に従って、党人として行動する。自民党の50年間。そうしたやり方が出来ず、派閥間の合従連衡で、自民党という政治結社を組織していた。こうした旧態依然とした体質・あり方をぶっ壊していく、これがコイズミ流だと思うのです。その意味では、コイズミさん。首尾一貫しています。
 小選挙区制のもと、反対派は、自分たちで政治団体をつくるか、圧倒的に不利であっても無所属で選挙運動をする。勿論、今の自民党の体質ではそれがすっきりと出来ず、反対派候補者に対する党本部と県連との意見が合わない。まさに内紛的選挙戦になることも、仕方がないでしょう。どうみても組織政党とはいえないんですから、自民党は。だから、日本の政治の実権を握ってこられたとも言えますね。
 しかし、小選挙区制になった今、二大政党制の是非はともあれ、政党間で政策論争・論議がなされ、それが国民の前に明らかにされる。そして、投票の際の重要な観点になっていく、こうならなければ、小選挙区制をおく意義がないと思います。こうして、初めて今回の選挙の争点がはっきりもしてくるのです。
 ところが、相変わらずの自民党内のゴタゴタ。自民党公認がだめなら、無所属で立候補するという、反対派議員も多いようです。コイズミさんも当初の目的通り、反対派には自民党公認で賛成派候補者を擁立する方向。「内ゲバ」解散とも言われる所以です。もしかしたら漁夫の利を得るのは民主党。そうであってもコイズミさん、自らの節を曲げないでしょう。ある意味で立派な御仁です。
 そこで、またもや露呈したのが、公明党=創価学会の態度のおかしさです。
「郵政民営化には賛成です。コイズミさんをこれからも支えます。」と公言しておきながら、一方で、郵政民営化反対派の候補者を応援することもあり得るという。 郵政民営化可否を巡って、自民党内が大もめになっているとき、反対派には今後選挙支援をしない、と反対派切り崩しに一役買った公明党幹部。その根拠は、否決して総選挙になることを阻止!という一点のみでした。ところが、あれよあれよというまの総選挙。
 ここで、公明党の党利党略のえげつなさが出てきたのです。神崎さんをはじめ党幹部は、「郵政民営化賛成」という舌の根も乾かないうちに、反対派候補者(自民党本部から公認されない候補者)も支援する場合がある、と発言しました。この理由は、簡単。無所属では比例区には投票する対象の組織がない。そこで、「小選挙区では、誰々、比例区には公明党を」と叫んで貰いたいのです。
 これは、前の総選挙でも行った戦法。自民党の候補者が、学会からの固定票ほしさで「比例区には公明党」と演説して回りました。それで、比例区の公明党票は大きく伸びました。これは、候補者が連呼しただけではなく、自民党候補者の「後援会員名簿」を譲り受け、徹底した公明党への投票依頼行動をしたからです。
 今回もその作戦。郵政民営化に反対・賛成は関係なし!ただただ自分たちが有利になりさえすれば、それでOKというわけです。
 同じ「信仰者」ということで存在するはずの創価学会組織。本来、政党支持は自由であるはずなのに、信心の組織を全面的に使って、会員を選挙活動にかり出す。あげくの果てに、自民党候補者への投票を上から指示されたり、自民党後援会名簿をもとに、公明党への一票をお願いする。・・・表向きは、自由です、どの党に入れよう、と言いつつも。そこに、この組織の「ろくでもなさ」があるのです。
 まして今回は、コイズミさんが争点にしたいのは、「郵政民営化賛成か反対か」だとすれば、これほどいい加減な政党組織はないと思います。コイズミさんと一緒に少数派に転落したらイヤ!敵であろうと何であろうと、その保険のためには、節操も主義も何もない。
 どうしてこういう団体が、日本に跳梁跋扈しているのでしょうか。こういうことでは、「イカン」崎!と思うのです。

・・・

さて、今回はどうなるか、思惑通りにいくかどうか。該当選挙区に選挙権・票を持たない小生ですが。


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