おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

久々の青梅街道。河辺駅~川井駅。その4。(「青梅街道」をゆく。第3日目。)

2018-05-21 21:16:43 | 青梅街道
                                多摩川の対岸。深い緑に囲まれた住宅。

(11:56)ここから「御嶽」駅まで多摩川沿いの渓谷歩きができます。
                              「御嶽渓谷遊歩道」入口。

               

(12:06)右手に「福島家住宅」。
 福島家は「過去帳」によると、中世に遡る系譜を持つ旧家で、江戸時代初期より多摩郡沢井下分の名主役を代々勤め、江戸中期から幕末には三田領二ヶ村技師組合の惣代に就任し、地域社会の中で指導的な地位を確立していた。
 この建物は同家所蔵の古文書などから推定して、第26代目重富の時代(18世紀中頃)に建築され、「当家中興之主」と伝えられる第27代家寛の時、現位置に曳き家・整備されたものと考えられている。
 桁行き9間、梁間4間半。入母屋造り、茅・杉皮葺き、平屋建て(一部に二階)で建築面積は200.69平方㍍。平面形式は喰い違い六つ間型で、ダイドコロ・ザシキ・カッテ・ナンド・ヘヤなどの日常のための生活空間と、トコノマ・オクノマ・ナカノマなどの接客空間からなる。
 当建造物は福島家がもっとも繁栄した当時に建立されたものと推定され、格式的な家構えで、江戸末期の整形六つ間型になる以前の喰い違い六つ間型の姿をよく残している。

 東京都教育委員会
                   

見事な藁葺き屋根。

杉玉が軒先に。はて? 

すぐお隣に「澤乃井」の幟と「福島屋酒店」。

(12:09)そしてすぐ隣が待望の「澤乃井・小澤酒造」。

                       

小澤酒造
 青梅市沢井に本社および工場を置く酒造会社。現在、東京にて伝統を守っている10軒の酒造業者の一つである。
 創業は明確ではないが、1702年(元禄15年)の古文書に記録があることから、これ以前に既に酒造業を営んでいた模様である。1966年(昭和41年)、酒蔵の見学を始める。1984年(昭和59年)、社員杜氏の育成を開始、後に、社員杜氏の第1号・田中充郎が誕生した。1992年(平成4年)、小澤順一郎、22代目当主を継承、「澤乃井」ブランドの日本酒を醸造販売する老舗酒造メーカーである。

「澤乃井」の由来
 現在地の沢井は、その昔、「澤井村」と呼ばれており、その地名に因んで命名された。「沢井」とは、豊かな名水が沢となって流れるところからつけられた地名。1967年(昭和42年)、見学者用の施設として「沢乃井園」を開設し、観光酒造としての第一歩踏み出す。さらに、豆腐・湯葉の料理やレストランを開き、高付加価値酒の拡販を強化し、1988年(平成元年)、「中小企業合理化モデル工場」に指定された。
(以上、「Wikipedia」参照)
 

 酒蔵見学は予約制だったので、通りの向かい側にある「澤乃井園」へ。渓谷を眺めながら休息。利き酒コーナーへ。


  「きき酒処メニュー」。軽くお猪口に一杯ずつ、いくつか。

                          

眼下を見下ろす。

                        

河原遊びをする家族連れ。

(12:51)しばらく堪能して出発。小澤酒造。

軽くほろ酔い気分で。御岳山方向。

沿道には食事処が点々。「ゆずの里・勝仙閣」。

(13:11)「御嶽駅」に到着。

駅前の「青梅街道」のようす。

先ほど右に分けた「青渭(あおい)通り」と再会。
                                        

木立越しの多摩川。

(13:33)見下ろすと「奥多摩フィッシングセンタ-」。

奥多摩フィッシングセンター
 梅の産地として有名な青梅市にある「奥多摩フィッシングセンター」は都内でも最大規模の渓流釣りを楽しめる場所として人気のスポットです。
多摩川の本流、上流部をそのまま利用したこの管理釣り場は、お子様から女性、初心者まで気軽にニジマス釣りを体験できます。
また、夏場などは川原遊びやバーベキューなどご家族でのんびりと1日を過ごすことのできるレジャースポットとなっています。
各釣り場は目的に応じて区画が分けられており、団体釣り場、ファミリー釣り場、一般エサ釣り場、ルアー・フライ釣り場と、ベテランから初心者まで幅広い層に対応した釣り場となっています。
 時期によってはヤマメやイワナの放流もありますので多彩な釣りが楽しめますね。
 そしてこの釣り場の1番の醍醐味はなんといっても魚のサイズが大きいこと。
 釣れる魚は標準サイズに混ざって一回り大きなものがヒットしてきます。
 川の流れの中で育った魚は筋肉質で大きく、引きもすさまじいです!
 是非、1度「奥多摩フィッシングセンター」で暑い夏の日の1日を満喫してみてくださいね!
HPより)

                      

「青梅市」とお別れ。振り返って望む。

                   右手高台に「青梅線」。

(13:40)「奥多摩町」となります。巨樹と清流の町」。

沿道はぐっと緑が濃くなった感じ。
 

 緩やかに上がった、峠のようなところにある古民家。


                    

そろそろ疲れてきました。

(13:58)左手が開けてきて橋が見えてきます。

                     
 橋の名は「奥多摩大橋」。1996年(平成8)に完成。長さ265m、幅12m。構造は専門用語でいうと「2径間複合斜張橋」というのだそうです。
                    

そろそろ「川井」駅。「大丹波川」に架かる「大正橋」のたもとにある「大橋供養塔」(左)と「庚申塔(欠損)」。


「たいしょうばし・TAISHO BASHI」。架橋当時は煉瓦造りだったようです。 
                                  「由来碑」。
 これによると、文化11年(1814)完成した橋は猿橋に似た構造の「刎ね橋」だったようです。橋の長さ7間(14.5m)幅員4尺(1.2m)の立派な木橋で、20年毎に架けかえられた、とのこと。地元でも有名な橋だった、と。下流には、当時の橋台が残っているそうです。
 その後、大正時代になって赤煉瓦のトラス橋に付け替えられ、さらに現在のコンクリート橋になりました。

かなり深い渓谷。上は青梅線の橋脚。

まだ陽は高いですが、今回はここまで。

(14:09)「川井駅」。

ホームからの「奥多摩大橋」。

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