安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

コリー・ウィーズ LIVE AT FRANKIE'S JAZZ CLUB

2019-04-10 20:03:32 | アルト・サックス

先週の日曜日に買物のついでにデニーズあづみの店に寄って、イチゴのとちおとめのパフェ(ザ・サンデー)をいただきました。甘酸っぱくてみずみずしいイチゴとアイスクリームが調和して素晴らしく美味しく、運動不足で太り気味ですが、誘惑には勝てません。調和したサウンドも聴き物のアルバム。

CORY WEEDS (コリー・ウィーズ)
LIVE AT FRANKIE'S JAZZ CLUB (Cellar Live 2018年録音) 

   

2001年にコリー・ウィーズが始めたカナダのCellar Liveレコードは、150作近いアルバムをリリースして、今や日本でも新譜が注目されるレーベルになっていると思われます。同レーベルは、バンクーバーのライブハウスにおける録音からスタートし、現在は、ニューヨークでスタジオ録音も手がけていますが、本作はライブ録音です。

メンバーは、コリー・ウィーズ(as)、テレル・スタッフォード(tp)、ハロルド・メイバーン(p)、Michael Glynn(b)、Julian Macdonough(ds)。5日間に渡り行われたツァー最終日の公演をバンクーバーのFrankie's Jazz Clubで録音したものです。特に、テレル・スタッフォードが参加しているので、購入意欲が湧きました。

曲は、リー・モーガン作「Bluesanova」、マル・ウォルドロン作「Mood Malody」、ティナ・ブルックス作「Gypsy Blue」、ジャッキー・マクリーン作「Consequence」、ジョルジョ・ロベール作「Fabienne」、ウォルター・ビショップ Jr.作「Formidable」、ティナ・ブルックス作「Up Tight's Creek」、ジャッキー・マクリーン作「Tolypso」、ジャッキー・マクリーン作「The Three Minors」の9曲。ブルーノートレーベルに録音された曲が多いですが、バラードの「Fabienne」は、コリー・ウィーズの長年の師匠だったジョルジュ・ロベールを偲んで演奏されたものでしょうか。

かつてブルーノートレーベルに録音された曲の演奏を中心とした痛快なアルバム。ゴージャスなサウンド、軽快なリズム、気の利いたソロ、とハードバップファンにはたまりません。例えば、「Mood Malody」は、ジャッキー・マクリーン・カルテット(Jubilee)に収録され、「Gypsy Blue」は、フレディ・ハバードの「Open Sesami」(Blue Note)に収録されている曲で、聴き比べも楽しい。リー・モーガン役ともいえるテレル・スタッフォードが特に快調で、胸のすくようなプレイぶりです。「Fabienne」は、ウィーズ(as)が吹く密やかで美しいバラード。      

   

左から、テレル・スタッフォード、Michael Glynn、ハロルド・メイバーン、コリー・ウィーズ、Julian Macdonough

【Cellar Live レコードホームページ】

cellarlive.com

【Cory Weeds ホームページ】

coryweeds.com

 【デニーズあづみの店】

住所:長野県安曇野市穂高801−1
電話:0263-82-0281

外観

店内。前方と後方にも席があって、結構広いです。

とちおとめを使ったデザートメニュー。

とちおとめのザ・サンデーとドリンクバーを注文。

見るからに美味しそうです。8日(日)に寄ったので、イチゴのデザートでしたが、今週からはマンゴーのデザートになっているようです。


ディスクユニオン「Jazz TOKYO」と新宿レコード館、喫茶店「du Cafe新宿」

2019-04-09 20:06:17 | お出かけ・その他

先日、東京に行ったので、ディスクユニオンの「JAZZ TOKYO」と「新宿ジャズ館」に久しぶりに寄りました。

「JAZZ TOKYO」では、前から聴きたかったギターのGuido Di LeoneのCDがあったので試聴し、よかったので購入。スタッフ推薦のCDを掲載しているチラシと「レコードがある暮らし vol.6」をもらいました。  

   

JAZZ TOKYOの入口。JR御茶ノ水駅からすぐです。

   

購入したCD、Guido Di Leoneの「Two Sleepy People」。

   

Jazz TOKYO Selections。

   

レコードとその周辺のPR誌「レコードがある暮らし」。これからレコードを聴こうと思っている人の参考にもなる内容です。

   

レコードクリーニング講座の記事がありますが、クリーニング液をたくさん使うとは初めて知りました。今度、使っている材料を購入して、レコード磨きをしたいと思います。

御茶ノ水から中央線で新宿へ回り、新宿ジャズ館へ。外国人のバイヤーが、ものすごい量のレコードを買っていて驚きました。僕は、再発ものですが、ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)入りのビッグバンドのレコードを購入。

   

disuk UNIONの新宿店。ジャズレコード館だけでなく、いろいろなジャンルの店が集まっています。

   

ベオグラードのビッグバンドのアルバム。ダスコ・ゴイコヴィッチはほんの少ししか聴けませんが、彼のファンとしては見逃せないので購入。

お茶の水から新宿への移動の電車の中で、「レコードがある暮らし」をパラパラ見ていたら、ディスクユニオンがカフェをオープンしたという広告があったので、そのお店へ行ってみました。新宿のユニオンからすぐでした。

   

レコードのある暮らしvol.6の目次のページの下半分に「du cafe新宿」オープンのお知らせがありました。

この3月15日にオープンした「du cafe新宿」の外観。らんぶるの隣です。

テーブル席がいっぱいで、カウンターに腰かけました。

暑かったので、アイスコーヒーにしました。

奥にDJ用のターンテーブルがありました。ホームページを見ると、イベントの開催が多いようです。

   

びっくりしたのは、Harbeth(ハーベス)のスピーカーを使用していることでした。流れている音楽は、ロックやポップス主体なので、JBLか、箱の形状からするとスペンドールあたりかと思ったのですが、英国のHarbethでした。クラシック向きと一般に言われていますが、音質やデザイン、大きさなどがお店にフィットしたのでしょうか。アンプは、アキュフェーズのプリメインだそうです。

【du cafe新宿】

住所:東京都新宿区新宿3丁目31−4 山田ビル
電話:03-3352-2693
営業時間: 月~土 12:00~22:00(LO21:30) 日祝 12:00~21:00(LO20:30) 年中無休
ホームページ:ducafe


大森明(as)クインテットライブ (4月5日 東京赤坂 B flat)

2019-04-08 20:14:01 | 演奏会・ライブ

アルトサックス奏者の大森明さんのライブを赤坂のB Flatで聴きました。チャーリー・パーカーの曲を演奏してくれるのではないかと期待しながら、千代田線赤坂駅で下車し、会場に向かいます。

(出 演)

大森明(as)
高瀬龍一(tp)
続木 徹(p)
上村 信(b)
鈴木宏紀(ds)

大森明(as)

高瀬龍一(tp)

   

上村 信(b)

(曲 目)

A Night at Tony's (Gigi Gryce)
April in Paris (Vernon Duke)
East 9th Street (大森明)
Easy Living (Ralph Rainger)
Budo (Charlie Parker 、Miles Davis)

休憩

Confirmation (Charlie Parker)
春宵  (大森明)
Mingus Mood (大森明?)
My Funny Valentine (Richard Rodgers)
Moonlight in Vermond (Karl Suessdorf)
Southern Cruise (大森明)

The City Lights (大森明)(アンコール曲)

(感 想)

大森明(as)と高瀬龍一(tp)のコンビは、チャーリー・パーカー・クインテットと同じ楽器編成でもあり、パーカーらがやっていた音楽(ビ・バップ)やバラードが楽しめました。ベテラン中心のクインテットなので、安定感があり、メンバー各人もゆとりがあるように見えました。

大森さんはリードの調子が今一つなのか、はじめの方では音が小さめでしたが、次第に本領を発揮し、高瀬さんは、中音域を中心に歌うようなプレイぶりでした。クインテットの演奏は、やはりパーカー作の「Budo」や「Confirmation」が圧倒的によく聞えました。

会場からのリクエストに応えて、バラードの「My Funny Valentine」を高瀬龍一フーチャーで、「Moonlight in Vermond」を大森明フューチャーで演奏しましたが、どちらもよいムードでした。大森さんのオリジナルも5曲演奏されましたが、アンコールでやった「The City Lights」が黄昏れの感じが出た哀感を感じさせる曲調で印象に残りました。

ピアノの続木徹さんを含め、ベテラン健在といったライブでもありました。

【B Flat】

住所:東京都港区赤坂6-6-4 赤坂栄ビルB1
電話:03-5563-2563
ホームページ:bflat.biz

赤坂「B♭」の入口

黒ビール

おつまみはチキンの柔らか煮


『ジャズ喫茶を語る会』(主催:横浜「マシュマロ」)のお知らせと、僕のジャズ喫茶の想い出 

2019-04-07 20:38:37 | ジャズ喫茶

横浜中華街にあるジャズ喫茶「マシュマロ」では、『ジャズ喫茶を語る会』を3回にわたり開催いたします。新旧ジャズ喫茶の魅力を語りあおうという内容ですが、古いお話なども聞けて面白そうです。第1回は、下記のチラシにあるとおり、5月5日(祝)午後2時から4時です。引き続き、6月2日(日)、7月7日(日)の開催を予定しているそうです。

マスターの上不さんのお話も面白いと思いますし、都合のつく方は、参加してみたらいかがでしょうか。なお、定員の関係で予約制なので、090-2202-3293へご連絡をお願いします。

   

真ん中のビルの二階がジャズ喫茶「マシュマロ」です。

【ジャズ喫茶 マシュマロ】

住所:神奈川県横浜市中区山下町214 巴里堂ビル 2F
電話:090-2202-3293
ホームページ:マシュマロ (facebookです)

(azuminoのジャズ喫茶の想い出)

上記の企画を期に、僕(azumino)もジャズ喫茶の想い出を備忘的に記すことにしました。

(長野県松本市)

「エオンタ」は、大学一年の夏期休暇に帰省した時に初めて入り、社会人になってからも通いました。小林マスターには、いろいろと教えていただき、ダスコ・ゴイコヴィッチの新譜も紹介してもらいました。ビル・エヴァンスやズート・シムス、アーチー・シェップなどのコンサートも開催し、それをお手伝いしたこともあります。

   

エオンタは健在ですが、松本駅の近くにあったお洒落なマスターがやっていたカウンターだけのお店「Duke」(デューク)や、女鳥羽川沿いのビルの階段を上がった2階にあり、ピアノも置いてありライブもやっていた「ブラウニー」、緑町にあって、仕事の途中に休憩に寄ったりした「凡蔵」(ぼんくら)は、遥か昔に店を閉じてしまいました。

(長野市)

社会人になって3年目に松本から長野へ転勤になり、独身寮に住んだので、長野市内のジャズ喫茶に行くことが多くなりました。南石堂町にあった「Satin Doll」(サテンドール)では、友達も出来たり、マスターとも親しくおつきあいさせていただきました。35年くらい前になるでしょうか、長野中央病院横にJBLのスピーカー「パラゴン」を鳴らしていたお店が短期間ですが営業していました。

同じ頃、南千歳町には「Stella」というカウンター主体の店があり、スピーカーは、JBLのランサー101を使用していました。このマスターは、お酒が好きで、僕は権堂の料亭でお付き合いして、結局全て支払いをした記憶があります。陽気で楽しい方でしたが、経営は無理でした。

長野駅の東口には「Paper Moon」という雰囲気のよい店があり、カーメン・マクレエなどのヴォーカル盤も流していました。善光寺へ向かう中央通り沿いに「Groovy」があり、大きな平面スピーカーを使い、グランドピアノを備えライブも熱心に開催されていましたが、しばらく前に閉店しました。

(宮城県仙台市)

高校への入学前後から、クラシックに加え、ジャズを聴いていましたが、大学生になり仙台で暮らし始めると、ジャズ好きな友人も出来て、愛好熱が一挙に高まり、ジャズ喫茶へ寄る日が多くなりました。

その友人に初めて連れていってもらった「カウント」、一番町の雑居ビルにあリ、別の友人がアルバイトを一時やっていた「スイング」(後継の「ADLIB」も2017年7月に閉店)、国分町にあったマイルス・デイヴィスの「Walkin」のジャケットを模したランプが吊り下げられていた「MAL」にはよく通いました。カウントが往時のスタイルで今でも営業を続けているのが嬉しい。

   

スイング(ADLIB)のスピーカーは、JBLでした。ここでエリック・ドルフィー「Last Date」とマイルス・デイヴィス「Four & More」を聴きましたが、その時の感動は、今でも鮮明に想い出します。当時は昼間から営業し、音量も大きかった。

角川ビルの地下にあって、とにかく暗く、床に直接座る形式だった「ブラウニー」もお気にいりでしたが、疲れから寝てしまい、お店の方に叱られたことがありました。藤崎デパートの東側の雑居ビルにあった「Jazz&Now」とさくらの百貨店近くにあった「Avan」(アヴァン)は、どちらも前衛ジャズのお店で、2~3回入っただけでした。

さらに、現在も営業中の「カーボ」は、当時は照明が暗かったように記憶しています。他にも、宮城県民文化会館そばの二階で営業していた音がよかったお店や、東北大学農学部の近くで、明るくて広く、ブルーノート盤のスリーサウンズを流していたお店がありましたが、店名は忘れました。全てよい想い出です。

カウントの店内。今年の3月に訪れた際に撮影した写真です。


グラント・スチュワート NAMELY YOU

2019-04-06 20:05:50 | テナー・サックス

一昨日、ヴェゼルのタイヤ交換にホンダの販売店に行ってきました。購入以来、冬(スタッドレス)タイヤで走ってきましたが、ようやくノーマルのタイヤで走れます。ノーマルタイヤは、冬タイヤより一回り大きく、走ってみると安定感があるように感じました。取り回しはそうかわりなさそうですが、燃費がどうなるか観察していきたいと思います。安定感のあるテナーサックス。

GRANT STEWART (グラント・スチュワート)
NAMELY YOU (BLAU 2018年録音)

   

グラント・スチュワート(ts)のスタジオ録音が出たので、購入しました。スペインのBLAUレーベルの録音、発売だったので、ちょっと驚きました。BLAUは、スイング~ハードバップの録音を行っていますが、スコット・ハミルトンなど欧州在住のミュージシャンが主体だと思っていたので、アメリカで活動するスチュワートは意外でした。

メンバーは、グラント・スチュワート(ts)、ファビオ・ミアーノ(p)、Clement Daldosso (b)、Bernd Reiter (ds)。ファビオ・ミアーノは、スペインのピアニストですが、日本でも名前は知られています。スチュワートが、ミアーノのグループをバックに録音したアルバムといってよいかと思います。

曲はよく知られたものばかりです。スタンダード曲の「Namely You」、「Laura」、「I Believe in You」、「Somewhere in The Night」、「The Shadow of Your Smile」(いそしぎ)、「By myself」に、ジョン・コルトレーン作「Straight Street」、ジョージ・コールマン作「Amsterdam after Dark」の全8曲。テナーサックス奏者のオリジナルを2曲取り上げています。

グラント・スチュワート(ts)のプレイを聴いていると、ソニー・ロリンズやデクスター・ゴードンを思わせ、メロディアスでもあり、テナーサックスの王道をいっているような気がしてきます。音色が熟成されてきたというか、深々として、その点もよいです。大好きな曲の「Namely You」、ゆったりとしたテンポで悠揚迫らぬ演奏をしている「Laura」、かっこいい「Amsterdam after dark」、出だしが印象的な佳曲「Somewhere in The Night」と、じっくりとスチュワートのプレイに耳を傾けました。

【グラント・スチュワート・ホームページ】

grantstewartjazz.com

更新が滞っている感じはありますが、基本的な情報を得ることができます。

【交換したタイヤ・HONDAの社内誌(?)など】

冬タイヤのヴェゼルです。

冬タイヤ

ノーマルタイヤのヴェゼル

ノーマルタイヤ。新品なのできれいです。

   

販売店の中でタイヤ交換が終了するのを待っている最中です。タイヤは預かりサービスにしていて、販売店で預かってもらっています。

   

社内誌でしょうか。冊子があったのでパラパラと。読んでみました

   

ヴェゼルのターボ車が出たので、その記事が載っていました。