安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ユベール・スダーン指揮 群馬交響楽団演奏会 (9月18日 高崎芸術劇場)シューマンピアノ協奏曲、シューベルト「グレイト」

2021-09-20 19:30:00 | クラシック演奏会

群馬交響楽団の第571回定期演奏会が開催されたので聴きに行ってきました。曲目が魅力的です。

   

(出 演)

指揮:ユベール・スダーン
ピアノ:児玉 桃
管弦楽:群馬交響楽団

ユベール・スダーンさんは、オランダ出身の指揮者。現在、オーケストラアンサンブル金沢の首席指揮者、東京交響楽団桂冠指揮者。ベルリン・フィルやロンドン響など主要オーケストラと共演。ピアノの児玉桃さんは、1991年ミュンヘン国際コンクールで最年少で最高位。ベルリン・フィルやボストン響と共演するなど活躍、CD多数。詳しくは、下記のプロフィールをご覧下さい。

(曲 目)

ウェーバー / 歌劇「オベロン」序曲
シューマン / ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
シューマン / トロイメライ (ソリストアンコール)

〈休憩〉

シューベルト / 交響曲第8番 ハ長調 D.994 「グレート」

(感 想)

ロマン派の名曲が取り上げられた嬉しい選曲でした。特に僕はシューマンのピアノ協奏曲を実演で聴いたことがなかったので、それを聴けただけで満足しました。また、木管楽器による主題部分のハーモニーが美しく感銘を受けました。

児玉桃さんについては、メシアンを初めとした現代音楽のスペシャリストという印象が強く、意外でしたが、演奏の方はオーソドックスだったと思います。第一楽章のカデンツァでトリルが続く部分がありますが、それがとても綺麗でした。

シューベルトの「グレート」ですが、ユベール・スダーンさんが最後まで力を入れた熱演でした。オベロン序曲でもそうでしたが、群響のホルン陣が頑張り、良い響きを出していました。増強したコントラバスやチェロなど低弦の演奏に迫力がありました。

(出演者のプロフィール)

   

   

【あらかじ聴いたCD】

   

ウェーバーのオベロン序曲。カール・シューリヒトの指揮。

   

シューマンのピアノ協奏曲はマルタ・アルゲリッチ(p)の演奏で。とにかくフレーズの運びが速くてすごい。爽快感あります。

   

シューベルトの「グレート」もカール・シューリヒト指揮で。  


ジョルジュ・ロベール「LOOKING AHEAD」とスタバのスイーツの話題

2021-09-19 19:30:00 | アルト・サックス

ようやくいくらか涼しい風が吹き、秋の気配が漂うようになりました。先日、朝のスターバックス上田中央店に寄ったら、「フランス産アップルのタルト」が美味しそうで、つい手がでました。フランス語圏のサックス奏者のアルバムを。

GEORGE ROVERT (ジョルジュ・ロベール)
LOOKING AHEAD (TCB  1989年録音)

   

スイスのアルト・サックス奏者ジョルジュ・ロベール(1960~2016年)は、トム・ハーレル(tp)やクラーク・テリー(tp)と活動を行っていますが、チャーリー・パーカーやフィル・ウッズから影響を受けた演奏が多くのアルバムに残されています。

メンバーは、ジョルジュ・ロベール(as, cl)、ダド・モロニ(p)、レジー・ジョンソン(b)、ピーター・シュミドリン(ds)。ダド・モロニはイタリアのピアニストですが、1991年には米国に移住しています。本作でも力強い伴奏が聴けます。

曲目は次のとおり。

1  Amsterdam After Dark (George Coleman)
2  Along Came Betty (Benny Golson)
3  City Lights (Oscar Peterson)
4  Fabienne (George Robert)
5  The Glider (George Robert)
6  Rush Hour (George Robert)
7  Star Eyes (Gene DePaul)
ジョルジュ・ロベールの自作が3曲に、ジャズオリジナル3曲、スタンダード1曲です。ロベールの自作は、「Rush Hour」という現代的な光景を音にしていても、上品な感じがします。

ジョルジュ・ロベール(as)のアルバムは、2~3枚しかもっていませんが、本作がジャズ批評誌2021年9月号の特集「ワンホーン・カルテット」で取り上げられたので、改めて聴いてみました。いいとは思っていましたが、傑作でした。抜けがよくて艶やかな音色、装飾音を華麗につけたフレーズ、バラードのしっとり感など。それらは、ジョージ・コールマン作の「Amsterdam After Dark」、クラリネットを吹く哀愁漂う「City Lights」、ロベール自作のバラード「Fabienne」などで聴けます。

   

ライナー・ノートにあるジョルジュ・ロベール(as)の写真。

   

左から、ダド・モロニ(p)、レジー・ジョンソン(b)、ピーター・シュミドリン(ds)、ジョルジュ・ロベール(as, ss, cl)

【ジャズ批評2021年9月号 表紙】

   

今号は、参考になる記事が多く、購入して良かった。

【スターバックス上田中央店】

季節のおすすめ:フード メニュー|スターバックス コーヒー ジャパン (starbucks.co.jp)

外観。植栽があって、それを眺めるのも楽しみの一つです。

実がなっていて秋かなと思わせます。

紅茶とフランス産アップルのタルト。

これ美味しくいただきました。林檎の食感がよく、甘すぎないのも好印象です。

珍しく紅茶にしました。ドリップパックでしたが、濃い目に出ています。

最近、マウスを変えました。ノジマに行って、ELECOM製のものを購入。カチカチいわない静音のもので、反応が早く、重宝し出しました。

こちらは、9月初めに寄った時のもの。

オレンジ&チョコレートバーです。


平野啓一郎著「ある男」(文春文庫)を読みました。

2021-09-18 19:30:00 | 読書

行きつけの書店に行ったら、平野啓一郎著「ある男」が平積みされていて、興味を惹かれたので購入して読みました。

   

(著者について)

平野啓一郎さんは、1975年生まれ、1999年、京都大学法学部在学中に投稿した「日蝕」により芥川賞受賞。以後数々の作品を発表、各国で翻訳紹介されている。2020年から芥川竜之介賞選考委員。著書は、「決壊」、「ドーン」、「空白を満たしなさい」、「マチネの終わりに」など多数。本書にあった著者紹介は次のとおり。

   

(ブックカバー裏面にある本書の紹介)

   

(感 想)

2018年に単行本が出され、この9月に文庫本が出版されました。読売文学賞を受賞し、映画化も予定されている小説で、著者のファン以外でも話題になりそうな小説です。かなり面白く読みました。

結婚した男性は、聞いていた経歴とは全くの別人だったという謎を解いていくという、推理小説のような粗筋で、そこに、依頼を受けてその謎を解いていく弁護士の家庭問題が絡むなど、幾層にも男女間、家族の諸相を描いています。

謎を解いていくと、「戸籍」の売り買いが出てきますが、実際ありそうな話で、ミステリー的にも読めます。練達な文章で心理描写など丁寧に描いていて、それはそれで良いのですが、僕のように筋を早く追いたい読者には少しまどろっこしい面はありました。映画化が楽しみです。

   

平安堂あづみ野店で、平積みされている平野啓一郎著「ある男」。

余談ですが、ジャズファンに嬉しい部分があります。登場する弁護士の城戸は、ジャズ好きで、有名なジャズアルバムもちらっと出てきます。


安曇野市穂高有明の「カフェ 七ヶ月」で午後の珈琲タイム。

2021-09-17 19:30:00 | グルメ

安曇野には喫茶店が多いのですが、「七ヶ月」は女性中心に人気の高いお店です。週末は、駐車場が満杯になり、以前入ろうと思いましたが諦めたことがあります。今回は平日の午後です。

緑に囲まれたお店で、テラス席が多くあります。珈琲とスイーツ(メレンゲの上にアイスクリームやイチゴがのっていました。)を注文。女性に人気なのがよくわかる一品でした。平日にまた出かけたいお店です。

看板

駐車場からお店

入口

店内。屋内のテーブル席に座りました。

テラス席が見えています。

飲み物メニュー。スイーツメニューもあったのですが、うまく写真に撮れていませんでした。

ブレンドを注文。カップにたっぷりと入っていました。

スイーツですが、名前を失念。メレンゲの土台にクリーム、アイスクリーム、イチゴがのっています。

さくさくとした食感で美味しい

アイスクリームの上にイチゴのジャムがのりその上にイチゴ。

他のフルーツも添えられていました。

輪切りにしたイチゴ

テラス席から見える庭

少し離れて全体を撮影

大町市、松川村方向から来ると、この「NANAKAGETU」という表示が目にとまります。

【カフェ 七ヶ月】

住所:長野県安曇野市穂高有明7348−16
電話:0263-84-5520
ホームページ:安曇野 cafe&zakka カフェ&雑貨 七ヶ月 (nanakagetu.net)


そば処 種村 (蕎麦 松本市中央3丁目)

2021-09-16 19:30:00 | グルメ

松本市内の「そば処 種村」に先日初めて入りました。どうも見たことがないと思ったら、2012年の開店で比較的新しいお店でした。木曽の開田高原の玄そばを、お店で石臼で挽いています。

「そば定食」を注文。蕎麦は黒くてやや太めでしたが、甘味も感じられ、美味しくいただきました。つゆも2種類あって味の変化が楽しめます。市の中心部ですが、数台は停まれる駐車場があり、使いやすいお店。

外観。

お店の入口。木曽と関連があるのでしょうか、「すんきそば」もやっています。

   

「信州そばきりの店」でもあります。

店内。カウンターに腰かけましたが、テーブル席が3つほどあります。

メニュー。十割そばもあります。

メニュー。「松茸そば」にはびっくりしました。これは珍しい。

まずお茶とお茶うけのワラビのお浸しがきました。

そば定食

8割です。普通盛りですが、量も充分でした。

つゆは二種類。

香りつゆ

甘みつゆ。カツオ節の香りがたっていました。

そばの実雑炊。きのこや鴨の肉も入っていて、豪華な一品。

そば豆腐。「そば豆腐」は初めて食べました。もちっとした味わいです。

漬物は、梅漬けで、しゃきしゃきとした食感がよかった。

最初に、塩だけで蕎麦を食べてみてくださいと言われて、塩を取り出しました。

そば湯。サラサラ系です。

お店と道路を挟んで対角線上くらいに駐車場があります。6~7台停まれそうです。

【そば処 種村】

住所:長野県松本市中央3丁目9−4
電話:0263-87-3218
ホームページ:長野県松本市の手打ちそば、そば処 種村 (tanemura-soba.com)