’Yesterday Once More’の解釈について
カーペンターズでもう一題、ということで、代表曲ともいうべき’Yesterday Once More’について考えてみる。
といっても、既に土屋唯之氏が完璧に分析しているので、それを読めばいいというお話である。
ポイントは、1番と2番とでは、サビの一文の’it’の意味が異なるということである。
1番の’it’は、失恋という出来事を、2番の’it’は私を泣かせる歌、すなわち’Yesterday Once More’という曲を、それぞれ指している。
つまり、この曲は、全体として、(失恋をテーマとする)オールディーズへのオマージュとなっているわけである。
ちなみに、この「失恋」の要素は、当初書かれたジョン・ベティスの歌詞にはなく、リチャードが改変したものと思われる。
”Where he's breaking her heart”というところは、要するに男性が女性を「振る」という意味だが、実に和訳しにくいし、動作としてとらえると、そのような場面を描いたオールディーズの曲は見当たらないように思える。
なので、ちょっと意訳的だが、(彼氏に振られた女性が)悲嘆にくれている状態ととらえるのがよいのはないかと思う。
カーペンターズでもう一題、ということで、代表曲ともいうべき’Yesterday Once More’について考えてみる。
といっても、既に土屋唯之氏が完璧に分析しているので、それを読めばいいというお話である。
ポイントは、1番と2番とでは、サビの一文の’it’の意味が異なるということである。
1番の’it’は、失恋という出来事を、2番の’it’は私を泣かせる歌、すなわち’Yesterday Once More’という曲を、それぞれ指している。
つまり、この曲は、全体として、(失恋をテーマとする)オールディーズへのオマージュとなっているわけである。
ちなみに、この「失恋」の要素は、当初書かれたジョン・ベティスの歌詞にはなく、リチャードが改変したものと思われる。
”Where he's breaking her heart”というところは、要するに男性が女性を「振る」という意味だが、実に和訳しにくいし、動作としてとらえると、そのような場面を描いたオールディーズの曲は見当たらないように思える。
なので、ちょっと意訳的だが、(彼氏に振られた女性が)悲嘆にくれている状態ととらえるのがよいのはないかと思う。