淘汰政策

3億円豪邸に2億円の京町家…菅首相が信奉する“教祖”は現代貴族
　「「菅政権が掲げる目玉政策のひとつが、『中小企業の再編』。これも、アトキンソン氏に “吹き込まれた” 結果だ」（同前）という。日本経済停滞の原因を、生産性の低い中小企業が多すぎることに求め、「中小企業の数を半分程度に減らすべき」というのが同氏の主張だ。」

　アトキンソン氏の「中小企業を半分に減らす」という主張が実現される可能性が出てきた。
　観方を変えれば、非効率な中小企業が多数存在することによって、多くの人の雇用が確保されているわけだが、この点は無視されている。
　ところが、こうした政治の行き過ぎを官僚が止めることも期待しがたい。
　なぜなら、菅首相は人事によって霞が関を統制している（らしい）し、中小企業政策に携わる役人の中にも、アトキンソン氏に同調する人がいないとは限らないからである。
　実際、藤井聡氏によると、経産省には、中小企業を淘汰することを是とする役人が結構いたそうである。