4月3日NHKらららクラシック撮影(仲道郁代さんのFacebook)
この1790年式のフォルテピアノ「シュタイン」は、モーツァルトや月光ソナタ前のベートーヴェンも使用していた型のものだという。
このようなピアノを保有する意義について、仲道さんは、「作曲家がその当時使用していたピアノの特性を把握することによって、楽譜をより深く解釈することが出来るようにするため」という趣旨を述べていらっしゃる(この発想は、なんだか荻生徂徠の古文辞学に似ている。)。
例えば、ベートーヴェンの悲愴ソナタ冒頭の「フォルテピアノ」の指示は、フォルテピアノ特有の「音が早く消える」特性を踏まえないと理解できないそうである。
ちなみに、「シュタイン」には足ペダルがなく、膝レバー(膝を上に上げる)方式であるが、ベートーベンは、月光ソナタの一楽章について、終始ペダルを使用するよう楽譜で指示している。
これはかなり腹筋を使う動作なので、「普段から腹筋をよく鍛えておけよ!」というメッセージなのかもしれない。
この1790年式のフォルテピアノ「シュタイン」は、モーツァルトや月光ソナタ前のベートーヴェンも使用していた型のものだという。
このようなピアノを保有する意義について、仲道さんは、「作曲家がその当時使用していたピアノの特性を把握することによって、楽譜をより深く解釈することが出来るようにするため」という趣旨を述べていらっしゃる(この発想は、なんだか荻生徂徠の古文辞学に似ている。)。
例えば、ベートーヴェンの悲愴ソナタ冒頭の「フォルテピアノ」の指示は、フォルテピアノ特有の「音が早く消える」特性を踏まえないと理解できないそうである。
ちなみに、「シュタイン」には足ペダルがなく、膝レバー(膝を上に上げる)方式であるが、ベートーベンは、月光ソナタの一楽章について、終始ペダルを使用するよう楽譜で指示している。
これはかなり腹筋を使う動作なので、「普段から腹筋をよく鍛えておけよ!」というメッセージなのかもしれない。