Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

決められない政治

2021年04月15日 06時36分50秒 | Weblog
アメリカの政党政治 建国から250年の軌跡 岡山裕 著
 「・・・現在の政策的な膠着状態は、政策決定に特別多数の賛成を要する政治制度にも起因する。なかでも連邦議会上院のフィリバスターは、院内の多数派にとって悩みの種であり続けてきた。
 フィリバスタ―については、党派を超えて納得が得られるまで審議する、上院の議院としての本質に関わる制度だとする意見が強かった。ところが近年、フィリバスターをさらに弱めるか禁止するという提案が注目されている。
」(p243~244)

 単純多数決では可決出来ないところが、アメリカの「決められない政治」の原因であり、その大本は”フィリバスター(議事妨害)”にあるというのが、民主党の主張らしい。
 私見では、フィリバスターは使い方次第で毒にでも薬にでもなる代物で、現時点で禁止を決めるのは行き過ぎだと考える。
 近年のフィリバスターは、主に人事案件を巡って行われてきたようだが、これが仮にイラク戦争の開始についてなされていたとしたら、極めて効果的だったのではないだろうか?
 話は変わるが、防衛大学校長に転出した久保文明先生の後任は、この本の著者ではないかというのが、私の予想である。
 
コメント
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