Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

虐待の指標

2021年04月08日 06時30分28秒 | Weblog
人工妊娠中絶の国際比較

 パワハラやモラハラ、高齢者・障がい者に対する虐待など、仕事柄、「虐待」の事案に多く接する。
 とはいえ、対応しているのは、基本的には、法的に事件として認知されているものだけである。
 したがって、事件化しないために「虐待」として認知されない事案も世の中には多くあるわけである。
 普通に考えると、閉鎖空間内で少人数が生活するという状況が、一番虐待が表に出にくいと思われるので、やはり、家庭内では多くの虐待が発生していると思われる。
 中でも、声をあげることも逃げることも出来ない子供や病人、寝たきりの高齢者などが被害者になりやすいと推測される。
 表に出ない「虐待」がどれほど発生しているのかを知るのは難しいが、例えば、「人工妊娠中絶の数・率」を指標とするのはどうだろうか?
 これは、「生命を持った弱い者への対応」という観点からして、虐待的傾向をはかるよい指標となるのではないかと思うのだ。
 そこで、国際比較を見たのだが、(ロシアは別として)スウェーデン、英国やフランスといった、一般には人権意識の高い国々の中絶率が高く、意外な結果であった。
 もっとも、数字に出てくるのは「合法」な中絶件数だけなので、非合法なものを含めて検討する必要があるだろう。
 結論としては、「指標として適切かどうかは定かではない」といったところか。
コメント
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