Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

最も怯えていること

2021年08月03日 06時30分07秒 | Weblog
習近平中国の本音、米中実務者会談で分かった最も怯えていること
 「結局、中国共産党政権は、中国という国の「発展」よりも、中国の「主権と領土の保全」よりも、自分たちの体制維持を最も重要視していることがこれでよく分かるが、その一方、中国共産党政権は実は、自分たちの一党独裁体制はアメリカによって転覆されることを非常に恐れていることも分かった。
 つまり中国は、表向きではアメリカに対して超強硬姿勢をとり、米国務副長官を迎え撃つような威圧的な態度に出ているが、内心ではむしろ、アメリカが中国共産党の支配体制を転覆するような行動に出ることを何よりも怯えていて、アメリカに対しては、「われわれの制度を破壊しないよう」と暗に嘆願しているのである。


 この論者は、中国共産党は、自らの存続を至上命題と考えており、アメリカの覇権に対抗することはその手段に過ぎないと示唆している。
 それはその通りで、歴史を紐解いても、軍事力だけで覇権を手に入れることは無理であり、いわゆるソフト・パワーを兼ね備えている必要があるが、中国にそれがあるとは思えない。
 なので、覇権主義は見せかけに過ぎないという指摘は一理あるだろう。
 他方、近年のアメリカの対中政策が変わってきているらしいことは、洞窟からの脱出でも指摘したが、ウイグル問題などを積極的に取り上げることは、この政策の一環と思われる。
 だが、組織の存続を至上命題にしているからこそ、人権侵害が生じるわけだから、この種の問題が収まる見込みはなさそうである。
コメント
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