小言幸兵衛の日記:国語を大事にしない国民が繁栄できるはずはない
「「さらに」という副詞は 存在するが、「一層の」という意味での「さらなる」という表現は正し い日本語ではない。」
「以上の議論に対して、「誤った用法でも、広く使われているものは認め るべきだ」との意見があるだろう。確かに、一般的にいえば、言葉にはそ のような側面がある。 しかし、ここで重要なのは、言葉や表現に対する感覚である。この場合 でいえば、「さらなる」という表現を珍妙と感じるか否かなのである。」
もう1つの「無条件アウト」が「さらなる」を用いることである。
野口先生は、「言葉や表現に対する感覚」の尺度としてこれを用いており、「さらなる」を用いるような「国語を大事にしない」人は「アウト」だとしている。
私は、「さらなる」に「漢字と平仮名の混在」を付け加えたいと思う。
「進捗」を「進ちょく」と表記することが、日本人の頭を悪くする
「「被曝」とかは最近は「被ばく」って書いたり、顰蹙なんて「ひんしゅく」って全然漢字じゃないじゃないか!って私は怒り心頭に発しているところです。この他にも「謙遜」が「謙そん」に、「進捗」が「進ちょく」に、「危惧」が「危ぐ」になったりして、一体この国はどこまでおバカになったんだ?と思うわけです。」
こちらの問題も深刻だと思うのは、漢字と平仮名とでは、脳内処理が全く違っており、活動する脳領域が違うからである。
「進ちょく」などという言葉を記憶した子供は、おそらく一生これに応じた脳内処理が染みついてしまい、「進捗」を受け入れられなくなるのではないだろうか?
「「さらに」という副詞は 存在するが、「一層の」という意味での「さらなる」という表現は正し い日本語ではない。」
「以上の議論に対して、「誤った用法でも、広く使われているものは認め るべきだ」との意見があるだろう。確かに、一般的にいえば、言葉にはそ のような側面がある。 しかし、ここで重要なのは、言葉や表現に対する感覚である。この場合 でいえば、「さらなる」という表現を珍妙と感じるか否かなのである。」
もう1つの「無条件アウト」が「さらなる」を用いることである。
野口先生は、「言葉や表現に対する感覚」の尺度としてこれを用いており、「さらなる」を用いるような「国語を大事にしない」人は「アウト」だとしている。
私は、「さらなる」に「漢字と平仮名の混在」を付け加えたいと思う。
「進捗」を「進ちょく」と表記することが、日本人の頭を悪くする
「「被曝」とかは最近は「被ばく」って書いたり、顰蹙なんて「ひんしゅく」って全然漢字じゃないじゃないか!って私は怒り心頭に発しているところです。この他にも「謙遜」が「謙そん」に、「進捗」が「進ちょく」に、「危惧」が「危ぐ」になったりして、一体この国はどこまでおバカになったんだ?と思うわけです。」
こちらの問題も深刻だと思うのは、漢字と平仮名とでは、脳内処理が全く違っており、活動する脳領域が違うからである。
「進ちょく」などという言葉を記憶した子供は、おそらく一生これに応じた脳内処理が染みついてしまい、「進捗」を受け入れられなくなるのではないだろうか?