Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

無条件アウト(2)

2021年08月23日 06時30分13秒 | Weblog
小言幸兵衛の日記:国語を大事にしない国民が繁栄できるはずはない
 「「さらに」という副詞は 存在するが、「一層の」という意味での「さらなる」という表現は正し い日本語ではない。
 「以上の議論に対して、「誤った用法でも、広く使われているものは認め るべきだ」との意見があるだろう。確かに、一般的にいえば、言葉にはそ のような側面がある。 しかし、ここで重要なのは、言葉や表現に対する感覚である。この場合 でいえば、「さらなる」という表現を珍妙と感じるか否かなのである。

 もう1つの「無条件アウト」が「さらなる」を用いることである。
 野口先生は、「言葉や表現に対する感覚」の尺度としてこれを用いており、「さらなる」を用いるような「国語を大事にしない」人は「アウト」だとしている。
 私は、「さらなる」に「漢字と平仮名の混在」を付け加えたいと思う。

「進捗」を「進ちょく」と表記することが、日本人の頭を悪くする
 「「被曝」とかは最近は「被ばく」って書いたり、顰蹙なんて「ひんしゅく」って全然漢字じゃないじゃないか!って私は怒り心頭に発しているところです。この他にも「謙遜」が「謙そん」に、「進捗」が「進ちょく」に、「危惧」が「危ぐ」になったりして、一体この国はどこまでおバカになったんだ?と思うわけです。

 こちらの問題も深刻だと思うのは、漢字と平仮名とでは、脳内処理が全く違っており、活動する脳領域が違うからである。
 「進ちょく」などという言葉を記憶した子供は、おそらく一生これに応じた脳内処理が染みついてしまい、「進捗」を受け入れられなくなるのではないだろうか?
 
コメント
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