Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

有用性(2)

2021年08月14日 06時30分58秒 | Weblog
メンタリストDaiGo「ホームレスの命はどうでもいい」と差別発言。炎上後も「辛口だから」と言い訳
 「生活保護の人たちに食わせる金があるんだったら、あの、猫を救ってほしいと僕は思うんで。生活保護の人生きてても僕べつに得しないけどさ、あの、猫はさ、生きてれば僕得なんで。

 DaiGo氏は、自身にとって「得」かどうかという観点で人間・動物の命をはかっている。
 つまり、有用性(効用)を重視する思考をとっているわけである。
 この思考を、世間一般は批判しているわけだが、個人的にはやや違和感を感じる。
 なぜなら、人工妊娠中絶=胎児の命を奪うかどうかの判断においては、「経済的な余裕がない」という理由がトップにあがっているからである。

中絶の実態 「胎児に申し訳ない」 受ける女性の思い
 「「最初の人工妊娠中絶手術を受けることを決めた理由(女性)」(表2)を見ると、「経済的な余裕がない」(24・3%)、「身体が妊娠・出産に耐えられない」(2・9%)という理由のほか、「相手と結婚していないので産めない」(24・3%)、「自分の仕事・学業を中断したくない」(8・6%)などもありました。それぞれに深刻な事情があることがわかります。

 この社会は、実際には、経済的な理由で命を奪うことを許容しているとみることも可能なのだ。
コメント
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