Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

アダージョ・カンタービレ

2023年10月03日 06時30分00秒 | Weblog
 「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」,第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」,第23番へ短調Op.57「熱情」 他

 YouTubeで”悲愴”第2楽章(アダージョ・カンタービレ)を聴いて注目していたフレディ・ケンプを初めて生で聴く。
 運よく最前列中央の席が確保出来た。
 ”悲愴”の演奏はパーフェクトといって良く、大満足である。
 第2楽章の「アダージョ・カンタービレ」は、ベートーヴェンが作った最も甘美なメロディーだと思う。
 なので、私は2日に1回はこれを聴いている。
 私見では、最後のパッセージを「ねっとりと、名残惜しそうに」弾くのがミソである。
 ここでイメージしているのは、
といったところである。
 今回の公演では、まさしくそれが実践されていた。
 ただ、敢えて言えば、”月光”の第3楽章や”ワルトシュタイン”の第1楽章でいくつかミスタッチがあったのは惜しいところか?
 
 「三浦文彰×清水和音×髙木竜馬×辻󠄀井伸行 夢のようなガラ・コンサート!

 開始前に解説者が言っていたが、「2回分のコンサートが聴ける」お得な公演で、しかも運良く中央2列目の席を確保。
 何と、三浦さんは最初から最後まで出ずっぱりという大活躍である。
 私が驚いたのは、辻井さんがアンコールで「アダージョ・カンタービレ」を弾いたこと。
 ついさっき紀尾井ホールで聴いたばかりのメロディーが、サントリーホールでも流れ始めたのである。
 辻井さんらしく、メロディーをくっきりと浮き上がらせる奏法で、いい気分で聴きながら、私は、最後の30秒間に全神経を集中させた。
 すると、・・・・・・。
 辻井さんは、予想したよりも”駆け足”で、最後のパッセージを弾いてしまったのである。
 うーん、これはちょっと・・・。

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