<誤認逮捕>服役の男性は無実 無職男を再逮捕 富山県警
富山県警は19日、県内で02年1~3月に発生した強姦(ごうかん)、同未遂の二つの事件で誤認逮捕していた、と発表した。逮捕された男性(39)は同年11月、富山地裁高岡支部で懲役3年の実刑判決を受け服役した。その後、2事件が、鳥取県警に強制わいせつ容疑で逮捕された松江市西川津町、無職、大津英一容疑者(51)の余罪と判明し、富山県警が19日、再逮捕した。県警によると、似顔絵捜査や被害者証言を受け、男性を2日間で計約17時間、任意で聴取。当初は否認したが、3日目に容疑を認めたため逮捕したという。男性は公判でも起訴事実を認め、約2年1カ月間服役し、05年1月に仮出所。無実判明後の今月17日、県警幹部が謝罪のため親類宅を訪ねたが、今年に入り所在が分からなくなっていることが判明したという。
無実の人間でも自白することがある。身柄を押さえられただけで、人間は心理的な安定を失う。そして、留置場で生活を支配された上で、こいつはクロだという「確信」を持った捜査官からひたすら追及・罵倒される(ちなみに、見たことはないのだが、警察の取調べは検察のそれとはかなり違うようである)。これを、「取調べの場の圧力」という(浜田寿美男奈良女子大教授)。また、「犯人」を演じることに自虐的な喜びを見出す人もいないではない。
ちなみに、「宇和島事件」では、無実の被疑者が取調べ開始から4時間で自白している!
富山県警は19日、県内で02年1~3月に発生した強姦(ごうかん)、同未遂の二つの事件で誤認逮捕していた、と発表した。逮捕された男性(39)は同年11月、富山地裁高岡支部で懲役3年の実刑判決を受け服役した。その後、2事件が、鳥取県警に強制わいせつ容疑で逮捕された松江市西川津町、無職、大津英一容疑者(51)の余罪と判明し、富山県警が19日、再逮捕した。県警によると、似顔絵捜査や被害者証言を受け、男性を2日間で計約17時間、任意で聴取。当初は否認したが、3日目に容疑を認めたため逮捕したという。男性は公判でも起訴事実を認め、約2年1カ月間服役し、05年1月に仮出所。無実判明後の今月17日、県警幹部が謝罪のため親類宅を訪ねたが、今年に入り所在が分からなくなっていることが判明したという。
無実の人間でも自白することがある。身柄を押さえられただけで、人間は心理的な安定を失う。そして、留置場で生活を支配された上で、こいつはクロだという「確信」を持った捜査官からひたすら追及・罵倒される(ちなみに、見たことはないのだが、警察の取調べは検察のそれとはかなり違うようである)。これを、「取調べの場の圧力」という(浜田寿美男奈良女子大教授)。また、「犯人」を演じることに自虐的な喜びを見出す人もいないではない。
ちなみに、「宇和島事件」では、無実の被疑者が取調べ開始から4時間で自白している!