パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

人の行うサッカー練習を見て感じた事!

2006年04月16日 19時32分49秒 | Weblog
今日もまたサッカーの話。
あるキッカケがあって、別の人が中学生をコーチするのを見る機会があった。

なるほど、違うもんだな。というのが第1感!
練習方法が違えば、チームカラーも当然変わってくる。
元をただせば、コーチの方向性やら好みに大きく左右されるのだが。

日本サッカー協会が指導方針を出しているのだろうが、現場では完全には実施されてないのが実情だろう。

サッカーは、選手を評価するのが難しい。
子供たちに好きな選手の名を聞けば、ワンパターンである選手の名が挙がるという事は、
大きくなればなるほど、少なくなっていく。
つまり、イメージがシンクロする選手が好きな選手と言うだろう。

ある意味では、国民性もチームカラーに反映する。
日本は本当にシステム論が好きな国民だ。
3バック、4バック、ボランチ、司令塔。
多くの人が嬉しそうに、さも自分の考えのように、メディアに発表された話を口にする。

チームプレーを大事にしよう。
数的有利を作るようにしよう。
効率の良い、理屈にあったプレーをしよう。
教育的立場からすれば、これらは間違いなくその通りだ。

しかし、おっさんは独断してしまうが、
それだけでは、「おもしろくない」

理屈に合わなくても、点を取ってしまったり、
数的有利でなくても、仕事ができてしまったり、
教えられなくても、感じて自ら何かできる、そんな人を育てたい。
教えるのは、困ったとき、答えはなるべく自分で気づくように指導して
初めから答えは言わないようにしたい。

今感じているのは、多くの選手がインステップキックができていないということ。
インステップキックにみえても実はインフロントキックの場合が多い。
Jリーグの試合でも、ふかすシュートが多いのはそのせいだ。
ヨーロッパの選手は、インフロント気味に、まわすようにキックしてもきっちり足の甲に当てている。

インステップキックは、実は蹴りにくかったり、うまく蹴れても、力強くとんでいかないことが
体が出来上がるまでは多い。
だから、ついつい、強いキックができてるように見えるインフロントキックで誤魔化してしまう。

サッカーは多くの国では、フットボールと言われている。
フットは 足の事。だからホントはもっと足の当たる場所について、システム論位、夢中になってほしい。

強くなるには、国見みたいに体力サッカー(勿論、それだけじゃないけど)効率的な組織が、手っ取り早い
かもしれない。しかし、おっさんは、基本的には、司令塔など必要としない、一人一人が適切な判断ができて
多くの点を獲れる個性豊かなチームが理想かな。

子供は大人の単なる小さな形ではなく、子供の時には子供の時にしかできないサッカーがあって
いいと思うし、むしろそうあって欲しいと思う。
しかし現実には、多くの仲間とやっていくのでそれぞれの考え方があり、自分勝手にできないのが
残念であったり、良かったりしている。



コメント
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