パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

音をしぼってゲームを見れば、自分の言葉で印象を語る事ができる

2010年04月13日 20時36分48秒 | サッカー
自分の印象とどんな風に違うか、翌日の新聞の批評を読むのが
楽しみな事は間違いないが
多くの場合サッカーの試合の印象は、
そのゲームのテレビの解説者の一言に
印象は大きく左右(支配)されてしまう

野球でもそう
熱っぽく声を上げて語っていても
それって昨日解説者が言ってた事じゃん!
なんてことが珍しくない

先日のインテルとモスクワの1st leg
本田がボールを取られ、そこから反撃されて
失点して本田には守備意識、責任もって追いかける事等
まだまだ課題が多い うんぬんが
公の認識みたいになっていたが
その記事(ネットも書き込み)を読んだ後で
ビデオを見たのだが、正直なところそのような印象は持たなかった

確かにボールを失ったのは事実
しかし、そこから一気に反撃されたというより
インテルは奪ったボールをサイドチェンジして
そこからドリブルで縦に持ち込んで
真ん中で待ち構えるミリートにパス

ここでのミリートはすばらしかった
シュートが撃てる位置に素早くボールを動かし
間髪入れずシュート

このシーンで本田のシーンところまで戻って
本田を批判するのは果たしてどうなんだろう?
あれだけ時間が経っていれば本田以外の守備に問題はなかったか?

日本のテレビだから本田に注目し
本田の為に何か言うのは分からないでもない
しかし、そこで発せられた言葉が一人歩きして
実際のゲームを見ていない(テレビでも)人が
本田に対して解説者の視点と同じで判断するのは
仕方ないとは言え少し問題では?

本田だけの事ではなく
この国は何もかもが右に倣え!
みたいな論調。
つまり言い出しっぺにみんな追従する
そうじゃない!
とはあまり言わない

実はこの事が一番心配

試合結果を載せる新聞記事は
何故個人のパフォーマンスの採点をヨーロッパの様に
しないのだろう?

A紙とB紙の評価が違っていても
(実際にはそんなに違いがないかもしれない)
かまわないと思うのだが
どうも際立つ事が嫌いなようで
全ては当たり障りのない事の羅列になってしまう

つまりはマスコミの問題
しかし、実はそれを受け入れている様にみえる大衆も問題なのかも
まだまだ解決すべき問題は多いみたい、、、?
コメント
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