パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

歴史の勉強中、感じた事など

2010年04月15日 21時52分36秒 | Weblog
どうも江戸時代の鎖国のイメージが強過ぎて
日本は海外との交流が少ない様に思っていたが
豈図らんや、そんなことは全然なくて
もっと昔、遣隋使以前から外国との行き来は結構あったようだ

平城京、遷都1300年がキッカケになっているわけではないが
最近集中して読んでいるのがこの頃の話
万葉集がらみに古事記、日本書紀(思いっきり抜粋したもの)
そして蘇我氏の事を書いたもの、穴穂部の皇子を描いた小説

こうしてまとめて読んだ方が
時代の雰囲気や人物の関係などが頭に入りやすい

ところで外国との関係
遣隋使、遣唐使の乗った船は
30メートル×7~9メートル×?メートル
貧弱で危険がいっぱいだったとか
唐に行って向こうで官僚になった人やら
結婚して子供をもうけた人がいたやら
戻れなかった人がいたとか
外国語が苦手で困った人がいたとか
そうした、こまごまとした事が日本の資料や
かの国の歴史書、文献に記されている

こうした事につけても感心する事は
よくもまあ、そんな事を調べ挙げたものだ!
ということ

どこにそんな事が書かれているか分からないだろうし
たとえ書かれているところが分かっても
判読に随分苦労しただろうし
それに、判読してもそれを評価したり、納得したりするひとは
おそらくそんなにはいないだろう
必然的に彼らは必ずしも経済的に裕福になれる可能性は大きくない(?)

世の中にはいろんな事に興味を持つ人はいるものだが
歴史の教科書に一言二言だけ記述されるために
一生かけたようなこの人たちの苦労は本当に大変!
というより、今はなんだか尊敬してしまう気持ちの方が強い
そして何かに夢中になれている事実が少しばかり羨ましい

それにしても
平城京の頃は日本は外国のものを取り入れるのには
随分柔軟性があったようだ
外国人の技術、法律、人材としての登用
それらは現実的でダイナミックで今の日本の姿よりは迫力がある
(この国を引っ張っていく人々には
 早くなんとかして今のこの閉塞感を打破してほしいものだ)



コメント
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