パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

人は(組織は)成功体験を繰り返す

2012年07月14日 13時42分08秒 | Weblog

松本清張の「日本の黒い霧」を読んで(流し読みだけれど)
「あれっ!どこかでもあったぞ!」
と思わされたのが、最初の下山事件の章で解説されている
アメリカの対応のこと

戦後、旧財閥の解体をアメリカ(G2だっかかGS?)は
共産党の力を借りて(間接的に)行ったのだが
想像以上に共産党の力が大きくなりすぎて、
今度はその歯止めに苦慮する話
結局、それ以上の共産党の進展を阻むために
なにかきっかけを求めていた!
というのだが、、、、

この話、アフガニスタンにおけるアルカイダの話と
そっくりなのでは!
つまりソ連に対しては共同で戦った
しかし、その後、アルカイダは離れていった
その理由がどうであれ、使えるものはなんでも使う
「敵の敵は味方」という現実思考とその末路

人は、(多分組織も)残念ながら同じことを繰り返す
それが上手くいった場合なら何の疑いもなく

アメリカは国益になることへのアプローチ方法は
自由・民主主義の言葉の裏で
結構えげつない事をやっているのでは!
(もっともそれが現実的な外交というものかもしれないが)

話は飛躍するが
民主党が与党になった瞬間からひどく外交問題に対する
考え方が変わったように感じてしまうのは
実は与党でしか手にすることのできない
(アメリカからの)情報(要請)があるのではないか?
と思ってしまう

アメリカからの自由
それが幸せかどうかは知らないが
それがなかなか難しそうだ
ということは想像がつく
しかし、いつか思いきらなくては!
とも思うのだが、、、

コメント
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