既にだいぶ時間が過ぎているが、ユーロ決勝戦の感想を!
と言ってもWOWOWに加入しているわけではなく
地上波CBCテレビを、
しかも後半から見ただけにすぎないのだけれど
「スペイン完璧な前半でしたね!」
といったコメントが聞けたので
スペインがリードしているのは分かったが
その後ハイライトで得点シーンを見ると
イタリアはスペインの縦の走力に負けた感じ
一点目のイニエスタのパスもいいけれど
セスクの走りこみ、中に少し切り返して
マイナスの正確なパス
そしてドンピシャのヘッド
お見事というしかない
2点目もかなり後ろから走ってきた選手に
ぶっちぎられてシュートシーンを作られて
チョットイタリアは体が重そうな感じと言う印象
後半の2点はおまけみたいなもの
負傷退場で11人対10人になった時点で勝負はついていた
この勝負フィジカルコンディションが勝負と思っていたが
一日休養の少ないイタリアが、延長を行ったスペインよりも
疲れていたようだ
ここで問題は、日程が逆だったら結果もそうだったか?
と考えると案外そうではないかもしれない
なぜならスペインは疲れないサッカーをしているからだ
南アフリカのワールドカップの時、実に様々なデータが発表されたが
その中にパスを受けるための走行距離というのがあった
文字通りパスをもらうために何メートル走るか?
というものだが、一番短かったのがスペイン
お互いの距離の感覚がいいから
そんなに走らなくてもパスがもらえる
というものだ
ついでに相手のパスの阻止率だったか、とにかくその手の数字も
スペインはイタリアと並んで高かった
コンパクトになっているから失ったボールに対しても直ぐに
ディフェンスにいけるから
というのが解説にあったが、真偽の程はともかく
何となく分からないでもない
つまり、攻撃も守備も疲れないサッカーを
スペインはしていた(している)ということだ
そして今回もそんな調査があれば
似たようなデータとなるのではないか?
少しおまけの話になるけれど
先ほどのパスを貰うための走行距離が一番長かったのが日本
相手のパスの阻止率が一番低かったのも日本(だったかな)
しかし、ここで日本に関しては
選手間同士が良い距離を保つことにしよう
と言う結論だけで終わってほしくない
パスゲームのスペインだが
相手のいない時には(時にはいても)勝負のドリブルがある
と言う前提を軽く考えてほしくない
つまり、形だけを見習っただけではスペインやバルサにはなれない
ということ
まだまだ個人のスキルにおいてもクリアすべき問題・課題は多い
その上でのチーム戦術のような気がするが、、、