パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

教会の鐘の音と鳥の声

2015年04月21日 20時30分28秒 | 徒然なるままに

現地に行かないとわからないことの一つに音がある
今回のウィーンとドイツへの旅で改めて気になったのが
教会の鐘の音と鳥のさえずり

バンベルクで鐘の音が聞こえたので急いで動画モードに切り替えて
音を録音するために撮影

実はウィーンでもケルントナー通りを歩いている時に
数カ所から教会の鐘の音が聞こえた
それが割合大きな音だったので不意に
40年前にリューベックで聞いた鐘の音を思い出した
あの時もあたりを圧倒するような音だった様な記憶がある
(本当はそれほどでもないかもしれないが)

この鐘の音は日本のお寺の音とはだいぶ趣が異なる
日本の諸行無常の鐘の音と言われるような
どこか寂しい感じとは違って存在感たっぷりの何かを主張するような音
しかし、やかましい感じはしない
こうした音をこちらの人は当たり前のように聞いているのだ

もう一つ、鳥のさえずり
ヨーロッパ(ドイツ)は想像以上に自然が多い
散歩道や公園があってそこをジョキングやウォーキングしている人を
見かけるがその人達を見守るように(?)鳥達が騒いでいる
その鳥の声も耳が慣れると本当に色んな種類の鳥がいることがわかる
鳥なんてカッコウやホトトギスみたいな特徴のあるのもしか
分からないが、とにかくいろいろだ
メシアンが鳥のさえずりを音楽にした気持ちや発想がなんとなく理解できる

鳥のさえずりだけではない白鳥も珍しい存在ではなく
案外すぐそこにいたりする
日本で言えば雀みたいに身近な存在
ワーグナーやグリムが白鳥を扱ったのは
当然の成り行きかもしれない

田園を作曲したと言われるベートーヴェンの散歩道(ウィーンのハイリゲンシュタットにある小道)でも
第2楽章に聞けるような鳥のさえずりが聞くことができる
そしてそれはとても気持ち良い

ところで、平和の印 鳩は随分大きな顔をして教会の周りを飛んでいる
その鳩が水浴びをしているシーンを見かけたので動画で撮影してみた
場所はバイロイト 街の中心部

鳥は水が苦手と思い込んでいたが、遊びで水浴びをしているみたいで意外だった

コメント
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