吉田秀和氏の「ベートーヴェンを求めて」という本は
ベートーヴェンが生涯を通じてあるテーマを利用・工夫していることを
述べている
同時に幾つかの作品を作曲していたことも取り上げている
作曲家という人々は同時に幾つかの曲を作り上げることが出来るようだ
いや作曲家に限らず小説等の作家も同時に幾つかの作品を書き上げるそうだ
松本清張などはピーク時には新聞・雑誌・書き下しなどものすごい
創作量だったらしい
しかし平凡な小市民で、味わうだけの自分は、なかなか同時に幾つかの
作品を読むことが出来ないでいる
癖もあるが、今まではひとつを終えないと次に行けなかった
しかし、それではいつまでたっても次に行けないし、そのうちに
読みたい気分も失せてしまいそうで、最近はいくつかの本を同時に
読みかけにすることが多くなった
そして今、同時に気分次第であれこれ読んでいる本は
「それでも日本人は戦争を選んだ」加藤陽子著
「月の裏側 」(日本文化への視角)クロード・レヴィ=ストロース
図説「ウィーンの歴史」ふくろうの本
日本人の知りたい「ドイツ人の当たり前 」ドイツ語リーディング
幸い今のところ上記の本はすべて面白いというか興味深い
(心配なのは途中から読み直すのはいいが、
前の記憶が確かかどうかということだが
開き直って気にしないようにしている)
いやいやこれだけではなかった、読んではいないが次の候補に上がるのが
「失われた時を求めて」プルーストの長い小説のコンパクトにまとめたもの
それに
「フルトヴェングラーかカラヤンか」テーリヒェン
結局のところ、自分の部屋に乱雑に本が散らかることになっている
そんな様子はきれい好きの同居人はご機嫌斜めで、いつも何か言いたそう
(本で埋まっているというのが幸せな気分なのだが、、
仕方ない、程々にしよう、、、そのうちに)