流行語大賞になると良いな!
と意地悪な気持ちを込めて思うのが「総合的・俯瞰的」という言葉
世間を賑わしている学術会議の6名の学者さんの任命拒否に菅さんが使用して言葉だ
これは抽象的な言葉で使い勝手が良さそうで、実際のところ何を意味しているかわからない
こうした都合の良い言葉は、官僚さんや地方自治体では職員の独壇場で
いつも煙に巻かれる気がしてしまう
ところで「総合的・俯瞰的」の言葉は2003年に学術会議で使われていて
それを踏まえて菅さんが使ったらしいが、2003年の時のこの言葉は
学者の研究範囲が専門分野のみに偏らないようにする意味で使われたらしい
人文系分野はその性質上専門分野だけで完結することはなく多方面に関連してくる
個人として専門バカになる傾向は仕方ないとしても、
組織としてバランスを取るように気を配るための方針だそうだ
現在想像されるような政治的な意図のバランスを図るというのとは違うらしい
前例に従って自動的に行なっていいものか?
(後任を自分の仲間内から選び、選出自体が形骸化しているのではないかとの疑いで)
と菅さんが言う学術会議員の選出は、過去に何度か選び方が変更になっているとのこと
最初は公選制
だがこれは多数派工作的な危険性があるので、分野別推薦制に変わったらしい
でも人のやることはどうしても欠点が生まれる
ここでも分野ごとの勢力争い生じる
そこで学術会員の推薦制にしたらしい
それはまず各分野の領域の方々に2000名の候補者を出してもらい
分科会か何かで絞り込みをしていくらしい
この絞り込みを多くの人で行うので「誰かの後任」などということで
選ばれることは現実的には不可能ということだ
(選出者と選ばれた人の利害関係を明らかにすることは現実的には無理ということ)
ということで、内部の歴史とか事情をよく知っている方(前任者の大西さん)の話を聞くと
どうも政権側の理屈のほうが説得力を持たないものになっている(と思う)
今回政権は少しばかり学者さんを舐めていたのではないか
学者さんの理屈や法則性を大事にする身についた考え方は
政治屋さんの抽象的な実態のわからない進め方に異論を唱えるのは
感情的というよりは、筋が通っていない(理屈にあっていない)気持ち悪さから
来ているような気がしている
だが現実の話、いつも思うことだが田舎のおっさんがなにか言ったところで
何かが変わるわけではなさそう
でも、少しは変わるかもしれない、、、と思っっていることも事実
それにしても、どこか薄気味悪く感じる今回の案件
成り行きは注視しなければ、、、
そして、できることをしなければ
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