夜にX(旧ツイッター)を見るのは精神的に好ましくないかもしれない
そこには特に感情を逆撫でる投稿が幾つかあるからだ
ツイッターは前までは自分がフォローしている人の投稿を見るだけだったが
最近はお勧めという分類があって、気が付かないうちにそちらを見ることになっている
そこに出てくるのが、結構過激なものが多い
不思議なことに、お勧めには英語でのアメリカ大統領に関することが混じっていて
前回のゼレンスキー大統領の口論について、トランプ大統領擁護派と否定派が
かなり感情的にやり合っているいるのが見られる
英語の投稿なのだが、翻訳という機能があって簡単に日本語にしたものを
読み進めることができる
投稿者はアメリカ人、カナダ人、ヨーロッパ関係の人物、政府関係者、投資家などだが
これを見るとトランプ大統領に関しては分断は確かに起きていると実感する
同じように兵庫県の問題でも斎藤知事擁護派と反斎藤知事派の双方が
勝手に入ってきて、そのやり取りの中には気分が悪くなるものが少なくない
そしてここでも分断が起きているのを実感する
この2つの分断、アメリカのことは社会背景を前提とした実感はわからないが
日本のことはわかるつもりだ
最近特に思うのは、民意とか大衆の選択は間違っている場合があるということ
つまり民意として多数決で選択された人物や方針のあるものは
考え方の違いの許容範囲を越えて、間違っていると思えてしまうものがあるということ
選挙で選ばれたかと言って、何もかもが正しいとされるわけでは無い
(獲得投票数と、良い悪い、正しい正しくないは無関係だ)
先日、時間をかけて検証された百条委員会の報告がなされたが
この結果について、知事を始め擁護派は全面的に受け付けないでいる
それは理屈として受け付けないのではなく、感情的に受け付けないでいて
その受け付けない根本的に理由が自己の正義感にあるから話はややこしくなる
不意にアメリカのトランプ支持者、兵庫県の斎藤知事擁護派、そして立花孝志擁護派は
(自分には)その行為は何かへの怒りの発散に思えてしまった
それらはルサンチマンの現れのようだ
ルサンチマンはウキペディアによれば
弱者が敵わない強者に対して内面に抱く、「憤り・怨恨・憎悪・非難・嫉妬」といった感情
そこから、弱い自分は「善」であり、強者は「悪」だという「価値の転倒」のこと
強いものとか一例として、オールドメディア、知識人があげられるのではないだろうか
偏向報道が多いとか、事実を伝えないというものの、その検証とか対処行動もせずに
ただ腹を立てているだけのよう思える
兵庫県に例では、百条委員会は地方自治法で法的に保証された制度で
実施には予算が必要で、議決で了解されて開くことができる
そして、その検証内容は今回の場合は、7つの通報されたことの事実確認と
知事が誹謗中傷の文書として職員を処分したことが適切であったかを
精緻に検証するものだが、そのためには県民局長の私的な内面生活は
プライバシーの点からもまた論点整理の面からも検討する必要がない
ところが、そうした会議の進め方に慣れていないとか、思い込みの激しい人には
県民局長が通報したのはコレコレの意図があったからで、
その本質を問わない限りは無意味だと主張する
でも、問われているのは県民局長の意図とかプライバシーではなくて
通報された内容が本当か否かだけで、それ以外のことは関係ない
だがそれで進めると、何かを隠していると思い込んでますます怒りをつのらせてしまう
話は飛ぶが、自分たちが経験した行政裁判では、市は異様に高額で養鶏場を
購入することにしたが、問われたのは、購入価格が高かったか否か?
その進め方は手続き上適切であったか?という点で
何故高かったのか?とか、それによって誰かが得したという想像は
関係ない話として論点には上がっていない
(そこには気分的に不満は残るが話の進め方というのは
そういうものなのだろうとは想像できる)
仮にその問題を論点にあげたいのならば、それは刑事的な分野への働きかけが
必要になる
こうしたちょいと面倒くさくて、感情を廃したような手続きは
一部の人間には知識人の横暴と取られるかのようだ
最近の反知性主義は、自分が理解できない観念的な難しいことを説く人への
ルサンチマンではないかと思えてならない
分断というのは容易に想像できる社会的、経済的な立場によるものだけでなく
個人の内面に起因するものの少なくないと思えてならない
反知性主義者は、理屈っぽいが故に、左派とかリベラリストを
否定してしまうのではないだろうか(トランプさんも安倍さんも?)
いつもの、まとまらない話
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