パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

女性目線のドラマ「平清盛」

2012年06月10日 20時01分34秒 | Weblog

少しへそ曲がりだから必ずしも視聴率の良い
そして人気のある人物の大河ドラマを見るわけではない
まじめに見たのは最近では直江兼続と新選組
人気の篤姫や龍馬は何となくパスしている

ところで今年の「平清盛」
特に好きでもないし興味が湧いた人物でもない
しかし、今のところ見ているのは貴族の生活に
興味があったに過ぎない
それが自分の好きな「京都」の大きな柱になっているから
お公家さんの趣味の良さは悔しいけど半端じゃなさそう
成金では追いつかないものがあるようで

最近は女性の脚本家が多いようだ
このドラマも確か女性だったような、、、
そこで思ったのは、確かに心の襞・機微を上手く繊細に
捉えて、しかも毎回毎回効果的な対比となるシーンの
挿入などが見られる

しかし、へそ曲がりはそこにチョット不満を感じてしまう
家族・心の葛藤を中心に演出するのはわかるけれど
何か無目的に戦いたいような、あるいは無軌道な権力への衝動
みたいなものは(男になぜだか備わっているような)
そこには見えない
つまりこのドラマは女性目線のドラマ

男はもう少し非情に判断を下すことがあるかもしれない
そしてそれを淡々と演出することにとって
より悲劇的な感情を呼び起こすことができそうな気がする
つまり感情過多はわかりやすいけど
余計なお世話になりやすい

同じことが一回一回に効果的なシーンの対比・コントラストは
うまいなあ!と思いつつスケール感を失う元にもなりそう

と言っても自分が何かできるわけじゃない
ただ、好き勝手なこと言ってるだけなのだが、、

コメント
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