季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

チャレンジが取り柄

2012-02-13 20:50:15 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

午前中は人も少なく、作る人もいなくて話してばかりがしばらく続いた。
「こんなんでお給料もらってていいんだろうか?」って思いながら、それでも話したい人に話してもらうのも良いと思って。
それでもいろいろなプログラムを終えてポツポツと人が集まってくる。
そして最近は見なかった人たちも結構続けて現れる。さては、チョコサンドクッキーの匂いがしたかな?
って思うほど。

久しぶりに来れた彼女はベレーを作るって。自分で毛糸も持ってきていてベースの色も選んだ。
随分出来て頭を入れる穴を開ける時、よく注意してたはずなのにてっぺんと底を間違えた。開けてびっくり!悲しい!すかさず始まるオペ。私は針と糸を持って切り口をサッサッときつめに縫い付ける、そして少し羊毛を足して注意深くこする。そして反対に穴を開けた。
それから普通にいつものようにローリングなど進行して出来ました。
もう何事もなかったかのように間違って切った所がまったく見えません。我ながらすごい!
「たまにしか来れないのに、彼女の作品をダメにしてしまうなんて、私が許さない!!」って言う一心だった。必死だった。本当にうまく行って良かった。

       

私はこの頃こういうところが私の良い所かも、と思い始めているけど
それは「出来ると信じてとにかく進み続けてやり遂げる事」。あきらめない。
これは昔から変わらない特性だと思う。

覚えているのはずーっと前にフェルトの講習で泊りがけで夜にみんなでフェルトづくりの続きをしていた時に作ったフェルトボールにフェルトの紐を通そうとした時の事。
周りのみんなは「やめといたほうが良いよ!、絶対無理だから。」って何回も言ったんだけど、とにかく私はグイグイと紐を通す作業を続けた、それで言われ続けている最中にそれが通った。
誰も諦めて始めからやらないような事でも出来ると信じてやり続けて最後にはやり通す。その力が私にはあるかもしれない。今の仕事を思ったらその作業の連続だ、それが仕事だと言ってもいいくらい。
出来るはずもない事でもやろうと決めて一緒に進んで行く。それが私の仕事かもしれないなあ。
なんて考えています。

まあね、本当に出来そうもない時はあきらめます。

今日のもう一つの良いことはまた編み物仲間が増えそうなこと。
彼女は前から棒針編みをやりたがってた。かぎ針は出来るけど棒針をずっとしたかったんだって。
でも出来なかった。それは彼女が左利きだから。手芸が得意なお母さんでも左利きの彼女に編み物を教えることが出来なかったらしい。それに挑戦した。
始めは鏡を使ってその画面を見て覚えて!ってやってたんだけど、なかなか難しい。それで思い切って私が左利きのやり方でやってみた。脳ミソをくるっと裏返して。そうしたらなんと、出来た!
ずんずん編める。それを見て彼女は納得。そして真似したら編めました。

すごくうれしかった。私も彼女も、見てたみんなも。生まれて初めて編み物が出来た!やりたかった棒針で編めた!
これから世界が広がるよ!ってもううれしくなって飛び跳ねる。
新しい人生のページが始まるその瞬間、一緒に立ち会えた。それがうれしい!

今日は言わずもがな、バレンタインの用意をして行った。
11日に焼いたチョコサンドクッキーとチャイ。
大きな鍋でいっぱいチャイを作ってみんなで温まる。そしてクッキーは大好評でした。
石挽きの全粒粉、国産小麦、よつばのバター・砂糖、静岡のナベショーさんのハチミツ。これだけ入ってて美味しくないはずがない。みんな良く噛んで味わって食べました。

去年のチョコレートフォンデュが楽しかったのが忘れられないと何人もの人が。
そのために具を持ってきてくれた人もいたくらい。
来年是非やりましょう!あれは楽しい、ちょっとしたパーティー。

こうやって毎年いろんな行事も楽しんで、ハンドワークの日々も過ぎていきます。
ホカホカです。
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