季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

秋の院外活動

2013-11-19 18:33:51 | ハンドワーククラブ HandworkClub
一年に春と秋の2回、クリニックで遠足がある。(院外活動)
今日は秋の院外活動の日。バスに乗って梅小路の機関車博物館と伏見稲荷へ。

写真は撮らない事になっているのでないです。

昨日も仕事だったし結構バスでうとうと。それでも結構固まってた女性たちと話した。席が決まってたのでちょっと気が楽。

いつも思うのだけど、そして今日は特に感じたのだけど、集合や移動がなんともスムーズ。
時間がずれる事が一度もなかった。

高速も私道もこの季節なのに混んでなくて計ったように時間に沿って到着。

機関車。前に行ったことがあると思うけど、やっぱり本物を目の前で観るのは感動ものだ。
黒くて重くてでっかい!パワーを感じるな。
遠足の幼稚園か保育園生がたくさん来ていて、展示の機関車の操縦室のレバーやダイヤルにまとわりつきまつわりつきわらわらとさざめき合っていました。あの子たち、ちっちゃいの。ほんとに妖精みたい。軽くてちっちゃくてふわふわ。きゃいきゃい。
あんなにおっきくて重くて質感のあるものがそのちっちゃい人たちにとってすごい魅力なんだと思う。
それを見て可愛いなあと思う。機関車もうれしいだろう。

外は風が強く寒い!それでもいろいろな機関車に見入る。いちいちの部品にも見入る。
魅力的、私にとっても。こんな大きな強いもの良く作ったなあと思う。

そして時間が来て実際に乗りました。汽笛が大きくなって煙と蒸気がガンガン出て私たちを乗せた汽車が動く。
これが石炭と蒸気で動いてるのだなあと思ったら感慨深い。いつもは電気の力で動くものに乗っているので。
隣に座った女性が修学旅行に汽車で東京に行ったのだと言う話をしてくれた。夜通し座って乗って、明け方の窓の外に大きな富士山がド~ンと見えた時は息を飲んだと言っていた。もう美しいとかじゃなくて畏敬の念を抱かずにはいられないほどの怖さだったと言う。

それってすごい体験だなあと話す。こうやって文明のいろいろな過程を観て来た人たち。今思えば特別な時期に生まれたんだなあと私も思う。

お昼は割烹のようなところで大広間でお膳で食事。なんか温泉に来たよう。
そしてみんなが座って静かに美味しく食べる。観てると感慨深い。
こんな所でお酒なしてご飯を食べるなんてきっとお酒をやめる前は考えられなかっただろうと思うと、これが奇跡的な風景なのだと感じられる。
当たり前のように静かに事は進んで行くけれども、その中にすごい事実が含まれているってのがこれかと思った。

伏見稲荷は私も初めて行った。たくさんのたくさんの鳥居。あまりにたくさん詰まっていて、それは鳥居と言うより朱い壁でした。
キツネの神様。
登って行くときは朱い面だけ見えるんだけど、下りの方向を見ると裏にはそれぞれ寄贈した人たちの名前や日付が黒字で書いてあって、商売繁盛を祈る気持ちに周りを囲まれてる気分になる。結構な迫力と圧迫感です。

参道のお店も面白く、ところどころ観ては少しお土産を買ったりする。私は八つ橋(生の餡の入ってないのが好きです)やせんべいを少し買った。

       

滞りなく静かに滑らかに事は進んで行って、帰りもスムーズに。去年、途中でバスが故障して待ったことなど思い出す。こんな静かな温かい穏やかな気楽な遠足も珍しいと思う。心地よく、帰りもうとうとしながら三宮で降りる。
当たり前に出かけて楽しんで帰る、その素晴らしさ素敵さを感じつつ。電車でまだ余韻を楽しむ。
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