翻訳したらやさしい言葉

ハンドワーククラブにて。
朝、滋賀で霧なので電車が遅れていました。六甲山も深い霧の中だった。

とにかくこの頃温かい。暑い。
そんな話をしながら手を動かすハンドワーククラブ。

フェルトをしっかりと作る人が増えています。
ブックカバー、クマ、ルームシューズ、マフラーなど。手縫いの人もひたすら縫います。

ハンドワーククラブのお父さん（って今日言われてた。）が「随分前に作った帽子をうちのやつが被ってて、この前知り合いに「趣味が良い」って褒められたんやって。」と言う。
彼の場合はセリフの翻訳が必要…で、その意味は「奥さんが気に入ってるから帽子をもう一つ作りたい。」です。
それで作ることにしました。
ちょうど良い色のフェルトシートがあったのでそれを使う事に。
型に合わせてちょきちょき切ったら良いので「こんな良いものがあるのか？」と言っていました。普通は少しずつ乗せて行くので。
これはこのハンドワークのためにって下さったんだよ、と言う。ありがとうございます。役に立っています。

　　　　　　　

模様の色のチョイスがやさしい。置き方もやさしい。こんなに愛情深くてやさしいのに…言い方がたいがいぶっきらぼうです。
もう彼とは長い付き合いになりますが、初めの数年間はいつも怒ってるんだと思っていました。それがあるとき良く聞いてみると違った。怒ってるんじゃなくてちゃんと彼の事を見て教えて欲しいんだと。わかった時「あらま！」と思った。
それからそうやって翻訳しながら聴いていると、なんともやさしい言葉かけばかりしている。人に思いやりのある人です。とってもやさしい。それで今は私たちのお父さん。

　　　　　　　

いつもほどほどでお家に帰る。今日も途中で。それで良い所まで私が続きをしておく。
「お父さんは特別扱いやねん。」って言ってもだれも不思議に思わない。大事な人です。

もう一人、大事な一人がお正月明けに入院してたらしい。それで今日初参加。
前にも入院してたので心配しました。彼もハンドワーク長いので。
年末年始の休みがとても長くて、そういう時は久しぶりに行ったらだれかが亡くなってたりする職場ですが、今年はみんな元気で顔を観れたと思ってた矢先です。
「俺、死にかけとった！」って照れながらの登場。冗談じゃなくほんとにですからね。
お酒を飲んでなったんじゃなかったから早く退院できたって。良かった。
アルコール依存症の人たちはいろんなところにいろんな爆弾を抱えて生きています。
もう彼にこんなこと起こりませんように。

今までも何人もいつも来る馴染みの人が亡くなってるけど、この頃ちょっと長く続いている人が多い。来る人も決まって来てる。もちろん新しい人も来るけど。
そうすると誰かが亡くなったらほんとに凹むな、と思う。仕事だけどどうしても。長生きしてくださいね。みなさん。

今日は節分。帰りに恵方巻きを買って帰ってみんなで恵方を見て食べる。そして豆まき。
家中が豆だらけになります。
買い物に行ったのが遅かったのでイワシがなかった。明日買えたらヒイラギに頭を刺して飾ろう。

明日は立春、それでも明日から寒くなるらしい。気を付けよう。