季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

ちりとてちん

2016-07-15 21:32:12 | 暮らし Daily life
平日夫休みで、どこかに行こうと。
前々から行きたいと思っていた天満天神繁昌亭へ。
南森町から歩いてすぐです。

今年の9月で10周年を迎えるらしい。そうなんだ。出来たと言うときからずっと行きたくて、それでも人気で混んでると聞いてたので行ってなくて。
初めていろいろ調べました。

券は主にインターネットやチケットぴあなどで予約するらしい。
今日は前売りはもう売ってなかったので、当日券で入ろうとそのまま向かう。

天神橋筋商店街。日本一長いらしい。

       

天満宮の近くにあります。そんなに大きな建物ではない、繁昌亭。
当日のチケットを買う時から売り子の方が落語家のお弟子さん。大阪言葉を聞いて、大阪人でもうれしくなる。
JAFの割引で前売り価格で入れた。一人2500円。
昼の部なので、1時から4時ごろまで途中休憩があります。

開始30分前になったら開場。チケットの番号順に呼ばれて自由席で座ります。
緞帳を観ながらワクワクしながら待つ。

       

お客さん、やっぱり平日の昼間なので高齢の方が多いけれど、作務衣を着た外国の人も。ほぼ満員です。

それぞれ15分ずつくらいの落語を入れ替わり立ち代わり披露してくれる。
面白い!噺家って言うけれど、話のプロのすごさ。
定番から古典の聴いたことのないもの、創作も。それぞれの落語家さんの個性と相まって心の底からおかしくて笑う。

一番初めが時そばだったけど、ちゃんと聞くとそれはそれで新鮮。うまいなあ。
幽霊の話も知的で面白おかしく。
創作落語が小学生の塾の数学問題のネタ。私にはこれが一番面白かった。あの落語家さんのすごさ。
変な問題とそれを簡単に解ける部下のコントラストがおかしい。部下は高学歴だけど仕事ができない(笑)
つるかめ算とか旅人算ってほんとにその時しか使わないなと思う。
まっとうな普通なお父さんの受け答えのおかしさ。
笑福亭銀瓶さんと言うらしい。また聞いてみたい。

合間に曲芸や腹話術も入って。

最後に「ちりとてちん」初めてちゃんと聴いた。
桂あやめさんが可愛い芸子さんが出てくる話に仕立て直している。
うまいなあ。

この上方落語の笑いの質の高さ。嫌味な、人をけなすような笑いがない。やさしさとウィットを感じさせられる上質な笑い。
3時間のうちに体中の細胞がゆるむようなリラックス状態に。
ほんまにおもろい!
思い出しただけで笑えるくらい。

こうなったらまた行きたいな。昼の部もだけど、夜の部をじっくりも。
落語、聴くことが応援することになる。どんどん本物を聴こう!

すっかりホカホカになって、そぞろ歩き。商店街を北に上って行く。
それがなんともディープ。

       

ここなんてほぼ台湾です。似てる。

       

これ、大阪の人以外だとびっくりすると思う。パチンコ屋さんではありません。安売りのスーパーです。

       

ディープな大阪で上方落語に浸るのもなんともオツな休日です。大阪ばんざい!




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