季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

101匹とは行かないけれど

2016-07-22 23:08:28 | ウールクラフト WoolCraft
マイドッグ羊毛フィギュアの波及が勢いづいています。
友達に頼まれて作ったトイプードルのフィギュアを観て、ワンちゃん同士が家族と言う事で繋がっている友達からも「作って欲しい!」と頼まれたと。
その数があまりに多くてびっくり。一軒で何匹も飼っている方が多くて。
大切に丁寧に作ってくれるんだったら時間がかかっても良い。と言われて承知した。
そして「出来たら作る前にご本人たちに会いたいんだけど?」と言ったら快く承知してくれました。
それでたくさんの繋がりのあるワンちゃんが集う場に行く事に。

始めは一軒のおうちに集まろうかという話になってたんだけど、あんまり暑いのでドッグカフェに変更。
みなさんもそこは初めてだそう。
犬のための入り口の戸もあって食べ物のメニューもあって、グッズやおやつなどもたくさん売っている。
飼い主と犬にやさしいカフェ。

ちゃんと犬用のバスケット椅子もあります。

       

この籠の中に3匹入っています。

       

次々に集まってくるトイプードル、そしてプードルたち。
会う前はみんな家族なんだからきっとそっくりで作り分けることが出来るかな?とちょっと自信が無かった。
でも集まってみんな観てみると一匹一匹違う。親子でも兄弟でも違うんです。それがわかってホッとした。
私は犬を飼ったことがなかったからわからなかったけど、そりゃ人間でも兄弟や親子で似るとは限らない。全然姿も性格も違う事だって結構あります。(まあでもどっか似てるんだけど)
親が2匹とも茶色のプードルでも、子どもが5匹生まれたら黒い子や茶色い子、同じ茶色でも濃かったり薄かったり、大きさも大きめとかものすごく小さい子とか産まれると聴いて観てびっくり。ほんとうにいろいろな家族です。
しかも興味深いと思ったのは、飼う人によって犬の雰囲気が違うと言う事。
生活のリズムや散歩のしかた食べ物など、毎日の環境と暮らしの中でいろいろな要素が響き合って犬の内面や姿に現れるんだろうな。
それにしても、みなさんほんとにワンちゃんの事大事にされてて、観ててこっちまでやさしい気持ちになるほど。

テンプレートにそれぞれのワンちゃんの名前や年齢。特徴やサイズなど書いて貰って、(大きさはメジャーで測った)写真をそれぞれ撮った。
後でみてみたらなんと131枚も撮ってました。
さあ、これを整理して材料を揃えて。たくさんのワンちゃんを形にして行こう。
今は何してる時でもどこをどうやって作って行くか、どのこはどんなふうに作りたいかってずっと考えています。
こうやって写真を観て考えてだんだん形になる。

まあでもとにかく実物に会えて良かった。写真だけではわからないことが一杯わかりました。
いろんな情報、受け取って私の中で熟成させます。

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「そのうちに」たち

2016-07-21 21:25:38 | 暮らし Daily life
今日はひらり助産院でのはぐくむ手の日だったんだけど、申し込みがなくて延期に。
ここしばらく開催されていません。そんな時もある。
また来月。

それでうちに居る事にした。
4月の半ばから肋骨のことで動けなくて、その後は動いてるからやってなかった「そのうちに」やろうと思って置いてあった物達。
目に余る事態になっているので、それに取り掛かる。

やっと梅雨が明けて土用干しをしようかと思って天気をチェックしたら、なんと明日からずっと雨マークが、なんてこと!
今日は天気なので、今日だけでも干せるものは干そうと、冬のコートやフェルトの帽子やマフラーなどを出してきた。
マフラーはよく使ったし汚れてそうだから洗った。おしゃれ着洗い洗剤で。
丁寧にスチームアイロンをかけて干す。
コートや帽子はそのまま干します。
ウールのケアは干すことが一番。風と温度と直射日光でないお日さま。それで湿気も匂いも飛ぶし、虫よけにもなります。
その後には虫よけの薬を入れて(私はヒノキのを使っています)包んで収納します。
これで大丈夫。

       

今年の春に衣替えをしたときに、去年の私がとても丁寧に服を収納してていちいち感心した。服は裏返して丁寧に畳むと、収納スペースも小さくなるし広げた時にきれいです。それを全部やってた私。エライ!
春に冬物を仕舞った時は適当に入れたから、秋にはくしゃくしゃの服を取り出すことになるだろう。
半年前の調子がわかるのが面白い。

ウールの物を仕舞う前に、繕いもした。これで出したらすぐに着れます。

お昼はお好み焼き。簡単に。
長芋とこの前茹でた大豆を一緒にブレンダーにかけてそれを入れた。ふわっふわのお好み焼きが出来た。
これもスキレットで蓋をして焼くととっても美味しくうまく焼けます。
形がきれいに丸く出来るのも嬉しい。

       

小麦粉が少な目で芋と豆が入ってるので、サクサクと軽い。2枚無理かと思ったら、あっさり食べれました。
お昼はしっかり食べる。

       

他にも貯まってた「そのうちに…」に取り掛かる。後回しにしてたものばかりだからどれも面倒くさいけど仕方ない。
出そうと思ってた郵便物をまとめたり、メールを送ったり、「そのうちに」がたくさん入っているカバンを整理したり。
そのうちにあの人に上げようと買っておいたものが貯まってきたので仕分けたり。
こうやってとりこぼしてた事を掬ってあげると、それが余裕になる。
いつも後ろ髪引かれながらだと、なかなか動きにくい。

掃除もして、スッキリした。まだ「そのうちに」がいくつか残ってるけど、今日はこれで終了。
うちの空気が澄んでる。



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ああ、夏休み!

2016-07-20 21:41:02 | 暮らし Daily life
朝から免許の更新に門真まで。初めてモノレールで行ってみる。
夏休みに入ると学生さん達がどっと来るかと思って今日。
いつもは近所の警察でするんだけど、久しぶりに本家本元に行ってみようと。出来心。
朝一番でと思ったら、通勤ラッシュに当たってすごい混雑。
しかもまっすぐ一本で行けると思ったら微妙な乗り換え。
バスは降りたらすぐに正面に来てたので良かった。

やっぱり結構並んで待つ。それでも2時間もかからないで新しい免許書を手に入れる事が出来ました。
疲れた。そりゃ近所の警察の方が楽!
でも一つ良いことがあった。
それは講習。警察のはビデオを観るだけ。ここのはちゃんと講師が説明をしてくれます。わかりやすいし聴きやすい。
何が今起こっているのか、何が大切か、心にしみる話。
まあ教習所の話聴いたら、大体運転危ないからしたくなくなるんだけど。

それから甥っ子のところへ。留守番してるから遊びに。
陸橋の所でふとイチョウを観て思う。イチョウの葉って出てきてすぐに一人前になるんじゃないんだな。
今頃でもまだ小さい。春に出始めたのに。こうやってじっくりと大きくなるところに底力を感じる。

       

今日は終業式。明日から夏休みだ。良い時。
カップめんが用意されているのでお湯を沸かしてみんなで食べる。

それぞれ好きなのを選んで意気揚々なんだけど、弟の方が熱くて少しずつしか食べられなくて、
食べてるうちにどんどん麺がスープを吸って膨らんで来て、食べても食べてもどんどん増えると言う現象が。
10分くらい食べてこれです(笑)

       

息子が小さいころなってたなあと思い出す。久しぶりに観たなあ。感慨深い。
結局半分くらい残すことに。

その後息子がやって来て、念願のベイブレード対戦!
白熱!新旧のベイブレードを戦わせている。ずっとやってる。楽しそう。

       

夏休みだなあ良い時だなあ。
うちは今はあんまり関係ない。それもまた少し寂しい。
夏休みが来るのが憂鬱と言うお母さんが多いと思うけど、私は楽しみだった。
おやつ作って食べたりしてお楽しみがいっぱいてんこ盛りだったから。

晩御飯は昨日のサムゲタン。
もうね、骨から肉がほろほろほぐれます。
一口ごとに元気が補充される感じ。うまいわ~。
今回はいろんな部位の肉を合わせて作ったんだけど、ちゃんと丸ごと一羽の鶏で作りたい。また今度作ろう。

       





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梅雨明け 土用入り

2016-07-19 21:23:51 | 暮らし Daily life
工房にて。
フェルト講習。
小さなポーチとコースターと水筒ケース。
ポーチは色を合わせる時に色環の反対の色を合わせる事を提案。日本人はその組み合わせが好き。色彩に奥行きが出ます。
コースター。しずく型に。それが可愛い。山のように羊毛を乗せて、それが石鹸水でしゅんと平らになるのが面白いって。
水筒はCamelbakのもの。私も愛用しています。
スイミングをする娘さんに海の青色のグラデーションにイルカと潜る人。丁寧にニードルでつけて行きます。

小さな作品二つは出来上がった。水筒ケースは帰ってうちで仕上げに。
良いもの出来そうです。

帰って前から作りたかったものを料理する。それはサムゲタン。
作り方はインターネットで見つけた。



材料は漢方薬局の先生にナツメと高麗人参を貰って、後は揃えた。
甘栗にニンニク・生姜、ねぎ。後はいつも炊いている雑穀のご飯。
後で思い出したけど、クコがあるから入れたら良かった。
本当に食べられるのは明日。それでもとっても美味しいから少し食べました。

       

これは元気出るわ。ウナギの代わりになる。
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絶品トマト

2016-07-18 22:13:31 | 食べ物 Eat
この前貰いそびれたトマトと野菜を送って貰った。えなみのうじょう
開けたら綺麗に並んでる。
スティックフェンネル、ビーツ、ズッキーニ、木成り完熟トマト、エディブルフラワー。
トマトを早速洗って食べてみる。う~、うまい!うますぎる。なんて言って良いかわからないけど美味しい!次々と食べたくなって止まらない。
甘いだけでもない、渋みが全くない感じでもない、とにかく香りも味も濃くて味わいが深くて、食べれば食べるほどもっと食べたくなると言う危ないトマトです。

       

下の層にはぎっしりとトマトが。緑のはこれで熟れているやつ。

       

昼ご飯を作りながらちょこちょこ食べるトマト。止まらない。
友達が注文してその日に「一週間分食べた」って言ってた意味が分かった。信じられないくらい食べたくなる。食べてしまう。

昨日煮た大豆を入れてご飯を炊く。ほくほくして大豆が美味しい。この大豆、茹でて何もつけなくてもそのままでも食べられるくらい美味しいです。
あの乾物カフェで買った豆。だからか~。
フェンネルとズッキーニとトマトを豚肉と炒めて。

       

夕食にハンバーグをそれに大根おろしを乗せる。細くて小さい大根。
えなみのうじょうから来る根菜はみんな髭みたいな根が付いてます。新しい証拠だと思う。

       

合いびきミンチだけだと量が足りないなあと思って、豆腐を入れてハンバーグを作る。
水きりしてつぶした豆腐に食パンを小さくちぎって入れて混ぜる。普通は牛乳でするこのプロセスも豆腐でこんな風に出来る。って今日初めてやってみた(笑)
そこに炒めた玉ねぎと玉子と片栗粉と塩、ナツメグ、胡椒。そしてもどしたヒジキを少し入れた。
そうやってみてなんだか何かに似てるなあと。
それはヒロウス。がんもどきって言うかも。
私はヒロウス作ろうと思ってたのかな?でも合いびきを半分くらい入れるから、やっぱり味はハンバーグです。
この比率がちょうど良い。お腹に持たれないし食べやすい。
さっきの大根おろしとポン酢をかけて食べる。

       

この大根。おろしてもあまり水がでない。お店の大根おろしみたい。
ハンバーグに乗せたらあまりわからなかったけど、後で単体で食べたら超辛い。
薬味だな。
蕎麦とかに合うと思う。
まだあるから明日何かに添えて食べます。
この時期に大根って。面白い。

いろんな野菜も入って来ます。絶品トマトはえなみのうじょうへ!
クール宅急便で送ってくれます。
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煮物三昧

2016-07-17 22:38:00 | 食べ物 Eat
凝りだすと研究が止まらない。
ダシを取って乾物を調理するのを暇があったらやってます。
こんなに美味しくダシが取れるなんて!高野豆腐が煮れるなんて!夢のよう。
今日は大豆も煮てる。

朝のちょっとした時間に、ダシを取って途中まで煮てシャトルシェフに入れておく。
いろいろしてまたちょっと煮含めて置いておく。乾物カフェで聴いた通りに湯葉も入れてみたらそれもやっぱり美味しい!

       

そうやって前もって作って置くことが大事だなあと。これは食べると思ってすぐできるものではないから。

そうしたら、用事で出かけて帰ってきたらすぐ昼ごはんが食べられる。
遊びに行って帰って来てすぐに晩御飯が食べられる。
しかも冷めてるのがまたうまい!
昨日炊いた切干大根とニンジンと絹揚げの煮物も、冷蔵庫で冷たくなってるのがまたうまい!

あとは海苔に醤油をちょっと付けてご飯を巻いて食べたり。
そんなご飯がホッとする。染み入る。

煮た大豆はご飯に入れて大豆ご飯にしたり、サラダに入れたり、ヒジキと煮ようと思っています。
またあのカフェに行って話を聴いてこないと。今度はノートを持って行ってちゃんと書いておく。

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鳴門で名画

2016-07-16 22:49:32 | 旅 Journey
甥っ子との美術館めぐりシリーズ。
今日は大塚国際美術館。徳島県鳴門。

日本一高い入館料。そして本物の絵が一枚もない。それなのに大人気!と言う不思議な美術館。

絵は全部陶器に彩色してある陶板です。
大塚製薬は鳴門の土を使ったその陶板製作の技術を開発したので、それを使って名画を再現しています。その再現力はかなりのもの。
ピカソの子孫が「こうやって保存して貰えたら、ほぼ永久に色が失われることなく保たれるので嬉しい!」と言ったらしい。


甥っ子はここのところ、偉人に興味がある。彼は興味があると言ったらずーっとしっかりとどんどん進んで行くので、今や偉人を元にして、世界中のいろんな時代の様々な分野の情報がどんどん彼に流れ込んでいます。まずは偉人の顔、そして何をやった人なのかを丁寧に大量の本やインターネットを駆使して調べ上げています。
いっつも偉人の事考えている。考えすぎて「オリジナル偉人」まで作る始末。なんじゃそれ?
それで芸術部門の偉人の作品をなるべくたくさん観れる所と思ってここに。

車やバスで行ったら、まず専用駐車場に停めます。そこからバスが常時出てるのでバスに乗って3分くらいで美術館へ。入口で駐車券を見せたら駐車料は無料になります。
入口が地下3階。そこから長~いエスカレーターに乗って着くのが地下3階。そこから地上2階までひたすら名画が並んでいます。

今回は2回目、1回目の体験を参考に。今回は一番下の階から観ます。前は上の階から観て、下のをちゃんと観れなくて残念だった。
一番下の階には古代~中世の展示。上がるほどに時代が新しくなって行きます。
入ってすぐの大きな空間がシスティーナホール。ローマのシスティーナ礼拝堂を実物大でそのまま再現してあります。

       

まあとにかくすごい大きい広い。迫力がある。
これはこんな風に観ないとちゃんと鑑賞したことにならない。この大きさで形のところでちょうど良く見えるように描かれているので。(たとえば曲線のところとか、見上げたらちゃんと見えるように絵を歪めて描いてある)
甥っ子はここだけでもう唖然としている。じっとず~っと観ている。
今まで観たミケランジェロの絵のいろいろを思い出しながら、あれがあそこにある!そこにも!って言いながら話している。
何回観てもマッチョな半裸の男性のてんこ盛り。
そりゃ司祭さんたちは毎日毎日マッチョマンのお尻を見せられて閉口するだろうけど、後になって描き加えられたぺらっとした布が余計に恥ずかしい感じになってると思うのは私だけであろうか?
ここがある意味この美術館の象徴ともいえると思うけど、ここには神様が居ない。あくまで美術作品として鑑賞する場。そう言う姿勢が一貫している。
でもそうだから遠慮なく心行くまで絵を観れる。感動を声に出したり指さしたり。

甥っ子にまだまだいっぱいあるから次いこう!と誘って次へ。

この階には古代の教会の再現もいくつも。しかもそのままの空間が立体で。
秘儀の間ってのもあったりする。秘儀の間のこの絵がオイリュトミーみたいだった。

       

世界中の教会の遺跡を観れる。やっぱりこれが面白くて、甥っ子たちも良く観てた。
もう一つ上の階と合わせて観ると、どれだけの教会を観れるかわからないくらい。
イコン、ジオット、聖フランチェスコだけ集めた部屋、グリューネバルト、ボス、ラファエロ、ルーベンスの部屋はネロに見せてあげたい。
受胎告知ばっかり集めた部屋が2つも。ここを観たらもしかして子宝に恵まれるかもしれないって思ったけど、妹が「いやいやお父さんいないからこれ」って。

上に上がるにつれて宗教色が弱くなって行って、人物画や風景がも増えてくる。
とにかく巨大な絵を再現しているところがすごくて、戴冠式や最後の晩餐、アテネの学堂が圧巻。作品によっては修正前と後の両方あったりする。
甥っ子はとにかく絵の中のどれがだれかを聞いてくる。聴いたことはあるけれど、全部は覚えてないのが残念。知ってたら良かったなあ。

陶器のような透き通る肌の再現がすごいので、透き通る肌の間もある。とにかくきれいな裸の女の人が部屋一面に。
やっちまったな~!って思って観る。夢そのもの。
他にもいろいろとやっちまった感満載。もしかして観る人が観たら怒るかもって思うところもある。そんな所だと思って見た方が良い。
ありがたいのとか宗教の事とか言いだしたら観れない。

小道を抜けて行った洞穴のような連続した真っ黒な部屋に、真っ黒な絵が並んでいる。作者の名前やタイトルなし。入口を確認したらゴヤの作だと。
この場所にこの設定である意味があるんだろう。ほんとうに背筋が震えるような恐ろしい絵。
調べてみたら「黒い絵」シリーズとしてあるらしい。
ゴヤが聴力を失ったあとに描いた絵らしい。その事は美術館の説明にもあったけど、あんまりその時はわからなかった。甥っ子が聴覚に障害があるので、妹がちょっとひっかかるなと思ってたってくらい。
聴覚って言うよりも、死ぬような体験をしてその後で描きたいものが変わったととらえて良いんじゃないかと思う。

中間にあるレストランがモネの庭に面してる。
この池の中に大きな広場があって、その周りに陶板のモネの大きな絵があるんだけど、暑くて乾いてて、あんまりきれいにみえなかった。あれはちょっと雨が降ってる涼しい日に観たら良いと思う。

       

途中で休憩しながらどんどん観て上って行く。
最後の2階は現代のものばかり。
ここらへんになると疲れてて、集中力が途切れる。さすがの私ももうあまり観る気がしない。
でもこれも計算済み。
現代の作品は日本に良く来るのもあるから実物を観る事ができる。
良く観るのとか自分が好きな人の作品はやっぱり実物と違うなあと思ってしまう。
だからそんなに観なくても良いかなあと私は思う。実物が来たらそれを観に行くのが一番良い。

とびきり古いもの、巨大なもの、風化が激しくて観ても元の姿がわからないようなものなどはここで観る価値があると思う。
遠くて観れないし、行っても観れないかも。

小学生の甥っ子たち二人が、嫌がりもせず全部作品を観て回ったのが偉いなあと思う。
甥っ子小は額縁とソファばっかり観てたけど。

観終わって、みんなで「えなみのうじょう」へ向かう。高速から鳴門北で降りたらすぐの所。
えなみくんはいなかったけど、ハウスの中を見せて貰った。思ったよりずっと広い。思ったよりキチンとしてる。
それでもトマトがジャングル。ズッキーニもジャングル。せっかく来たしと思って少しトマトを食べてみようと思ったら、蜘蛛の巣が多い。あっちにもこっちにも。
でもそれが良いんだと。余計な薬を使ってない証拠。害虫を食べてくれる蜘蛛を大事にしている証拠。

       

いくつか採ってみんなで食べる。木で熟したトマトのなんと美味しい事!これはなかなかない味。食べたら体に元気が補充される。

えなみくん。結局出かけてたらしく、うちにも居なくて会えなくて残念。
また行ってトマトをもいで食べて、たくさん持って帰りたい。海にも行きたかった。

大塚国際美術館。入館料は一人3,000円以上。会場を区切って1000円くらいで観れたら良いのになあと思う。
全部を駆け足で観るんじゃなくて、大きな作品の前のソファにすわって解説本など読みながら、心行くまでじっくりと観てみたい。














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ちりとてちん

2016-07-15 21:32:12 | 暮らし Daily life
平日夫休みで、どこかに行こうと。
前々から行きたいと思っていた天満天神繁昌亭へ。
南森町から歩いてすぐです。

今年の9月で10周年を迎えるらしい。そうなんだ。出来たと言うときからずっと行きたくて、それでも人気で混んでると聞いてたので行ってなくて。
初めていろいろ調べました。

券は主にインターネットやチケットぴあなどで予約するらしい。
今日は前売りはもう売ってなかったので、当日券で入ろうとそのまま向かう。

天神橋筋商店街。日本一長いらしい。

       

天満宮の近くにあります。そんなに大きな建物ではない、繁昌亭。
当日のチケットを買う時から売り子の方が落語家のお弟子さん。大阪言葉を聞いて、大阪人でもうれしくなる。
JAFの割引で前売り価格で入れた。一人2500円。
昼の部なので、1時から4時ごろまで途中休憩があります。

開始30分前になったら開場。チケットの番号順に呼ばれて自由席で座ります。
緞帳を観ながらワクワクしながら待つ。

       

お客さん、やっぱり平日の昼間なので高齢の方が多いけれど、作務衣を着た外国の人も。ほぼ満員です。

それぞれ15分ずつくらいの落語を入れ替わり立ち代わり披露してくれる。
面白い!噺家って言うけれど、話のプロのすごさ。
定番から古典の聴いたことのないもの、創作も。それぞれの落語家さんの個性と相まって心の底からおかしくて笑う。

一番初めが時そばだったけど、ちゃんと聞くとそれはそれで新鮮。うまいなあ。
幽霊の話も知的で面白おかしく。
創作落語が小学生の塾の数学問題のネタ。私にはこれが一番面白かった。あの落語家さんのすごさ。
変な問題とそれを簡単に解ける部下のコントラストがおかしい。部下は高学歴だけど仕事ができない(笑)
つるかめ算とか旅人算ってほんとにその時しか使わないなと思う。
まっとうな普通なお父さんの受け答えのおかしさ。
笑福亭銀瓶さんと言うらしい。また聞いてみたい。

合間に曲芸や腹話術も入って。

最後に「ちりとてちん」初めてちゃんと聴いた。
桂あやめさんが可愛い芸子さんが出てくる話に仕立て直している。
うまいなあ。

この上方落語の笑いの質の高さ。嫌味な、人をけなすような笑いがない。やさしさとウィットを感じさせられる上質な笑い。
3時間のうちに体中の細胞がゆるむようなリラックス状態に。
ほんまにおもろい!
思い出しただけで笑えるくらい。

こうなったらまた行きたいな。昼の部もだけど、夜の部をじっくりも。
落語、聴くことが応援することになる。どんどん本物を聴こう!

すっかりホカホカになって、そぞろ歩き。商店街を北に上って行く。
それがなんともディープ。

       

ここなんてほぼ台湾です。似てる。

       

これ、大阪の人以外だとびっくりすると思う。パチンコ屋さんではありません。安売りのスーパーです。

       

ディープな大阪で上方落語に浸るのもなんともオツな休日です。大阪ばんざい!




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ウールマジック!

2016-07-14 20:02:23 | 工房working place
工房にて。

初めての生徒さん。この前ライアーと言語造形の講演であった方。ずっとこのブログを読んで下さっている。
あの時は「やっと会えた!」ってお互いに思って。その時湧き出て来た話題はとりあえず押し込めて。
そして再会。

生徒さん一人だったので、ゆっくりと作品作りに取り掛かる。
ティーコゼーと鍋敷き。
鍋敷きは葉っぱの形にしようと。
ティーコゼーは柔らかい明るい黄色に緑で模様を。

フェルトは今まで習った事あるけど、うまく行かなくて。全然縮まなかったと。
それがここでやってみたらうまく行く、グングン縮む。滑らかで硬いしっかりとした生地が出来上がる。
そうなんです。フェルト、小さなコツがたくさんあって、それらを踏まえると良いものが必ず出来ます。失敗はありません。
一日で両方出来ました。とっても素敵です。

       

会いたかった二人なので、積もる話がいろいろ。そんなこんなを話しながら。
不思議な偶然もいろいろあるねえと言いながら。
しっかりとウールマジック堪能していただきました。良かった。

何度も習う必要もない。少しのコツを手から伝えるだけでその人の羊ワールドがドンとグーンと広がります。
是非ちゃんと教えますので習いに来てみてください。
そしていつでも工房に来て下さい。
おしゃべりもできるし、材料もたくさんあるし。机も広く使えます。

夏休みは子どもの教室しても良いかもとか思いながら。
いろいろ考える。
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乾物道入門

2016-07-13 19:26:03 | 食べ物 Eat
今年初めてのゴーヤ収穫。ピカピカ!すぐに弁当のおかず、チャンプルーに。

       

この前、空堀商店街の乾物カフェで教えて貰ってから、乾物道に入ったようす。
頭が乾物の事でいっぱい。
昨日は小豆を炊きました。
今日は高野豆腐を炊いてみたい。

       

教えて貰った方法。小さいけどいろいろたくさん。それが重なって美味しい味のしゅんだ柔らかい高野さんの出来上がり。
始めに塩味を加えてなかったので柔らかくなりすぎたけど、それでも後から塩と醤油で味付けしたらなんとか行けた。
ダシの摂り方も言われた通りにしたら簡単でとっても美味しい!
同じ材料でもこんなに美味しく炊けるなんて!
こんなに柔らかい高野豆腐が炊けた事、今までない。今までずっとうまく炊けなかった。ゴムみたいな食感でまずかった。
するする食べられる。冷まして食べたら夏に良いな!

       

ダシ殻が勿体なくて佃煮に。そしたらそれがまた美味しい。

おやつはわらび餅。昨日炊いた小豆と黒蜜と黄な粉を乗せて。
このうちでずっと作ってるわらび餅。フライパンでゆるめにグルグルって作って、それをたっぷりの水の中に落とし入れて
流水で冷やしながら切って盛り付ける。
これがこの前テレビで話題の和カフェの取材でやってたのとおんなじ。
もちもちと柔らかくて味が絡んで美味しいって。

       

独特の食感です。簡単で美味しいので夏休みのおやつに是非作ってみてください。

凍らせたバナナをまたココアと牛乳とラズベリージャムと一緒にブレンダーにかけてシェイクを作ったり。
息子がうちにいたら手作りおやつをちょこちょこ作る。


乾物の料理を言われた通りにやってみてわかったのは、今までバッとサッとずんずん調理し過ぎだったって事。
ほんのりとじっくりとゆっくりとゆったりと、するのが乾物料理だった。
お母さんがお婆さんが手間暇かけて力は抜いて。ぼちぼち料理していく。
強火は使わないで、調味料もほどほどで。
何も難しい事なかった。
作りながら、豆の事、干された魚や昆布の事、根菜の事を考える。びっくりしないようにゆるやかに良い味出るように。
ゆとりの料理。乾物道、これからまだまだ進んで行きます。

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