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韓国で大ヒットしたソリッドスリラー『テロ.ライブ』を原作だが、オリジナル
展開も盛り込まれた本作もなっている。
犯人の本当の目的は何なのか?
マスコミに働く人間の性を阿部寛が表現する。
午後7時、折本眞之輔(阿部寛)のラジオ番組にその日のテーマとは違う1本の
電話が入る。しつこい話しぶりで対応に苦慮。直後に発電所で爆破事件が起こ
る。
電話をかけてきた謎の男が交渉人として指名してきたのはラジオ担当に左遷さ
れた元・人気キャスターの折本。
この危機を番組復帰のチャンスと捉え、自らキャスターとして犯人との生中継
を強行する。だが、そのスタジオにも爆弾がセットされていた。
自分の父が働いていた発電所事故を隠し、ないものとした当時の発電所の所長
や首相に謝罪を求める。
一歩出たら即爆発という状況にある。そして、とうとうスタジオで爆発。新人
アナウンサーの結城千晴(生見愛瑠)が巻き込まれる。
二転三転し、エスカレートする犯人の要求。折本の発言で生死を分ける緊迫状
況が続いていく。その極限状況がリアルタイムで全国に放送される。
折本が降板したあとの「ショウタイムセブン」のキャスター安積征哉を演じる
のは竜星涼。折本の上司・東海林剛史は吉田鋼太郎、同僚の記者・伊藤さくら
を井川遥が演じる。出演は他に、前原瑞樹、平原テツ、安藤玉恵、平田満な
ど。監督・脚本は渡辺一貴が務めた。
出演する人物は折本の敵か味方か。それぞれの立場で折本に向き合う。汚職、
癒着、抱き込みなどなど。マスコミも政治も暗い部分はあるのでしょうね、と
思う作品。
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