coattailは、「(燕尾服・フロックコート・モーニングの)上着[コート]の後ろすそ」。そして、on a person’s coattailsで、「・・・・・・助けで、お陰で」という意味で使われる。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
to ride on someone’s coattails, あるいはto ride the coattails of someoneで、「人(の名声・政治力など)にたよる、人のおかげで成功[出世]する」。
○Practical Example
"Mrs. Yoshioka rode the coattails of Mr. Kagawa all the way to becoming a senior manager."
"That woman is an opportunist who will hang on anyone's coattail."
「吉岡夫人は、賀川氏のおかげで、部長にまで上り詰めた」
「あの女の人は、ご都合主義者で、誰の力でも利用しようとする」
opportunistは、「便宜[ご都合、日和見]主義者」。
●Extra Point
状況によっては、「親の七光り」でも。
◎Extra Example
"Shinjiro has ridden on his father's coattails up till now."
"But now he has to depend only on his own talents."
「進次郎は今までは親の七光りに頼っていた」
「でも、今は自分の力に頼らないといけない」
先日、紹介したマイケルの演説本、リンクが切れてしまったようです。
こちらをご覧ください。
http://webshop.kenkyusha.co.jp/book/978-4-327-45226-1.html
一度手に入らなくなってしまっているので、早めに予約などしたほうがいいかもしれません。
to keep… aliveで、「…・・・を生かしておく」とか「(関心・慣習など)を維持する 」という意味で使われる。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
まずは、ほとんど英語のクリーシェ(決まり文句)になっている次の言い方を紹介する。
○Practical Example
"Jesse Jackson said 'Keep hope alive.'”
"Yes. It's been a long time coming, but change has come to America when we at last have African-American president."
「ジェシー・ジャクソンは、『希望を持ちつづけましょう』と言った」
「そうだ。長い時間がかかったが、アメリカに変化が訪れて、ついにアフリカ系の大統領が誕生したんだ」
オバマ大統領の勝利演説から、もう1年経ちました。
http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20081212
Jesse Jackson(1941- )は、黒人の牧師・民主党の政治家・黒人公民権運動指導者です。バラク・オバマのこの勝利演説では、ジェシー・ジャクソンが涙を流している姿が映し出されましたが、非常に印象的でした。思えば、オバマ大統領が誕生したのは、ジャクソンのような先人の努力があってこそです。
ジェシー・ジャクソンは、マイケル・ジャクソンとも親しく(特に親戚ではないと思います)、マイケルと家族のアドバイザー的役割も果たしています。
そしてジャクソンは 、“Keep Hope Alive”と呼ばれる名演説を残しています。この演説も、先日紹介したこの本のなかに収録されています。生声とともに聴くことができます。
http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20091129
●Extra Point
つづいて、「(・・・…)を生かしておく」という意味で使われる用例を。
◎Extra Example
"Since Michael died, life isn't worth living, Jesse. I agree, Stevie."
"But we must keep him alive in our memories forever."
「マイケルが亡くなってから、生きる意味がなくなってしまったよ、ジェシー」
「スティーヴィー、そのとおりだ。でも、マイケルのことは、ぼくらの心の中に、ずっととどめておかなければならない」
caveatは、「(考慮すべき)警告、 ただし書き」。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"So you will give me the go-ahead, with one caveat."
"That's right, Jeff. If we get even one complaint from a customer, we stop this project immediately."
「では、ゴーサインはいただけるわけですが、一つ条件があるわけですね」
「ジェフ、そのとおりだ。もし、お客様から一件でも苦情があれば、このプロジェクトは直ちに中止する」
●Extra Point
file [enter, put in] a caveat against..は、「…に対する差し止め願いを出す」。この用例も学習しよう。
◎Extra Example
"That actress filed a caveat against the kiss-and-tell book about her from Bundansha."
"I don’t think that will definitely work to her advantage in the future."
「あの女優は、文壇社から出された暴露本に対して、出版差し止めを求めた」
「そんなことをしても、彼女が将来得するとは思えないな」
to bear the brunt of…で、「(攻撃など)の矢面(やおもて)に立つ」。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"Sakura made a fatal mistake."
"However, as her superior, you naturally bear the brunt of the responsibility, Kakashi."
「サクラが重大なミスを犯しました」
「しかし、カカシ、おまえは彼女の指導者として当然責めを負うべきだぞ」
●Extra Point
もう一例あげる。
◎Extra Example
"Thanks to her teachers, my daughter never participates in delinquent behavior."
"That’s good. But we parents bear the blunt of the blame if our kids turn out be failures."
「先生たちのおかげで、うちの娘は決して非行に走りません」
「それはいいですね。でも、子供たちが落ちこぼれるようなことがあれば、わたしたち親は非難されることになります」