you name itは、「何[だれ]でも」。
今日のGetUpEnglishでは、この口語表現を学習しよう。
○Practical Example
"You name it and I’ll bring it to you right away, the Red Queen."
"Well, go and get me the head of Alice, the Knave Of Hearts!"
「何でもご用命のものがございましたら、すぐに持ってまいりますよ、赤の女王」
「では、ハートのジャックよ、アリスの首を持ってまいれ!」
本日、公開!
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2161443&x=B
●Extra Point
you-name-itと名詞形でも使われる。
◎Extra Example
"Madoka has found iPad for travel notes, field reports, random ideas, reading books, listening music, you-name-it."
"She makes full use of the new tool now."
「まどかはiPadが旅先でのメモや、現場報告、さらには思いついたことをまとめたり、読書や音楽を楽しむことなど、あらゆる用途があることを知っている」
「彼女はその新しいツールを今や完全に使いこなしているよ」
これはアメリカの俗語で、「(吉・不吉をもたらすための)まじない、縁起の悪いもの、不吉をもたらすもの (jinx)、(にらまれると災いが来るという)凶眼 (evil eye)」(『リーダーズ英和辞典』より)といった意味で使われる。
どこからこの表現が出てきたのか、ずっとわからなかったが、どうやらAl Capp (1909-79)の漫画Li’l Abner (1935)から生まれたようである。
この漫画には、Evil-Eye Fleegleというキャラクターが登場する。彼はおそろしい能力を備えていて、"Wammy!"と言って片目で人をぬらむと、その人を気絶させてしまう。そして"Double wammy!"と言って両目で高層ビルをにらんだりすると、おそろしいことにそれを倒してしまう。
ここからwhammyは、「 不吉をもたらすもの、縁起の悪いもの」、double whommyは「二重の打撃、踏んだりけったり」といった意味で使われるようになったようである。
○Practical Example
"The man says, 'Evil eye on this place. A double whammy for all of you.'"
"How gruesome he is!"
「あの男は、『この地は呪われてしまえ。おまえたちみんな呪われろ』と言っている」
「なんて気味の悪い男だ!」
evil eyeは、「凶眼、悪意の目つき、悪魔の目」。「にらまれると災難が来るという目」のこと。
●Extra Point
to put the whammy on…(……に呪いをかける)という言い方もよくする。
◎Extra Example
"The star player was badly injured."
"Somebody must have put the whammy won him."
「あのスター選手がひどい怪我をした」
「誰かが呪いをかけたに違いない」
なお、Li’l Abnerについては、こちらのサイトを参照。
GetUpEnglishでは、今日からまたしばらくアメリカ口語を紹介してみます。
今日のGetUpEnglishでは、uptightという表現を紹介します。
この形容詞は、「不安な、緊張しきった、神経のピリピリした」という意味で、大人から子供までよく使う。以前は、up tightと2語でつづられていたようだが、今は1語で書かれることが多い。
to get uptightのような形でよく用いられる。
○Practical Example
"My gig's in three days, and I'm already nervous, Matthew."
"Hey, don’t get uptight, Susanna. You won't be able to perform well if you don't relax."
「3日後にライヴがあるんで、今から緊張してるのよ、マシュー」
「スザンナ、そんなに緊張するなよ。リラックスしないと、いいプレイができないぜ」
●Extra Point
「型にはまった、堅苦しい」と言う意味でも使われる。
◎Extra Example
"There's nothing uptight about Masayasu."
"Exactly. He's a very frank person and easy to talk to."
「康雅はかしこまったところがない」
「ああ、ざっくばらんで、話しかけやすいな」
☆Extra Extra Point
以下のような状況でも用いられる。
★Extra Exatra Example
"Naoko always gives us the brush-off."
"Yes, she is real uptight."
「菜穂子はいつもおれたちの誘いをすげなく断る」
「ああ、あの娘はほんとにお堅いな」
to give someone the brush-offで、「すげなく断る、そっけなくあしらう」。
昨日に引き続き、今日のGetUpEnglishでも、to set upの基本的な意味の使い方を紹介します。
http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20100413
「開店[開業]させる」という意味でもよく使われる。
○Practical Example
"To set up a business, a lot of capital is necessary, Larry."
"So, let’s turn to venture capitals for financial help, Sergey."
「ラリー、ビジネスを始めるには、大きな元手が必要だよ」
「サーゲイ、だからベンチャー・キャピタルに援助を求めよう」
●Practical Point
「……に(商売などで)身を立てさせる、(店などを)持たせる」の意味でも使われる。下のような形でよく用いられる。
◎Extra Example
"Luckily, George had the money to set himself up in business."
"How lucky he was."
「幸運なことに、ジョージはビジネスを始められるお金があった」
「彼は運がいいね」
TO SET UPの俗語表現は、2010/03/09のGetUpEnglishで紹介した。
http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20100309
to set upはいろんな意味で使われる表現なので、今日と明日のGetUpEnglishでは、その基本的な意味の使い方を紹介する。
to set upは、「(学校・組織・会など)を設立する、創設する」の意味で使われる。
○Practical Example
"The government is setting up another committee."
"I don't think it will work very well."
「政府はもう一つの委員会を設置しようとしている」
「それはうまくいかないと思うけど」
●Extra Point
「(騒ぎ)を起こす」「(状況・症状)を引き起こす、生ずる」の意味でも使われる」
◎Extra Example
"Stuart’s action set up an unfortunate event."
"He should think carefully before he takes action."
「スチュアートの行動のおかげで、不幸なことが起こった」
「あの男はよく考えて行動すべきだ」
明日もto set upの使い方を学習します。
全世界が待ち望んだ奇跡の映画――アリス イン ワンダーランド、その全貌。「不思議の国」の映像化を可能にした驚愕の舞台裏。この本でしか見られない貴重な写真と、ジョニー・デップをはじめ多くの関係者インタビューで構成した、公式メイキングブック、待望の日本版!
世界はもう、マトモではいられない……。
ルイス・キャロルの不朽の名作「不思議の国のアリス」。その永遠のファンタジー・ヒロインが19歳に成長してワンダーランドで再び冒険の旅に出たら……。あまりに奔放なイマジネーションを可能にしたのは最先端の技術。そして、生まれたのは変幻自在、驚異の映像世界。話題作「アリス イン ワンダーランド」。映画史上もっとも摩訶不思議な世界の扉が開く。
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2161443&x=B
2010/04/06のGetUpEnglishでは、TO GO HOME IN A BOXという表現を学習しました。
http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20100406
今日のGetUpEnglishでも、homeが使われた表現を学習します。
to hammer… homeで、「(くぎなど)をしっかり打ち込む」「(思想など)をたたき込む」。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"I think Learning American Culture and Society through Famous Speeches is very good book."
"Yeah. The author hammered home the importance of learning English thorough speeches."
「『名演説で学ぶアメリカの文化と社会』は、とてもいい本だと思う」
「うん、著者は演説を通じて英語を学ぶ大切さを力説しているね」
http://www.amazon.co.jp/dp/4327452262/
●Practical Point
to hammer… home の形でもよく使われる。
◎Extra Example
"The principle Tim tried to instill was that good action doesn’t depend upon how many drawings there in an action sequence, but on how those drawings are made."
"Until he hammered that home at least half of his time was spent in the preview room going over scenes with Johnny."
「ティムの伝えたい基本的な考え方は、映画でいい動きを表現するには、動きのある場面でどれだけ多くの絵を用意するかでなく、いかにしてそうした絵を作り上げるか、ということだった」
「それをしっかり認識するまで、ティムは少なくとも一日の半分は、ジョニーとともに、試写室で撮影映像を確認することになった」
Inoue Hisashi was the greatest writer of the Showa and Heisei era.
No one can touch him.
I pray for the soul of him.
UH
avalancheは、「雪崩(なだれ)」。
今日のGetUpEnglishでは、この名詞の使い方を学習しよう。
○Practical Example
"An avalanche buried some people in the village."
"We still haven't been able to confirm the safety of them."
「雪崩に村人の何人かが飲み込まれた」
「その人たちの安否がまだ確認できない」
●Extra Point
比喩的に「(手紙・質問などの)殺到 」の意味でもよく使われる。an avalanche of…の形で用いられることが多い。
◎Extra Example
"MJ’s Thriller brought an avalanche of orders and bookings."
"It’s no exaggeration to say that it started a new trend in music business."
「MJの『スリラー』に、注文と予約が殺到した」
「そのアルバムによって、音楽産業に新しい流れができた、と言っても過言ではない」
to stick one’s gunsという表現は、2010/03/30のGetUpEnglishで紹介した。
http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20100330
今日のGetUpEnglishでは、to stick in one's crowという言い方を紹介します。
これは「気にくわない、我慢ならない」という意味で用いられます。
○Practical Example
"Shirai’s slight still sticks in my craw!"
"You mustn't let his insult get under your skin."
「白井のやつ、おれをけなしやがって、むかつくぜ!」
「あいつに侮辱されようが、気にするなよ」
to get under one's skinも口語表現で「人を怒らせる、いらいらさせる」
●Extra Point
状況によっては、「絶対に許さない、認められない」という意味になると思う。
◎Extra Example
"Hiroshi’s already spent more money on pictures than his brother Toshinori could see coming in."
"So, spending even more for the new color process will stick in Toshinori’s craw."
「浩志はすでに兄の年紀が回収できると思える以上のお金を映画につぎ込んでしまった」
「だから、ここでさらに新たにカラーにするためにお金をかけるとなると、年紀は絶対に許さないだろう」
『日めくり現代英語帳』上巻の70-71ページでは、I can’t wait tillという表現を紹介した。たとえば、
"I can’t wait till Susanna comes tonight."
「今晩、スザンナが来てくれるのがすごく楽しみだ」
という形でよく使われる。
本日のGetUpEnglishでは、それに補足する形で、can't wait to do…(……するのが待ちきれない、待ち遠しい)という表現を紹介する。
○Practical Example
"Sure was hot today."
"I can’t wait to take a shower and wash off."
「今日は暑かったな」
「早くシャワーを浴びて汗を流したいよ」
Sure was hot today.は、It sure was hot today.のItが省略された形。
●Extra Point
don’t wait to…という形でも使われるので、注意しよう。主語が三人称の場合は、この形で使われることもあるようだ。
◎Extra Example
"Father doesn’t wait for Christmas to remember his family."
"And he remembers our birthdays too."
「お父さんはクリスマスに家族で集まるのをすごく楽しみにしている」
「そしてわたしたちの誕生日も覚えているのよ」
twitter始めました。
https://twitter.com/GetUpEnglish
Follow me!
to tower over[above]で、「……よりはるかに高い、高さが……抜いている」。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
以下のように、「……を見渡す」の意味でよく使われる。
○Practical Example
"The Tokyo Sky Tree will be completed at around spring of 2011."
"It will tower over the Kanto region."
「東京スカイツリーは、2011年の春に完成の予定だ」
「それで関東地方が見渡せるだろう」
●Extra Point
「(知恵・才能などが)……を抜く」の意味でもよく使われる。
◎Extra Example
"When it comes to ability in English, Fuyuko towers over me."
"Her command of English is great, but yours is too, Yuriko."
「英語の実力と言ったら、芙由子がわたしより上よ」
「確かに彼女の英語力はすごいけど、あなたの英語もすごいよ、百合子」
to sell someone down the riverは、口語表現で「人を裏切る、密告する、見捨てる」。『リーダーズ英和辞典』によると、「奴隷を Mississippi 川下流の農園に売り払ったことから」生まれた表現とのこと。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"Yasushi felt so low about his friend selling him down the river."
"And he said, 'I could never work with him anymore.'"
「康史は友人に裏切られて、気持ちがひどく沈んだ」
「そして彼は言ったよ。『あいつとはもう二度と仕事ができない』と」
友人を裏切るのは、最低の人間がすることです。
●Extra Point
最低の人間は友人を裏切ってでも仕事をつかもうとします。
◎Extra Example
"Ashikawa got his job by selling his friends down the river."
"But he lost that job now. He is rightly served."
「芦川は今の仕事を手にするために、友人を裏切った」
「でも、あの男は今その仕事を失った。ばちがあたったんだよ」
"He is rightly served."は、「当然の報いを得たのだ、ばちがあたったのだ、ざまを見ろ」。"It served him right."とも言える。こちらは『日めくり現代英語帳』上巻の40-41ページを参照。
日 時:4月23日(金) 午後7時~
場 所:西武池袋本店別館8階池袋コミュニティカレッジ3番教室
参加費:1,000円
NHK教育テレビで大好評の「Jブンガク」が一冊の本になりました。リブロ池袋本店では『Jブンガク』(東京大学出版会)の発売を記念して、トークイベントを行います。
ロバート キャンベルさんは、日本文学を専門にしている東大の先生。「Jブンガク」講師をはじめ、バラエティ番組でも活躍中です。
日本文学のおもしろさをキャンベルさんにやさしく教えていただきます。トークの中では江戸川乱歩など池袋や雑司が谷にゆかりのある作家についても紹介します。
トーク終了後、サイン会も予定しております。
リブロ池袋本店書籍館地下1階リファレンスカウンターにて、整理券を配布いたします。
なお整理券はなくなり次第配布を終了いたします。
共 催:東京大学出版会、NHKエデュケーショナル、共同テレビジョン、リブロ池袋本店 お
問い合わせ:リブロ池袋本店03-5949-2910(代表)
詳しくは、こちらをご覧ください。