昨日のGetUpEnglishでは、in a boxという表現を学習しました。
http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20100405
そして昨日予告したとおり、今日のGetUpEnglishでもin a boxを使った表現を紹介します。
今日のGetUpEnglishでは、go home in a boxという表現を学習する。
この表現は「死ぬ、殺される」の意味で用いられる。
○Practical Example
"Hand over it, kid. Or you'll go home in a box."
"No! Kill me if you must."
「若いの、金を渡しな。さもないと死んでもらうぜ」
「いやだ! 殺すなら、殺せ」
●Practical Example
次のような使い方もする。
◎Extra Example
"If Yoshio doesn't give more thought to his health, I am afraid he'll go home someday in a box."
"He needs a vacation more than anything."
「好夫はもう少し健康に気を使わないと、いつかぽっくり逝ってしまうんじゃないか」
「彼には何より休暇が必要だ」
かすみさまのご質問に対するコメント、ここにも載せておきます。
かすみさま、すばらしいコメント、ほんとうにありがとうございました。今後ともGetUpEnglishをどうぞよろしくお願いします。
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かすみさま、 大変すばらしいコメントを誠にありがとうございます。
「自分の言いたいことを述べるために、今後どのように英語に取り組むべきか?」ということですが、うーん、これはとてもむずかしいですね。
「自分の言いたいことを述べる」となると、一方的に自分の意見をひたすらしゃべるのではなく、相手の言いたいことをすべて理解したうえで、こちらの考え方をわかりやすく伝えるということに最終的にはなると思います。
そうなると、やはり総合的な英語学習が必要なのではないでしょうか?
そしてわれわれ日本人は、「とにかく英語をたくさん読んでみる」ということが一つには大事なように思います。
でも、自分が興味の持てない題材について書かれた英文を無理に読むのは、決して楽しいことではありません。(これは日本語でも同じですよね?)
ですから、とにかく最初は、「自分が興味のあることについて書かれた英文」をしっかり読んでみましょう。インターネットをチェックすれば、自分の興味のあることについて書かれた英語の記事が必ず見つかるはずです。音楽の好きな人は音楽について書かれた記事を、スポーツの好きな人はスポーツについて書かれた記事を、文学に関心のある人は文学について書かれた記事を、料理の好きな人は料理について書かれた記事を、旅行の好きな人は旅行について書かれた記事を、ぜひ読んでみてください。
自分が関心のあることには、ほかの人よりも「知識」が豊富にあるはずです。それがその記事を読むための「背景知識」になります。それさえあれば、その記事を読むのがだいぶ楽になるはずです。そして1本の記事を読んで、ほぼ100%理解できたとなれば、大変な自信になるでしょう。
よく書けた英語の文章は、その背景にある英語圏の文化を伝えてくれます。わたしたちが英語を読むのは、英米の文化を十分に理解するためである、と言っていいかもしれません。英語を勉強して、英米の文化をしっかり吸収することによって、英語のネイティヴスピーカーの気持ちや意識がしっかり理解できます。それによって、ネイティヴスピーカーとのコミュニケーションもうまくいくはずです。
最近は「とにかく何でもいいから英語で話してしまおう」というoutput(こちらから話す)重視の指導が盛んなようですが、「英語をしっかり読んで聞いて、英語と英語圏の文化と情報を十分に吸収する」というinput(入力)学習も絶対に必要だと思います。
そしてそれと平行して、英語を聴く力(listening能力)を鍛えることも必要だと思います。わたしは、映画の字幕を英語にして観たり、あるいは最近はアメリカの名演説を聴いて、リスニング学習をしています。ただ聴き流すのではなく、集中して聴くことが大事だと思います。そして聴き終えたあとで、一体何を言っていたのか、それを確認することが必要ではないでしょうか?
そのために、これまでGetUpEnglishでは、名演説を使った英語学習を紹介してきました。 GetUpEnglishでも何度か紹介した『名演説で学ぶアメリカの文化と社会』(上岡伸雄編著、研究社)には、正確なスクリプトがついていますので、このあたりを使って学習してみたらいかがでしょう?
http://webshop.kenkyusha.co.jp/book/978-4-327-45226-1.html
http://www.amazon.co.jp/dp/4327452262
お役に立てたかどうか自信がありませんが、どうか今後もGetUpEnglishをよろしくお願いします。
かすみさまには、今後もGetUpEnglishをチェックしていただけますと、とてもうれしいです。
UH
boxはいろんな状況で使われる。そしてin a (tight) boxは、「まったく困って、動きがとれないで、途方に暮れて」という意味でよく使われる口語表現。
今日はこの表現を学習しよう。
○Practical Example
"Looks like we're in a box."
"Seems like that, Steve. No work. No money. We're between a rock and a hard place."
「おれたち、にっちもさっちもいかない状況に追い込まれたみたいだな」
「そのようだな、スティーヴ。仕事はない。金もない。まさに苦しい状況だ」
between a rock and a hard placeは、まさに「岩と硬い場所の間にいる」ということで、「板ばさみになって、つらい立場に立って」。
●Extra Point
「誰かに困った状況に陥れられる」という意味で、次のような形で使われる。
◎Extra Example
"Without our Ken’s knowledge, Stewart was doing everything he could to crowd him into a box."
"So Ken’d have to renew their contact."
「ケンの知らないところで、スチュワートはあらゆることをしてケンを苦しい状況に追い込もうとしていた」
「だからケンはスチュワートとの契約を更改しなければならなかった」
明日のGetUpEnglishでも、in a boxを使った表現を紹介します。
twitterはじめました。
https://twitter.com/GetUpEnglish
Follow me!
『アリス イン ワンダーランド ビジュアル メイキングブック』近日発売予定。
http://www.bookservice.jp/bs/PSRPRO1101.do/1/01/I4062161443
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1102901348/subno/1
whoppingは、「途方もなく大きな、とてつもない」という意味で使われる形容詞。口語表現でよく使われる。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。 「とんでもない」とやや否定的な意味で使われることも多い。
○Practical Example
"Koga said he had a good command of English, but I found he told a whopping lie."
"He is a real braggart."
「古賀は自分は英語が堪能だと言っていたけど、それは大嘘であるとわかったよ」
「あいつはまったくほら吹きだな」
●Extra Point
「途方もなく大きな」と特に否定的な意味をこめずに使われることももちろんある。
◎Extra Example
"They didn’t expect Kathryn Bigelow’s The Hurt Locker to be a whopping success or even a mild success."
"But it became a blockbuster."
「キャスリン・ビグローの『ハート・ロッカー』は大成功するどころか、少しは評判になるとさえも思われていなかった」
「でも、それは大ヒットしたよ」
blockbusterは、2010/04/02のGetUpEnglishで学習したばかりです。
a buckは、1ドル(a dollar)のことです。「百万ドルの気分がする」(you feel like a million dollars)のであれば、実際に100万ドルを持っていなくても、「ほんとに気分がいい」(you feel very good indeed)はずです。
今日のGetUpEnglishでは、このlike a million bucks(すばらしい、みごとな[に]、最高の[に]、すごい[すごく]、うんと)という表現を学習しましょう。
○Practical Example
"I feel like a million bucks when I drink beer on a hot day."
"I agree."
「暑い日にビールを飲むのは最高だね」
「まったくだ」
●Extra Point
自分も編集者なので、いつかこんなことを言われてみたいですよ、力さん。
◎Extra Example
"The great author came up to me and said, "Riki -san, as an editor you are very reliable," I felt like a million bucks."
"He said to you? That’s great!"
「あの偉大な作家がぼくのところに来て、言ってくれたんだ。『力さん、あなたは編集者として、とっても信頼できる』」
「あの人がそんなことを言ったの? それはすごい!」
☆Extra Extra Point
昨日、Billboard Live Tokyoで、Matthew Sweet & Susanna Hoffs from The Bangles~Sid'N'Susie~のライブを観て来ました。
★Extra Extra Example
"I felt like a million bucks when I saw and heard Susanna Hoffs."
"You saw Susanna’s show? I 'm envious of you! I've been an enthusiastic follower of her since she was as the lead vocalist of the Bangles."
「スザンナ・ホフスのライブを観たんだけど、最高だったよ」
「スザンナのライブを観たの? うらやましいよ! ぼくはスザンナがバングルズのリード・ボーカル時代から大ファンだ」
blockbusterは、「(街区を破壊するほどの)大型高性能爆弾」のことであるが、「[主に新聞で]大きな影響を与えるもの、ヒット作(映画や本)の意味でよく使われる。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"He went back to California to turn out more Mickey Mouse pictures."
"Each one of them, when released, hit like a blockbuster."
「彼はカリフォルニアに戻って、さらにミッキーマウスの映画作りに集中した」
「それは出すもの出すものみんな大ヒットした」
●Extra Point
では、もう一例。
◎Extra Example
"Yakumaru Gaku’s The Knife of Angel was a real blockbuster."
"I read the novel. It was so interesting that I forgot the time and kept on reading."
「薬丸岳の『天使のナイフ』は、大ヒット作になった」
「ぼくはそれを読んだよ。とても面白くて、時間が経つのを忘れて読みふけった」
billingは、「(ビラ・プログラムでの俳優などの)番付け(の位置)、順位」のこと。そして、to give… top billingで、「……にトップスターの座を与える」という意味になる。これは口語表現でよく使われる。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"Furuta Koko at last got top billing."
"And she really did it up brown."
「ふるたこうこはついに主役をつかんだ」
「そして演技も申し分なかったよ」
to do it up brownは、口語表現で「すっかり[りっぱに]仕上げる」
●Extra Point
to give …top billingのほかに、to give …star billing, あるいはto give … marquee billingという言い方もする。そして次のように受身形でも使われる。
◎Extra Example
"Mickey Mouse was even given marquee billing all over the country."
"Yes. He became a showstopper."
「ミッキーマウスは、国中のトップスターになった」
「そうよ。大変な人気役者になったのよ」
showstopperは、「大受けする演技(者)」。
Today, 1 April 2010, marks the fourth anniversary of GetUpEnglish!
I want to thank all of the people who have come to this site to learn English.
I have a great passion for all language learning, and it is one of the biggest hopes of my life that we Japanese people learn English and foreign languages proficiently.
If during those past years I have been able to help you any way at all in your English-language studies, then I am very happy.
Thank you again, and please keep clicking on GetUpEnglish in the coming year.
With the warmest wishes to you all.
Uesugi Hayato