夫と別れて家を出た鳩山“邦子”は馨と要一の二人の子どもを引取ることができるのか

2010-03-16 08:39:53 | Weblog

   ――民主党に衆・参両院過半数のチャンスを――

 息子要一にとってははた迷惑な離婚母“邦子”の引取り誘い?

 鳩山邦夫が14日日曜日出演のテレビ番組で離党・新党の可能性に言及。よもや次の日に決行するとは誰も考えなかったに違いない電撃的な離党を即座に敢行、日本の政界を揺るがし、そのニュースは世界中に発信され、驚ろきを持って迎えられた――とまではいくはずはないが、日本のマスコミは一応こぞって取り上げた。

 3月15日「ノーカット工房/日テレNEWS24」が15日午後6時半からの鳩山邦夫記者会見をノーカットで伝えている。(一部引用)

  鳩山「午後に離党届を書きまして、えー、秘書に党本部に持っていってもらいまして、このことに関して大島幹事長から、お電話をいただいて、色々話をして、えー、まあ、離党が受理されたって言うのか分かりませんが、離党しました。

 で、理由はもう、あの、一言で言うと、やはり西郷さんに『潔かなあ』って言って貰いたいような、そういう行動をしたい。自民党に迷惑を掛けたくない、自民党を敵にするわけでもない。要するに自民党にも失政はあったけども、おー、自民党の最大の失敗は、政権を獲られたこと、で、今のように非常に社会主義、的色彩の強い、まあ、バラマキもそうだし、えー、外国人の地方参政権もそうだし、夫婦別姓もそうだし、教育なんかぐちゃぐちゃになってくるし、この国が滅びの道に入っていく。そういう最悪の事態があるわけで、それを私は、アー、ああいうふうな負け方をした自民党だけの力では、食い止めることができないから、やはり同志取って、新しいものをつくって、まあ、強力な野党として、えー、頑張っていくのがいいのではないかと、こう判断したからでございます。

 で、昨日の、ま、普段から言っとたんです。講演等でね。ただ、たまたまテレビ番組で、エー、新党で行く覚悟ができているかと、こう聞かれたから、どうも完璧にできていますからと、言った以上はですね、党に迷惑を掛けたくないし、エー、谷垣さんが、ナン、何て言うか、外に向かって色んな発言をすんのはおかしいと。これ正論ですよ。自民党中(なか)でいて、自民党批判して、外へ向かって言うのは、やっぱりおかしいから、ただ外へ出て、今の政治を批判し、また自民党のダメだった政治を厳しく言う。内から外へ向かって言うのはおかしいから、外へ出て、申し上げると、こういうことです

 ――幹事長はどのように言ってました?

 「幹事長は、まあ、あの、了承というか、そういうことでしょう。そういうことですか、いうことです」

 ――離党の理由というか、新党ですけど、改めて言うと、どのような新党をいつ頃まで、・・・・つくるのですか・

 「だから、今申し上げたようなことで、あのー、それは私の思惑一つでできることではありませんけれども、希望から言えば、連休前につくりたいなあー、とは思っていますけれども。ただ私は、あの、自分が表へ出て、旗を振るうという役でなくていい。黒衣でもいい、と。縁の下の力持ちでいい。ただ、できるだけいいメンバーを結びつけることができる、坂本竜馬のような、まあ、坂本竜馬のようなスケールの大きな人間では私はありませんけれども、そういう役割、接着剤的な役割ができたなら、本望だと思っております」

 ――与謝野さん、桝添さんとも連携を視野に入れていると、さっき言いましたけれども、そういった考えは・・・。

 「やはり日本一頭のいい政治家、与謝野馨、国民の人気が一番高い、期待度の高い舛添要一。この二人を、オー、鳩山邦夫という坂本竜馬に薩長連合ではないが、結びつけることができたなら、最高ですけどね」(以下略)――

 与謝野馨、舛添要一の二人の息子は出来がよく、兄の馨は日本一頭が良くて、弟の舛添要一は国民の人気、期待度が一番高い出来のよさ。

 なぜ兄弟の苗字が違うかというと、“兄弟別姓”だからです。

 家を出て行く、それは問題だで揉めていた“邦子”がついに意を決して、取りあえず身一つで家を出た。二人の子どもを一緒に連れて出て行きたかったが、家を出ることは話し合ってはいたものの、とにかく我慢できなくなって、先に飛び出すことになってしまった。先ずは行動で示して、同じ行動を取るよう、息子たちに促すつもりでいる。きっと付いてきてくれる。二人の息子をそう信じている。何と言っても日本一頭のいい息子と、人気と期待度が高い息子なのだから。

 我慢できなくなった理由は、亭主の悪口を外に向かって言うようになって、亭主から、外に向かってまで悪口を言うのは卑怯じゃないかと詰られ、悪口を本人にのみ言うのではなく、外にまで言うくらいなら家を出るべきだと気づき、家にとどまることを潔しとしなくなったからだった。

 鳩山邦夫は記者会見で言っている。「エー、谷垣さんが、ナン、何て言うか、外に向かって色んな発言をすんのはおかしいと。これ正論ですよ。自民党中でいて、自民党批判して、外へ向かって言うのは、やっぱりおかしいから、ただ外へ出て、今の政治を批判し、また自民党のダメだった政治を厳しく言う。内から外へ向かって言うのはおかしいから、外へ出て、申し上げると、こういうことです」

 鳩山邦夫の自分が所属する党に対する批判基準である、「内から外へ向かって言うのはおかしい」ことからしたら、与謝野馨も舛添要一も自民党の中にいて、外の向かって自民党の批判をするのは「おかしい」ということになる。「外へ出て、申し上げる」のが正しいことだと。

 もしも与謝野も舛添も党にとどまるなら、鳩山邦夫は自分の批判基準と異なる二人を同志と看做して離党への同調を求めたこととなって、奇妙な事態となる。

 また鳩山邦夫批判基準からしたら、与謝野も舛添も自民党を批判するなら、離党して、党の外に立って批判することが正しい批判の仕方と言うことになる。

 勿論のこと、与謝野にしても舛添にしても自身の批判基準に従って好きに批判していいことだが、少なくとも今後党にとどまって党の批判をすることは鳩山批判基準からしたら、間違った批判態度となる。

 いわば鳩山邦夫自身は本人は気づいていないとしても、二人の批判に自方向からの制約を設けたことになる。例え二人が自らの批判基準に従って党にとどまって党を批判しようと自由ではあっても、二人が党にとどまる限り、双方の批判態度に生じる乖離は次第に広がっていくことになる。

 だが、舛添が自著で「時期が来たら私自身がリーダーシップを取ることを拒否はしない。首相に必要な能力を持つよう努力している」(毎日jp)と宣言していることからして、舛添の執行部批判や離党、新党への言及は党分裂の印象や谷垣総裁の求心力低下の印象を党内外に与えて執行部に揺さぶりをかけ、最終的には谷垣を追い落とし、次期総裁の座を射止める策謀だと考えると、党の中にいて、外に向かって批判することが絶対必要条件となる。

 大体が党から出たら、現在のところ斜陽とは言え、野党第一党という地位とそれなりの数の力を利用価値ゼロとするばかりか、批判にしても党内にいて党の中だけで批判していたのでは、いくらそれが「正論ですよ」と言われたとしても、日本外国特派員協会で演じて見せたように外に向けた批判程にはインパクトを与えることができないだろうから、マスコミが面白おかしく、あるいはセンセーショナルに取り上げる度合いも小さく、当然、マスコミを通して国民に訴える力もそれ相応に力を失って、批判の効果そのものを過小価値化してしまう。

 いわば舛添にとって「自民党中でいて、自民党批判して、外へ向かって言うのは、やっぱりおかしい」「これ正論ですよ」とする批判基準は今後ある種の制約となって作用しない保証はなく、はた迷惑なばかりか、何度となく新党を口に出していて、離党に踏み切らない状態を続けていた場合、そのことが何かのキッカケで決断力のない男と見られる爆弾とならない保証もないことから、鳩山邦夫の離党の誘いさえホンネのところでははた迷惑といったところではないだろうか。

 自民党執行部は鳩山邦夫離党の動きが広がらないように党の引き締めを図るということだが、男と女の関係でも同じだが、別れて出て行きたいという相手をとどめようとすることは相手の立場を強くし、そのことが心理的にばかりか、物理的にも力関係を逆転させかねない。もし谷垣総裁が求心力を維持したいと望むなら、出でいきたいと言う者に対して、出て行ってください、残った者のみの少数精鋭でいきますからという態度を取ったなら、相手の立場を強くすることはなく、逆に自分の立場を強くすることが出来て、残った者、あるいは様々な利害から残らざるを得なかった者をして自身の方に引きつけることも可能となる。引き締めが右往左往、あるいは慌てふためきに見えた場合、ただでさえ失いつつある指導力や求心力に尚のことマイナスに働くことになるに違いない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする