安倍晋三のお友達プーチンはウクライナ問題で「ウソを100回言えば事実となる」を実践中

2014-07-29 05:08:40 | Weblog



 「ウソを100回言えば事実となる」はヒトラーによって国民啓蒙・宣伝相に起用された、あの悪名高いパウル・ヨーゼフ・ゲッベルスが言った言葉を要約したバリエーションの一つである。

 実際に言った言葉は「もしあなたが十分に大きな嘘を頻繁に繰返せば、人々は最後にはそのウソを信じるだろう」だと、インターネット上に紹介されている。

 「ウソを信じる」と言うことは、そのウソを事実と看做したということを意味する。

 ゲッペルスは自身が言った言葉の原理を用いて、ドイツ国民や占領地の国民、ユダヤ人をどれ程に騙し、ナチス政策の推進にどれ程に役立てたのだろうか。ヒトラーによって国民啓蒙・宣伝相に起用された理由が理解できる。

 「Wikipedia」には次のように記されている。〈「プロパガンダの天才」と称され、アドルフ・ヒトラーの政権掌握とナチス党政権下のドイツの体制維持に辣腕を発揮した。敗戦の直前、ヒトラーの遺書によってドイツ国首相に任命されるが、直後に家族とともに自殺した。〉――

 実際にはプーチンが同じウソを100回ついているわけではない。但しそれがたったの1回であったとしても、世界中のマスコミが取り上げ、そのウソを事実として報道したなら、100回どころか、1000回もウソをついて事実とさせたことに相当するはずだ。

 クリミア自治共和国内の60%を占めるロシア系住民がウクライナからの独立の動きを強める中、安倍晋三のお友達プーチンは2014年2月4日、モスクワ郊外の大統領公邸で記者会見した。

 プーチン「クリミアの『併合』は検討していない。(但し)住民には自らの将来を決める権利がある」(NHK NEWS WEB)――

 この発言を正直に解釈すると、クリミアのロシア併合はない、あったとしても、クリミアのウクライナからの独立までだという意味となる。だが、ウクライナ憲法は領土問題はウクライナ全土での国民投票で決めると規定している。

 プーチンがウクライナのロシア系住民とロシアの国益を守る権利だとして軍事介入の構えを見せている状況下にあって、プーチンは2014年3月4日、モスクワ郊外で記者会見している。

 プーチン「軍の投入が必要な緊張状態は消えた。(クリミア自治共和国のロシア連邦編入について)考えていない。

(クリミアに展開している部隊は)地元の自警団で、ロシア軍は関与していない。

 (クリミアの将来は)安全かつ自由な意思表示のできる条件下で、住民自身が決定できる」(毎日jp

 世界中がこの発言に接したはずだ。ロシアから親ロ派武装勢力にコサックや元軍人等が流れていることが報じられているにも関わらず、ロシア軍は一切関与していない地元自警団だと言っている。

 プーチンが考えていないとしていたクリミアのロシアへの併合が、この日の記者会見から1周間も経つと急転直下する。

 2014年3月11日、クリミア自治共和国議会はウクライナからの独立を宣言。

 2014年3月16日、ロシアへの編入を問う住民投票を実施。96.77パーセントの賛成。

 2014年3月18日、プーチン、クリミア自治共和国のロシアへの編入を表明、編入の条約に調印。

 2014年3月21日、条約をロシアの議会で批准、編入手続きが完了。

 プーチンはウクライナ東部上空でのマレーシア旅客機ミサイル撃墜事件でも「ウソを100回言えば」を実行している。2014年7月18日。

 プーチン「ウクライナ東部が平和で、戦闘が再燃しなければ、事件は起きなかっただろう。この恐ろしい悲劇に対して事件の起きた国に責任がある」(NHK NEWS WEB

 非常に尤もらしく聞こえるロシアの正当性となっている。

 だが、ウクライナ憲法に違反し、主権と領土の一体性を原則とした国際法にも違反した、秘密裏なロシア軍介入のクリミアのウクライナからの分離とロシアへの併合という前提と、ウクライナ東部でのクリミアの二匹目のドジョウを狙った、ロシアの支援を受けたロシア系住民の武装蜂起という二つの前提を抜かした“戦闘の再燃”である。

 ロシア系住民はあくまでもウクライナからの分離、ロシアへの併合の意志を捨てていない。プーチンはウクライナ政府の主権と領土を守る国家的意志を無視して、ウクライナ政府に責任転嫁しているに過ぎない。

 ロシア系武装勢力が墜落原因究明の外国からの調査団の調査を妨害したり、機体残骸に切断の跡があるということは、ノータッチにしていたなら、不都合が生じる恐れを抱いていることの証明としかならない。

 要するに証拠を隠そうとする意志が働いたが故にタッチすることになった。特に後者は犯罪現場の証拠には手を触れないが原則の逆を行くもので、犯罪者の証拠隠滅以外に物語るものはない。

 プーチンは2014年7月21日もビデオ声明で同じ“ウソ”を繰り返している。

 プーチン「「ウクライナ東部の戦闘が再開されていなければ、悲劇も起きなかっただろう」(MSN産経

 プーチンは「ウソを100回言えば事実となる」を押し通して、すべての責任をウクライナ政府に押し付けたいようだ。ロシアは悪くはない。と言うことは、安倍晋三のお友達プーチン大統領はどのような責任も負っていないということである。

 ロシア国防省が「如何なる武器も供与していない」と表明したことも、プーチンを代弁した「ウソ100回」に入るだろう。

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