■清水から八坂へ
9日撮影した清水寺夜の特別拝観、撮影を終えバスにより帰路につくべく足を進めた。しかしそのまま帰ったのでは勿体無いということで、ちょうどNHKでもその様子が全国放送されたということもあり、枝垂桜満開の円山公園を通り帰ることとした。
円山公園は、一昔の人であれば市民運動の集会の場所として有名だとのことだが、考えてみれば小生には遠いこともあり中々行く機会も無く、特に最近は顕著である。思いつくところ昨年の桜の時期に友人のN氏と枝垂桜を眺めた以来のことである。
法観寺の夜景。白い水銀灯が夜空に聳えている。この写真は清水寺に行く途中に撮影したものである。祇園から八坂を通るのではなく、法観寺から清水に向かうので、毎回清水寺を撮影する祭にはこうした写真を撮影している。
前の写真から徒歩で三分ほど、同じ塔とは思えないほど五重塔は異なる印象を与えている。これはナトリウムランプを用いているのだろうか、東山花塔路ではこの道に灯が置かれる。降雨の後が光が反射し最も美しく夜を彩る。
そして一行は清水寺へ。この様子は昨日掲載した京都清水寺 桜花咲き誇る夜間特別拝観の様子をご覧いただければ幸いである。時間的にはぎりぎりの時間に展開したが主要なところを一通り撮影できたのでこれで良しとしたい。
さて、清水寺の撮影をした後円山公園へと向かう。京都らしい石階段の道もあったのだが、こればかりは三脚が無ければカメラを固定することも出来ないので撮影は断念。しかし、あの情景は夜間特別拝観の時期でなくとも大丈夫だろうし、ネ。
円山公園に向かう途上、陸標としているもの。三重塔?何と形容するべきであろうか、友人はこれをみて「何?教会?和洋折衷なのか?」という一言であった。これは今度じっくりと撮影したいものである。車道に面しており長時間露光ではテールランプが光の筋を描く写真を昨年は撮影した。
こうして高台寺の前を通り円山公園に到着。屋台が多く、カメラを設置する場所も無く、何よりも三脚が無いので撮影はISO800で撮影。この他、置ける場所を探して枝垂桜を撮影する。屋台が写ると情景が台無しになってしまうので、アングルも選びたい。しかし、なにより三脚が無いのが痛い。
円山公園と隣接した八坂神社。今年もオバケ屋敷の出店があったので思わず笑ってしまった。八坂神社も出店の置かれている参道と本殿のところは隔絶されており、雰囲気は壊さない。縁日のような印象というべきであろうか。
同じく八坂神社の情景。提灯に感光してしまうと全体が暗く写ってしまう為、調整した。長時間露光では歩行者は立ち止まらない限り写らない為、写真に限れば京都を独り占めできる時間帯、というべきだろうか。したがって小生は夜景撮影が好きである。
そして建設進む阪急新駅、阪急八坂駅へ、・・・、というのは大嘘で八坂神社の門の修繕の様子。しかしこう写すと駅舎に見えるのがなんとも。手前の通りは四条通。昨年は修繕が開始されていなかったが、考えてみれば修繕中の様子も写真は貴重であろう。
HARUNA
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