◆各国救助支援始まる、しかし何もかもが不足
ハイチ地震について、海外の放送と日本政府の動きをまとめてみました。ハイチ地震に対して、日本政府の対応は遅れに遅れていますが、遂に自民党が動いた、という模様です。
自由民主党:ハイチ地震への対応についての緊急申し入れ・・・日本時間1月13日午前6時53分、カリブ海のハイチで発生した強い地震によって数万人規模の死傷者が発生し、現地では極めて困難な状況となっている。米国はじめ、中国、欧州各国は既に災害救援チームを派遣し、救援活動を行っている。政府の対応は、当面の支援として500万ドルの資金協力を決定したが、具体的な人道支援策は、医療分野での支援を念頭にした 調査目的のための緊急調査チームを14日に派遣したのみで、そのチームも現段階では現地入りもできていない。
こうした鳩山内閣のハイチ地震への取り組みは、国際的にも極めて遅く、消極的と言われてもやむを得ない対応である。わが党は本日、「ハイチ地震対策本部(谷垣禎一本部長)」を設置した。政府においては、ハイチ地震に関する情報収集及び救援、復旧等について早急に本腰を入れて取り組むとともに、わが国としてできる限りの措置を迅速に取るよう、申し入れる。既に中国軍をはじめ各国の救援部隊の展開が本格化している状況があるわけで、しかも自民党政権時代であれば既にこれだけの規模の災害ならば手は打たれていたはず、インド洋大津波スマトラ沖地震の際にも2500名の部隊が派遣され、復旧に当たったということは記憶に新しいといえます。こういう場合は、早い時間帯ならば護衛艦一隻でもいいので、物資の量にかかわらず派遣することが重要でしょう。時間が経てば混乱が本格化してきますので、相手の受け入れ能力そのものが飽和状態になってしまう、という事も忘れてはなりません。
これにたいして、民主党も独自の動きを表明したようで、首相の判断は不明ですが防衛大臣が独自の判断を発表しました。防衛大臣記者会見概要平成22年1月15日(10時30分~10時39分)Q:今の国際貢献に関わるかもしれませんが、ハイチで先日地震が起こりまして、防衛省としてどういったことができそうかということについて如何でしょうか。 A:昨日も外務省と防衛省で調査のための派遣をいたしましたから、もう間もなく向こうに着くのかも知れませんが、現地の報告が来ると思います。ひとつ考えられますことは、たまたま米国での訓練で、C-130がアリゾナにおりますので、今日辺り終わるようですので、それをすぐに活用できるかということと、それから日本の救援物資がフロリダに確保してありますから、それを活用できるかどうかということを早急に報告を受けて処置をしたいと思っております。
アメリカ海軍は早い時期に空母カールビンソンの派遣を発表しました。病院としての機能、発電能力も大きい大型航空母艦は、ノーフォーク基地からサンディエゴ基地へ帰港する途上、フロリダでヘリコプターを搭載し急きょ出動が決定したという事です。このほかにはマーシー級病院船、これはタンカーを改造した非常に大型の病院船なのですが、派遣が決定しています。そして、アメリカ海軍の巡洋艦は既にハイチに入港したようですね。治安面でも不安な面が伝えられていることから、精鋭、第82空挺師団から治安出動という形で兵士が派遣されるようです。これによって、米軍としては近年最大規模の派遣となるようです。
それでは、各国の報道を元に少し日本が行える支援などについて考えてみましょう。BBCによれば、ハイチの首都、ポルトープランスの打撃は想像以上のもので各国は2億ポンドにも上る資金援助を申し出ているが、BBCによれば各国の支援は全く届いていないという。現時点では、国連は1000万㌦を投じることとしている。しかし、もともと中米の最貧国ということもあり、各国からの救援を受け入れるだけの基盤は無く、ハイチ安定化のために投入されているPKO部隊や国連職員も被害を受けており多数がし死亡したり行方不明となっている状況。
イギリスからは70名の専門医療チームと救助犬が派遣されているが、ハイチは貧困国ということもあり、空港も壊滅、閉鎖されている状況。イギリスの救助隊は隣国であるドミニカ共和国で待機中となっている。救援機も着陸できず、隣国に着陸しているという状況。BBCは以上のように報じましたが、空港機能復旧のための人員、必要に応じて臨時滑走路を建設する能力が必要でしょう。しかし、この能力については米軍工兵隊の方が秀でているものがありますので、どちらかといえば回転翼機などでドミニカからハイチに向かうという方法が理想的かもしれませんね。それよりも問題なのは空港機能の問題です。航空自衛隊の輸送機を派遣しよう、という状況ではありますが、空港機能は満杯状態で、戦術輸送機であるC-130Hは、もう少し早く派遣できていれば、と思う次第です。空港が機能を維持するには航空管制と地上クルー、そして航空燃料の備蓄が何よりも重要となってきますからね。
ABCはダイアンソイルをハイチへ派遣。ABCによれば、空港は非常な騒音に見舞われているという、それは着陸できない航空機多数が上空を旋回している為である。合計で50トンの援助物資を搭載した航空機が空港に着陸しようとしているのだが、ポルトープランス空港が破壊され着陸できないということ。飲料水が不足、被災者は辛抱強く救援を待っている。あちこちに厚さの中遺体が放置されている。水も食料も医薬品も無く、水は一本一ドルで売られているが、買うことができる人はわずか。援助物資の搬送準備は進んでいるが空港が混乱している。FAA連邦航空局によれば空港は混乱しており、一時閉鎖したとのこと、応急管制塔を設置して、今朝だけで120機が着陸した。本物の管制塔は倒壊してしまった状況。アメリカの救助チームはC-130で展開、着陸すると国連本部に展開したが、国連本部では既に20名が死亡、120名が行方不明となっている。夜間の病院照明はカメラのライトだけという状況。地震発生から49時間を迎えている。バージニア州から派遣されたアメリカの捜索チームはハイチ最高級のホテルモンタナ倒壊現場に展開し、二日間生き埋めの被害者を救出した、というような僅かな明るいニュースは伝えられている。
救助関係者によれば、一番つらいのはどれだけの人が生き埋めとなっているのかが不明、ということだ。瓦礫の下から必死にはい出ようとしている人とともに、生存者の多くは丘陵地帯にある、かつての青空市場に集まり、救助物資が無い中である食料を分け合っている。被災者を連れてゆく場所は無く、ガソリンスタンドなど、残った建物が野戦病院のように扱われているとのこと。市内には多くの遺体が放置されているが、今のところ感染症は広がっていない、悲惨ではあるが、被災地で感染症がふえる、ということは稀であるとのこと。重要なのは水であるが、混乱状況にある、とアメリカ人医師はコメントした。ハイチの人々は、絶望的な状況にあっても祈りをささげ、歌を歌いながら励ましあっているという。ABCについては以上、やはり瓦礫の下の人員を迅速に救助することが何よりも求められるようで、こちらについては都市消防などの緊急対策チームが成果を上げているようです。
こうしたレスキュー隊は数十名で、軍隊のような物量ではありませんが、各国が順次投入することで次第に人数が集まってきているようです。日本のハイパーレスキューや医療チームなどの出動が待たれる状況ですね。他方、陸上自衛隊が各駐屯地に配備している人命救助システムにも同様の用途に用いることができるのですから、派遣についても充分考える必要があるでしょう。とにもかくにも、瓦礫の下からの救出は時間との闘いですが、民間機の運航は非常に限られている状態です。日本から既に派遣された調査団が未だに現地に入れないのは、こうした状況があるからですし、自衛隊機かチャーター機により直接ハイチか隣国ドミニカに展開することが重要でしょう。
PBSによれば、四万五千人の死亡が赤十字により確認されており、首都は助けを求める街、という状況となっている。数えきれない人ががれきの下敷きとなっている。二日目に入り昼夜を問わず救出、被災者は救助を求めているが、病院を始め水食料医薬品が底を尽きかけている。首相は救助を求める声明を発表した。けが人は数少ない無事な病院にドアや荷車で運び込まれている。ポルトープランスから96km離れた病院へは次々と負傷者が運び込まれている状況が報じられている。骨折と昼間の暑さでの感染症の利管制が高まっている。総合病院の遺体安置所は満杯で朝には1500の遺体が外に並んでおり数は増える一方。最大に避難キャンプの一つが倒壊した大統領宮殿の反対側、略奪が横行するが警官の姿は見えない。徒歩で首都から避難している人も多いが破壊された自動車が行く手を阻んでいる。しかし、瓦礫の山に囲まれていても立ち直ろうとする人たちもいる。
14日には160名、15日には360名のアメリカ人が脱出。重機の搬入が試みられるが困難となっている。フランスからは65名の専門家が到着、救援機三機でマルティニーツ経由で向かっている。中国からの救援隊は、荷降ろしの専門車両がないため機材を手動で下し、六時間を要した。なお、救難機の相次ぐ発着により空港からは航空燃料の備蓄がつきつつある状況だ。アメリカは第82空挺師団より14日に100名が分権隊として展開、数日以内に数千人が派遣される。クリントン国務長官は、アジア歴訪を中断、ロジスティクスの再構築を忍耐を以て正常な状態に戻す、困難を乗り越える、と発表した。バージニア州の救援部隊は13日に展開、イギリスの緊急支援チームは14日に展開した。ガートウィック空港から10トンの重機などとともにポルトープランスへ到達。イスラエルは軍の救援チームが一日500名の治療を行える野戦病院を建築するべく展開、イスラエルは地震被害での野戦病院建設に経験がある。
オーストラリアのスミス外相は1000万ドルの支援を発表、IMFも1億ドルを拠出するが、国家レベルの新しいアプローチが必要になるだろう、と話した。実際、国際赤十字によればん三百万人が救援を、少なくとも一年間にわたり必要である、と分析している。救世軍によれば一刻も早く食料が、そして直ちに医療を必要としている、機材が底を突いているが直ちに必要な状況。驚くべき状況であるが惨状の中で起きたことに対して現地の人々は戦っている、勇気を持って頑張っている、という状態です。不安な中で乗り越えようと頑張っているという状況。赤十字が直面しているのは医療通信物資の各チームが到着するのだが、いま最も大切なのは救出活動である。
赤十字も含め国際社会が懸念しているのは亡くなった方への配慮、遺体が路上におかれたままとなっていること。赤十字によれば水は被災者は手に入るところで入手している、ハイチでは露店でモノが売られているが、そこでも物資が尽きかけているという状況だ。地震前に輸入された食料を保管する倉庫が大きな被害を受けている状況にあって、必死で物資を求め、そして待っているとの状況。港湾は打撃を受けている、しかし、空港は管制塔が被害を受けているものの滑走路に着陸することは可能、ただし航空機多数が展開するので航空管制が難しい状況になっているとのこと。クリントン元大統領は国連ハイチ特使である、インタビューでは、これから一週間、十日間の支援が重要、犠牲者と行方不明者の両方を行い、捜索、医療以外で必要なのは現金、そして食料と水、テント。米軍は国連ハイチ安定化派遣団とともに活動に当たっている、アメリカ大使館は幸い無事でしたがほかの政府施設は破壊されている。今は義捐金が必要なのです。数日間を乗り切ることが出来たならば、政府機能は回復するでしょう。ハイチ政府では、大統領官邸が破壊され、議会議事堂も損壊しました。アメリカはオバマ大統領をはじめ目覚ましい活躍です。
アマミ特使にかわる新しい国連特使が入りました、現在、国連は空港近くの仮設施設に入っています。責任者は生きているかわかりませんが、責任を以て人々は頑張っています。しかし、港湾の破壊により荷降ろしにはクレーンやリフトが使えず、小さな船に乗せ換えるのか、クレーンの搭載された船舶でしか使えませんし、瓦礫を除去できる機械、機械を現場に到達させることのできるものが十分ではない、ということが問題です。現在は空港の夜間運用能力を回復させることに取り組んでいて、十日後にはがれきの除去が始まるでしょう、そしてハイチ政府も国連も立て直すことが出来るでしょう。国連事務所は五階建てのホテルに入っていましたが倒壊してしまいました。遺体は冷凍保存できないので、埋められています、冷蔵船や発電機能のある船舶が持ってくることが出来たら、と思います、というのもこのままでは遺体の写真を撮って遺族に埋葬場所を知らせるしか方法が無くなってしまいます。しかし、米国の支援、米州機構の支援でハイチは復興できると確信しています。
ハイチにおける人道団体について、ケアUSAのヘレンゲール博士によれば、援助が届かないことに怒った被災者が遺体を道路に積み上げて抗議しているのですが、現地は混乱して大変な常態、インフラも破壊されており支援を始められない状態にあるので一つ一つステップを踏んでいくこと、国中の道路を通行可能な状態にして援助物資が届くようにする、そして港湾も修理する、すばらしいことにやる気は示されており、空港も再び稼働を開始、援助の人たちも隣国のドミニカ共和国から入国を開始しました、しかし、大変な緊急事態で簡単にはいかないでしょう、今一番必要なのは多くの人が言うように今は捜索と救助、生存者への緊急で確実な支援、水、食料、テントが最初の72時間い必要でさらなる死者が出ないようにすることが必要であるとともに、死者の尊厳を守る事も重要です、緊急に治療を必要とする人やもともと十秒の人もいますので、当面は治療と遺体の問題、復興と債券の素早く迅速に行う方式も必要でしょう。
ケアなど既に派遣している団体は即座に対応に当たることが出来ましたし、実績ある団体はもともと備蓄している物資を活用することが出来ました、スタッフも緊急に派遣していますし、パナマなど近隣諸国からも備蓄されている人道団体の物資を被災地に届けようとしています。協力体制についてですが、まず最初に必要なのは義捐金、義捐金があれば物資を届け物資を買うことが出来ます。現地に行って支援したい人はいるかもしれませんが、今はそれは無理です、行くことはできずインフラも破壊されていますから、連携については不充分ですが、津波災害など過去の災害の協力から連携の重要性は分かっていると思いますのでそれぞれの得意分野を活動して行けると考えています。PBSについては以上です。
やはり道路状況の復旧、この分野で米軍やPKO部隊に不十分な部分を陸上自衛隊の施設科部隊が担うか、もしくは陸上自衛隊が伝統的に重視している偵察隊によるオートバイ斥候部隊を、血清や医薬品などの緊急輸送に用いることが支援策として考えられるでしょうか。道路復旧については、普通の工兵隊でも対応可能なのですが、一応視野の片隅に入れておくことは重要でしょう。もう一つはヘリコプターの派遣ですね。道路状況に関係なく輸送を担う事が出来ます。造水能力から考えますと陸上自衛隊の給水部隊よりも掃海母艦や補給艦による給水の方が理想的かもしれません、造水能力が違いますからね。もうひとつは輸送艦の重要性でしょう。港湾設備が破壊されている以上、輸送艦による上陸支援が威力を発揮すると考えられます。
F2によれば、死者数万人、想像を絶する被害という状況を報じている。救助は重機がはいれないことから専ら手作業となっており、瓦礫となった家屋から生存者を捜す作業が続けられている。遺体は1500名が安置所におかれているが、病院、官庁が破壊されており電話も不通、多くの死者は路上に放置されており、津波が押し寄せるというデマが一時パニックを引き起こした。国連PKO部隊は指揮官が死亡、大統領宮殿は倒壊し、大統領は難をのがれたが閣僚数名が安否不明となっている。警察長官によれば刑務所が破壊され、多くの凶悪犯が脱獄、既にスーパーマーケットでは銃撃戦や略奪が起きているとのこと。フランスからは地震災害卓作専門隊員60名が派遣、ルブレットフランス大使が出迎えた。死傷者の正確な数は把握できていないという。最高級ホテル“モンタナ”が倒壊して宿泊者300~400のうち100名としか連絡が取れていない。
空港は破壊され、アメリカの救援機は着陸できない状況、路地すティクスの面で問題が大きすぎる状況、空港はマヒ状態、数機の航空機が着陸しているのみ。首都の治安が心配されるが、救援部隊の略奪や襲撃はF-2記者が目撃していない、ただ、ガソリンの輸送車が各坐しており、ガソリンをめぐっての暴行が目撃されており、一番の問題は飲料水や食料の問題、徐々に治安悪化の可能性がある。サルコジ大統領は数週間以内にハイチ入りを予定しており、ブラジル、カナダとともに復興会議の開催をオバマ大統領に提案する意思を表明した。F2については以上です。復旧の必要性もさることながら、復興という長期的な面での検討も視野に入れておくことが重要ということですね。そして、いま重要なのは無計画な物資投入よりも、ロジスティクスの確保が重要、ということでしょうか。空港は管制塔が破壊され、無線で地上から完成している状況ですので、どんどん輸送機を送り込む、というのは逆に混乱を生むようです。
RTRによれば、地震の犠牲者は50万に及ぶ可能性がある。がれきの下に多くの負傷者がいるが収容できず、病院は満杯状態、負傷者はスタジアムに収容されている。通信手段がないことで情報が錯そう、地震当時18名のロシア人が在留していたが、全員ドミニカに出国することができた。メドベージェフ大統領は非常事態省に命令し3機の輸送機が発進、もう1機が待機態勢にある。ポルドープランス空港には一本しか滑走路がない状況となっており、出国者であふれているという状況となっている。ロシア非常事態省の輸送機にはBK117ヘリコプターを搭載しており、現地に展開させるほか、携帯式の救助器具を携行する。救助チームには、医師、心理学者、着陸後40分で治療を開始できる可搬式手術システム、特殊車両などが投入。非常事態省のポポフ次官はまだ生存者はいる、としている。国連に派遣されているMi8ヘリが既に現地で活動中。
RTRについては以上です。ロシア非常事態省がBK117を運用していたのには少し驚きましたが、道路などの交通手段が破壊されている状況下では、ヘリコプターの重要性が大きい、ということがあるのでしょう。そして、心理学者を含め派遣している、ということですが、各国が災害派遣で培ったノウハウを用いている、ということですね。ロシア非常事態省の輸送機は、順次必要なものが集まり次第、パッケージングして集団として送り込んでいるという状況のようで、時間云々よりも隣国ドミニカへ物資を集約する、という事が重要なのでしょう。同時に物資集積のロジスティクス指揮所のようなものを、いち早く立ち上げることが望ましいのですが、米軍であれば米本土から指揮通信で対処できるのでしょうが参加している各国との調整所のようなものは必要となるのでしょうね。
アメリカ本で訓練中のC-130Hにフロリダに集積している物資を搭載して派遣できないか、という事で調整していると報じられましたが、足りないものは本土のU-4多用途機に搭載し、早い進出速度と航続距離を活かして展開し、C-130Hに米国内で積み替える、という運用が考えられるでしょう。もうひとつ、ヘリコプターが必要で、これもC-130Hに搭載しての空輸、というものが考えられるでしょう。時間はかかりますが、負傷者の救助だけでなく、地上インフラ復旧のために施設科部隊を輸送艦で輸送する、という方法もあり得ます。現地はハリケーンに襲われる地域ではありますが、輸送艦により仮設住宅を輸送する、という支援も当然考えられます。どういった支援が必要か見極めてから、といつかの阪神大震災を思い出しそうなことを現在の日本の外務大臣は仰ってますが、アフガン支援、気候変動防止に数十億㌦を簡単に捻出すると表明する日本国なのですから、こういうときくらいは物量で対処しては、と考える次第、出来ることは全て行うという姿勢が必要なのでしょうね。
HARUNA
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