北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G3X撮影速報】浜松基地航空祭2023【3】イーグルとF-2とブルーインパルスの展示飛行(2023-10-29)

2024-01-11 20:14:09 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■大空に戦闘機の航跡
 2024年とはなりましたが最初の一方は巨大地震とそして入間基地航空祭中止のお知らせでした。だからという訳ではありませんが航空自衛隊発祥の地である浜松の様子を。

 F-15戦闘機の機動飛行です。浜松基地航空祭でF-15戦闘機なのか、と思われるかもしれませんが、このF-15戦闘機は岐阜基地からの機動飛行でして、そう、この日は日曜日の航空祭なのですけれども、岐阜基地を離陸して機動飛行、岐阜基地で撮影する方もいる。

 浜松は遠いけれども岐阜基地からリモートで飛行展示を行うのだから、岐阜基地で離陸から着陸まで撮影する、という方がいらっしゃるそうでして。日曜日ですが飛行します、と岐阜基地HPにも記されていました。そういう愉しみ方もあるのかと妙に感心したことも。

 G-3Xでは、距離からは遠すぎるものではないのですけれど、EOS-7Dで真剣に撮影していますから、片手間のG-3Xでの撮影となりますとこんな感じになるのですかね。カメラ二台の撮影、左手の小指と薬指でレリーズシャッターを操作して撮った割には上出来でないか。

 F-2戦闘機の機動飛行、こちらも岐阜基地からのリモート参加です。前回撮影に浜松へわたしが展開した際には、この機動飛行を広報館から撮影しました。順光なので広報館から撮影するというのは良い選択肢だったのですけれども、その後の基地内への移動が遠かった。

 キャベツ畑の真ん中を道に沿って南門まで徒歩で移動しましたが、浜松基地航空祭2023は南門からは徒歩入場できないということでしたので、ちょっと断念しました。北門まで広報館から移動するとなりますと、ちょっと距離的に厳しいような印象もあったゆえに。

 路線バスで当初は、基地まで移動することも考えたのですが、だめですねCOVID-19の影響で久しぶり過ぎました此処浜松基地への移動は、危うく変な方面に向かう路線に乗りそうになりまして、もう少し下調べで路線バスを見るべきだったか。下調べは大切という。

 ブルーインパルスの飛行展示が、いよいよ開始されました。そう、前回広報館から基地内まで移動したのは、ブルーインパルスを基地内で見ようという撮影構図から、ちょっと歩いたのですけれども。基地内でなければ地上展示航空機は撮影出来ませんから、ねえ。

 航空祭の迫力、この構図を撮影する事は基地の周りからも出来る事ですけれども、ブルーインパルスは浜松基地以外でも飛行展示を行います、すると、例えば岐阜基地で撮影したブルーインパルス飛行展示を、浜松で撮影しました、と示しても概ね分らないかもしれぬ。

 ブルーインパルス、もちろんこういう構図を王道の構図と呼んでいるのですが、わたしが大切にするブルーインパルスの写真は、どこの基地で撮影したのか分かる構図で撮影する、というものです。すると、どうしても広角レンズで地上の様子を含めて撮る必要がある。

 天竜。巡洋艦の天龍か、とおもわれるかもしれませんがさにあらず。ブルーインパルスはもともと、ここ浜松基地が発祥の地でした。コードネームは天龍、もともとは古くなり始めたF-86Fでどういった運用ができるのか、ということを研究する為の戦技研究部隊だ。

 インパルスブルー、そう、天龍ではちょっと天竜川が近いといってもわかり難いので、故に当時の無線コールサインがインパルスブルーとなっていましたので、天龍ちゃん改めブルーインパルス、となったわけです。当時の飛行展示は低すぎて見えなかったともいう。

 ジープに引っ掛ける程低空飛行過ぎた為、ブルーインパルスは高い高度で飛行展示を行うようになったとも。その後、不幸な事故はこの浜松でも起きてしまっていますが、訓練というか練習を重ねて、いまも航空祭の飛行展示代表格として、大人気の展示なのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【京都幕間旅情】初詣-下鴨神社,糺の森を経ての神社本殿とみたらし池を巡り新しい一年の日常を愛でる

2024-01-11 07:00:18 | 写真
■人出の多い日常と
 元旦の能登半島地震にいきなり出鼻を挫かれた印象はあるのですがこれは現実だ。しかし物事をどう受け止めるかで日常を愉しめることをこの数年で学んだ気もします。

 糺の森を経ての下鴨神社、京都屈指の歴史を誇る下鴨神社は、その創建当時にはこのいったいが深々とした森となっていたといいまして、そう気づくのは、たしかに周りに住宅街などの建設は進んでいるのですけれども、背の高い木々は静けさいがいの空気を阻んでいる。

 初詣の熱気のようなものはあるのです、そしてこの拝殿から本殿までの人の列が延々続いている様子は、新年を思わせる確かな風景なのですけれども、しかし、糺の森、そしてこの周りの木々が一種の結界、というべきでしょうか、凛とした空気を醸しているのですね。

 みたらし池から糺の森へと続いている小川も、音を奏でているのですけれどもその音は雑踏というか様々な音と共に騒音以外の音を成り立たせていまして、さて、と一歩一歩に異なる風景の社殿とともに歩み進めてゆき、絵馬以外の昨年との変化をさがしてみました。

 下鴨神社に初詣とともに、今年もおもしろい一年でありますように、と願掛けをしましたが、いや、実際それなりのいい歳を迎えたいまでも、新しい発見というのは多いものなのですよね。列車に乗ってたとえば空挺団の降下訓練始めへ行った際などでも発見がひとつ。

 新富士駅の手前、お江戸くだりと小松左京のような表現で新幹線を東にすすんでいますと、富士山が見えるのは向かって右側のA席からなのか、と2024年に初めて気づきました。富士山側の席から富士山がみえる15分ほどまえのことという。これも小さいけれども発見だ。

 新大阪駅から京都タワーが見え始めた際の感覚ににているのかな、太平洋側のA席からふっと見えた際には妙に新鮮でした、そう。静岡ですから同じく思い出すのは、浜松基地航空祭で広報館から撮影すると離陸前のT-4背景に富士山が入ったことを発見したような。

 2023年はいろいろ発見と出会いが多かった、そして、いままで半長靴というのは絶対はくと靴づれするものだとおもっていたら、20世紀から愛用しているリーガル、その半長靴だと靴ずれしないということを知ったのも2023年、行動の幅がまたひろがりまして。

 みたらし池の写真を撮るさいにも、従来の靴では水にふれないかおっかなびっくりの撮影でしたが、この半長靴、ゴアテックス製だという、これを装備していますと、もうずぶずぶ行けてしまう、つまり撮影の幅が広がった、もう演習場も靴ずれはおきない。

 東京の上野で食事していたところで壁の隙間に動くものが有りまして、何とネズミさんだった、ちょうどBBCでロッカーを夜中に整理してくれるネズミという話題がありましたが、東京ではネズミさんをあんなところでみた、こういうのも発見、というべきなのかなあ。

 しかし、考えてみると新幹線で風景を見られる余裕も、空挺団降下訓練始めが行われるのも、上野の雑踏の中でお買い物をして食事を愉しめるのも、これは日欧が戻ってきている、非日常というのはもちろんCOVID-19の蔓延していた時代との比較なのですけれども。

 日常の中にもこうした小さな発見が続く事なのですから興味もつきません。ただ、一方で敬遠したくないものは、元日地震のような非情な非常という出来事でして、そして昨年は気象災害といえば猛暑酷暑でしたが、この数年間巨大台風が来ないことは少し気になる。

 今年もおもしろい一年でありますように。一発ものの大望というよりは、待望の出来事を数多と積み重ねてゆく中に日常の安寧を見い出して、面白くなき世を面白く、という幕末の英雄のような言葉を実践してゆきたいなあ、ふとそんなことを考えてしまうのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする