■自衛隊関連行事
残念ですが入間航空祭は中止となっていますのでお出かけ予定の方は最新情報をご留意ください。
今週末は入間基地航空祭が開催される予定でしたが、残念ながら能登半島地震災害派遣が優先され、入間基地航空祭は中止となりました。入間基地はC-1輸送機が配備されている実任務部隊として最後の部隊であり、かつC-1輸送機は年度末に退役が予定されているため、最後の航空祭となる見通しでしたが、災害派遣が優先となりますと仕方ありません。
航空祭は、特に展示飛行を実施する為、先ず飛行展示が航空法や航空機性能と比較して可能なのかを精査し、その上で練成飛行を経て予行に臨み、そして本番の飛行展示を行います。このため、20日の航空祭本番を迎えるならば12月より準備しているものを1月の訓練始めの後に直ぐに予行を開始しなければならない、そんな時期に発生しました地震です。
C-1輸送機、速度と機動性を重視し錯綜地形の覆い日本本土での運用を第一に設計された素晴らしい輸送機なのですが、なにしろその設計はお故意縄返還前の時代のもので、航続距離の限界とともに、耐用年数も限界を迎えています。ただ、航空祭は最後の晴れ舞台でもありましたから、そのC-1輸送機が震災で晴れ舞台も無くなる事はただただ残念という。
入間基地、今回の能登半島地震により能登半島が被災し、現地には航空自衛隊輪島分屯基地、レーダーサイトがあったことからレーダーサイトは震災初日に被災者収容や輪島市へのリエゾン派遣などを実施しています。そしてこの分屯基地、という位置づけなのですが、入間基地の分屯基地、そして部隊は中部方面警戒管制団の隷下部隊となっている事情が。
中部方面警戒管制団司令が入間基地司令であり、要するに入間基地司令の隷下部隊が被災地にあり、入間基地の分屯基地が被災している状況なので、災害派遣に注力したい、入間基地HPにはこう記されたうえで航空祭の中止が発表されています。航空祭、例年では儒一月三日文化の日に開催されるのですが、今年度は航空観閲式実施により延期されていて。
C-1輸送機は、31機が量産されました。いや当初は60機程度の量産が見込まれていたのですが、量産開始後に1973年のオイルショック、第一次石油危機が発生、この為に防衛費もインフレによる狂乱物価のため、防衛費を増額しても製造費増大を抑えられない状況に陥り、結果的にほぼ半減した、という厳しい歴史がありまして、2個航空隊へ配備された。
C-1輸送機には、アメリカのC-141輸送機のような胴体延長改修なども検討されたとはいうのですが、なにしろ実質的に調達数が半減しており、改造の為の試験費用も機数で割ればかなりの額となる為、航空自衛隊は不足する輸送機をC-1輸送機生産終了後、C-130H輸送機の導入により代替しています。そしてそのC-1,後継には国産のC-2輸送機が製造中だ。
C-2輸送機については、当初26機の製造が計画されていたものの輸送機が大型化した為に輸送需要を機数削減した場合でも担える、という結論から調達数が削減される見通しです。C-1の後継機に1990年代にはアメリカのC-17輸送機が検討されたものの、輸送力の大きさから1個航空隊に2機あれば十分という財務当局の指摘を受け断念した歴史があります。
C-1輸送機2個飛行隊の後継を極論ではあるものの、4機のC-17で置換えてしまっては即応機が確保出来ないなど問題が生じるため、C-2輸送機に、これまた政治的に収まったのですが、しかし結局2機とはいわないまでも飛行隊定数は削減されることとなり今に至る。その過渡期の航空祭というだけに期待していました故、ちょっと中止が残念なのですね。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・行事予定:特になし
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
残念ですが入間航空祭は中止となっていますのでお出かけ予定の方は最新情報をご留意ください。
今週末は入間基地航空祭が開催される予定でしたが、残念ながら能登半島地震災害派遣が優先され、入間基地航空祭は中止となりました。入間基地はC-1輸送機が配備されている実任務部隊として最後の部隊であり、かつC-1輸送機は年度末に退役が予定されているため、最後の航空祭となる見通しでしたが、災害派遣が優先となりますと仕方ありません。
航空祭は、特に展示飛行を実施する為、先ず飛行展示が航空法や航空機性能と比較して可能なのかを精査し、その上で練成飛行を経て予行に臨み、そして本番の飛行展示を行います。このため、20日の航空祭本番を迎えるならば12月より準備しているものを1月の訓練始めの後に直ぐに予行を開始しなければならない、そんな時期に発生しました地震です。
C-1輸送機、速度と機動性を重視し錯綜地形の覆い日本本土での運用を第一に設計された素晴らしい輸送機なのですが、なにしろその設計はお故意縄返還前の時代のもので、航続距離の限界とともに、耐用年数も限界を迎えています。ただ、航空祭は最後の晴れ舞台でもありましたから、そのC-1輸送機が震災で晴れ舞台も無くなる事はただただ残念という。
入間基地、今回の能登半島地震により能登半島が被災し、現地には航空自衛隊輪島分屯基地、レーダーサイトがあったことからレーダーサイトは震災初日に被災者収容や輪島市へのリエゾン派遣などを実施しています。そしてこの分屯基地、という位置づけなのですが、入間基地の分屯基地、そして部隊は中部方面警戒管制団の隷下部隊となっている事情が。
中部方面警戒管制団司令が入間基地司令であり、要するに入間基地司令の隷下部隊が被災地にあり、入間基地の分屯基地が被災している状況なので、災害派遣に注力したい、入間基地HPにはこう記されたうえで航空祭の中止が発表されています。航空祭、例年では儒一月三日文化の日に開催されるのですが、今年度は航空観閲式実施により延期されていて。
C-1輸送機は、31機が量産されました。いや当初は60機程度の量産が見込まれていたのですが、量産開始後に1973年のオイルショック、第一次石油危機が発生、この為に防衛費もインフレによる狂乱物価のため、防衛費を増額しても製造費増大を抑えられない状況に陥り、結果的にほぼ半減した、という厳しい歴史がありまして、2個航空隊へ配備された。
C-1輸送機には、アメリカのC-141輸送機のような胴体延長改修なども検討されたとはいうのですが、なにしろ実質的に調達数が半減しており、改造の為の試験費用も機数で割ればかなりの額となる為、航空自衛隊は不足する輸送機をC-1輸送機生産終了後、C-130H輸送機の導入により代替しています。そしてそのC-1,後継には国産のC-2輸送機が製造中だ。
C-2輸送機については、当初26機の製造が計画されていたものの輸送機が大型化した為に輸送需要を機数削減した場合でも担える、という結論から調達数が削減される見通しです。C-1の後継機に1990年代にはアメリカのC-17輸送機が検討されたものの、輸送力の大きさから1個航空隊に2機あれば十分という財務当局の指摘を受け断念した歴史があります。
C-1輸送機2個飛行隊の後継を極論ではあるものの、4機のC-17で置換えてしまっては即応機が確保出来ないなど問題が生じるため、C-2輸送機に、これまた政治的に収まったのですが、しかし結局2機とはいわないまでも飛行隊定数は削減されることとなり今に至る。その過渡期の航空祭というだけに期待していました故、ちょっと中止が残念なのですね。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・行事予定:特になし
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関